カクテルのレシピには生のライムを使うことが多いですが、生のライムは高いですし切ったり絞ったりするのに時間がかかります。なのでお家でカクテルを作るにはライム果汁が重宝されます。
しかし、ライム果汁といっても濃縮還元のものやストレート果汁など種類が様々あるので選ぶのが大変です。しかも一度に使うライム果汁の量は15mlほどと少ないので一回買って美味しくなければ無駄になってしまいます。
そこで皆さんがライム果汁の購入で失敗しないように色々な商品を歴16年のホームバーテンダーが徹底レビューしていきます!この記事を見れば自分にあった失敗しないライム果汁を選べます
※この記事は商品PRを含んでいます。当サイトはAmazonアソシエイト等のアフィリエイトプログラムに参加しており当サイトにて紹介している商品を購入すると売り上げの一部が運営者に還元されます。またストレート果汁はロットによって味に差が出ることがあります。当記事は投稿時に試飲したものについて記事を作成しております。
結論、1番おすすめライム果汁は?
ライム果汁は目的によって1番が変わります。おすすめのライム果汁を目的別に2種類ご紹介します↓
色、酸味、コク全てのバランスを求めるならこちら!|テルヴィス
「酸味」「旨み」共にバランスの取れたライム果汁でどんなカクテルにも相性が良いでしょう。小さいサイズもあるので冷蔵庫の隙間にも入り便利!色も薄めなので本来のカクテルの雰囲気を邪魔しません。また生の青臭さは一切ないため、とても飲みやすいカクテルが作れます
「できるだけ生のライムに近づけたい」そんなあなたはこちら!|メキシコ
生ライムのようなフレッシュ感を重点に置く方はこちら一択です。皮目から絞ったような精油様の芳香を感じ取ることができます。酸味とコクのバランスが程よくカクテルへの相性も抜群です。
ちなみに、、レモン果汁もいろいろあります
カクテルの割材にはライム果汁も使われますが、「レモン」果汁も同じくらい使われます。ライム同様レモンも商品によって全然味わいが違い「思った味じゃなかった、、」ということもしばしば。主要な8種類のレモン果汁をレビューしていますので良ければこちらもご覧ください↓
8種類のライム果汁を色々な方法で比較してみた
比較対象物と項目
比較するライム果汁は5種類
左から
◼️リナルディ
◼️テルヴィス
◼️ビオ
◼️かたすみ
◼️メキシコ
比較する項目は6種類
◼️色
◼️香り
◼️味
◼️スピリッツ割(ジン ボンベイサファイア)
◼️リキュール割(カシスリキュール)
◼️トニックウォーター割(フィーバーツリー)
色
色の濃さは濃い順に、
ビオ>かたすみ>メキシコ>リナルディ>テルヴィス
色の濃さはカクテルの色合いに影響してきます。レシピ本のカクテル写真は生ライムの使用がほとんどで薄色です。そのため薄い方がカクテルの再現性が高くなります。よって色合いはテルヴィスがカクテルに向いています。
フレイバー
香りは大きく分けると「酸味が強い」ものとを「青臭さを感じる」ものとにわかれました。
「酸味が強いもの」はスッキリ飲めるようなライム果汁でカクテルの味をキリッとさせてくれます。「青臭さを感じるもの」はコクの様な旨みが強いのでトマトカクテルのような複雑さを感じさせるレシピに向いています。
【酸味が強いもの】
リナルディ、テルヴィス、メキシコ
【青臭さを感じるもの】
ビオ、かたすみ
リナルディは酸の香りが強く香りました。青臭さはほとんどありません。ライムの酸味を強く感じるだけでなく旨みも感じます。
テルヴィスは酸の香りを感じますが全体的に薄く上品に香りました。旨みと酸味のスッキリさが非常にバランスよくできています。
ビオとかたすみは青臭い香りが強かったです。味わいはコクがあって複雑な味わいがして美味しいです。ビオよりもかたすみの方が香りとコクが強く感じました。
メキシコについては皮の精油成分のような香りを感じます。そのため生のライムを使っているようなフレッシュな印象のフレイバーです。
ボンベイサファイアとライム果汁 1:1
リナルディで作ると酸味がたつジンライムになります。キリッとするカクテルを作るのにおすすめです。
テルヴィスは酸味とコクが良いバランスです。旨みも感じてスッキリな味わいに仕上がりました。
ビオとかたすみは旨みがかなり強いので奥ゆくのあるジンライムにおすすめ。その分青味の香りが強いので香りも込みで楽しみたい方はおすすめです。
メキシコは生のライムの皮のような苦味とフレッシュな柑橘様香りを感じることができます。生感が強く優しい飲み口でとても飲みやすいジンライムが作れます。
ジンにはボンベイサファイアを使用。プレミアムな人であるがお求めやすい価格で手に入りやすい。ボタニカル香り
カシスリキュールとライム果汁 1:1
リナルディは酸味が引き立つカクテルが作れました。とてもスッキリする味わいなのでキリッとするカクテル作りには重宝すると思います
テルヴィスはリナルディに比べると少し落ち着きがある印象で旨みと酸味のバランスが心地よくバランスの良いカクテルが作れます。
ビオとかたすみは香りに青臭さがあるものの味わいはとても美味しいくコクや旨みを感じる複雑な味わいになります
メキシコはとてもスムーズで飲みやすくライム皮の精油を感じるフレッシュな印象のカクテルに仕上がります。
カシスリキュールはルジェのものを使いました。手に入りやすくスーパーでも手に入りやすい品です。エントリーモデルとしてはうってつけの商品
トニックウォーターとライム果汁 1:1
リナルディは酸味が立つカクテルに仕上がります。キリッとスッキリするカクテルを作りたい方はこちらがおすすめ
テルヴィスで作るとバランスよく作れます。トニックウォーターの甘味とライム果汁のコクが相性が良くバランスの取れた美味しいトニック割りが作れます。
ビオとかたすみは味わいの複雑さは増しますが炭酸によって青臭い香りが際立ちますので香りが気になりました。なので香りが強いトマトやミントを使うカクテルレシピがおすすめです。
メキシコはとてもスッキリした味わいでとても美味しいです。皮の苦味の中にもトニック酸味と甘味を感じるバランスの取れた味わい。生ライムで作るジントニック様のフレイバーも感じることができました。
どれがどんな人におすすめか
リナルディ
リナルディは酸味が強くレモンのようにライムを楽しみたい方におすすめ。味わいはフレッシュで臭さは全くないのでどんなカクテルでも問題なく作ることができます。
テルヴィス
酸味と旨みのバランスがよいバランスを求める方はこちらがおすすめ。臭みもないためどんなカクテルとも相性が良いのでこれ一つで安心です。色も落ち着いているためカクテルに余計な色をつけたくない方にもおすすめの一本。
ビオ
フレッシュなライムと絶妙な生の旨みを感じたい方はこちら。青臭い香りがするので少し飲みにくい感じはありますがその分旨みが強いので味に奥行きのあるカクテルが作れます。
かたすみ
ビオよりも旨みが強く酸味は弱いです。旨みをとことん追求したい方はこちらのライム果汁がおすすめ。青い香りがありますがその分旨みは強く複雑な味わいがします。
メキシコ
今回紹介する中で1番にフレッシュ感を感じるライム果汁。ライム皮や精油を感じるフレッシュさを感じるライム果汁です。酸味はそこまで強くなく青臭い香りもしないために生のライムを使うように使用することができます。
ライム果汁を使い切るには?|おすすめのカクテルレシピ10選!
ロングカクテル
ジントニック
ライムの柑橘香とジュニパーベリーのハーブ香の相性抜群!食前、食中、食後どれでも飲みやすい味わい
●ジン30ml
●トニックウォーター適量
●ライム15ml
全てをグラスに注いで完成!
ジントニックは誰もが知っているスタンダードカクテル。スタンダードカクテルゆえにみんなに振る舞う可能性も多いカクテルなので覚えておくと損はありません。
写真のジンは「タンカレー」で柑橘香がするとても美味しいジンです。味わいはとてもキレのある味わいですがその中人もいい感じのカクテル風味があって美味しいです
モヒート
ラムのフルーティーなフレイバーとミントが気分を上げてくれます。夏向けのスッキリな味わい
●ラム30ml
●ミント適量
●ライム15ml
●シロップまたは粉糖1tspまたは適量
●ソーダ適量
全てをグラスに注いで完成!
モヒートは有名でスッキリして飲みやすく万人受けする味わいです。
ラムは「バカルディ」か「プランテーション」がおすすめです。「バカルディ」で作るとラム特有の芳香がたんまりと楽しめます。「プランテーション」は若干ブランデーのような印象でラム独特の芳香が苦手な方におすすめです。
モスコミュール
ジンジャーのスパイス感とライムのスッキリ感でスッキリ飲みやすい。食前、食中、食後どのタイミングでも飲みやすい味わい
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●ジンジャエール適量
全てをグラスに注いで完成!
写真はスパイスを加えてアレンジしております。よりスパイシーを求める方にはおすすめです。
居酒屋で目にすることがあるモスコミュールですが味わいは全然違います。一度作ると居酒屋のモスコミュールには戻れなくなりますよ。
「ウィルキンソン」で作れば辛口スパイシーに、「フィーバーツリー」で作れば中辛でフレッシュな味わいに仕上がります
ウォッカベースのカクテルは他にも色々あります!
ウォッカベースのカクテルは他にも色々な種類があり初心者でも作りやすいものが多いです。自分のお気に入りのレシピを見つけて作ってみましょう↓
ギムレット
ガツンと来る中にもまろやかさがあります。ジュニパーベリーとライムの香り高さを感じる味わい
●ジン45ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
とても有名なカクテルでアレンジがいくつもあります。ハードリカーを強く感じる中にもまろやかさがあり、王道のスタンダードカクテルを思わせる味わいです
写真はNo.3を使っています。とてもしっかりした味わいでジュニパーベリーを強く感じる中にも柑橘やその他のハーブをバランスよく感じます。コシが強いのでカクテルにしても上手く伸びてまとまった仕上がりにしてくれます。
ギムレット アレンジ
通常のギムレットと違ってスパイスの香りや味の奥行きが感じられます!ウッディな香りとカルダモンが絶妙に融合するフレイバー
●ヘンドリクス ジン45ml
●ブラック カルダモン適量
●ライム10ml
●和三盆糖2tsp
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
アレンジレシピ。よりウッディな印象の落ちついたギムレットです。ぜひお試しを!
アレンジレシピの細かい作り方やジンの比較検討もしていますので気になる方はチェック↓
ダイキリ
ラムの芳香を強く感じるカクテル。アルコールを感じるがライムと糖分によって飲みやすくなっておりスッキリ甘いフレイバーです
●ラム45ml
●シロップまたは粉糖適宜
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
こちらも有名なカクテルでキリッとした味わいのカクテルです。レシピは簡単ですが奥の深い難しいカクテルです。
ラムは「バカルディ」か「プランテーション」がおすすめです。「バカルディ」で作るとラム特有の芳香がたんまりと楽しめます。「プランテーション」は若干ブランデーのような印象でラム独特の芳香が苦手な方におすすめです。
ジャックローズ
りんごとグレナデンのフレイバー。甘酸っぱくて飲みやすいが度数は高め。ブレンデーならではの重厚さも感じます
●カルヴァドス45ml
●グレナデンシロップ20ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
柘榴とアップルブランデーの果物感が相性が良いカクテル。度数が高いけど飲みやすいかくてるで口当たりが良いことから大人な女性におすすめのカクテルです
「クールドリヨン」のセレクションはフレッシュなリンゴの香りでとても美味しいのでおすすめです。一方「レゼルブ」は濃厚なリンゴの香りと熟成香が強く本格的なカクテルに仕上がります。
スカイダイビング
ラムのフルーディーな香りとオレンジの爽やかさの相性抜群!気分が清々しくなるフレイバーです
●ジン45ml
●ブルーキュラソー15ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
綺麗な青色でスイスイ飲んじゃいそうですが度数は強いです。これを相手に出せば確実に盛り上がります!テンションも上がります!
ラムは「バカルディ」か「プランテーション」がおすすめです。「バカルディ」で作るとラム特有の芳香がたんまりと楽しめます。「プランテーション」は若干ブランデーのような印象でラム独特の芳香が苦手な方におすすめです。
スカイダイビング マリエンホーフ
スムースで上品。プラムとライムの相性がいいです。スッキリ飲めるけど優しい甘みを感じるバランスの取れたフレイバーです。
●プランテーション45ml
●マリエンホーフ社 ブループラム20ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
ブループラムリキュールはその色合いが美しいこともさることながら、味わいも大変上品です。使い切りレシピも載せていますのでご参考まで↓
レモライムサワー
レモンとライムを合わせて酸味に奥行きを感じます。レモンリキュールと三ツ矢サイダーで甘味があるため酸っぱすぎないボディしっかりの味わい
●レモンリキュール20ml
●レモン果汁20ml
●ライム果汁20ml
●三ツ矢サイダー適量
全てをグラスに注いで混ぜ合わせて完成!
レモンサワーにライムのニュアンスを加えたカクテル。レモンだけよりもボディがしっかりして美味しいです。料理とも相性が良いですよ。三ツ矢サイダーが甘いので甘さをシロップで調整する手間が省けて簡単に作れるのも魅力的!
シェークに必要な道具はこちら!
カクテルを作るにはバーにあるような専用器具を使った方が作りやすく本格的にカクテルを楽しめます。「これを選んでおけば間違いない!」というようなハズレのないアイテムを載せていきます。
シェーク
メーカー不明の安価シェーカーを買うと噛み合わせが悪かったり爆発することがありますのでシェーカーは注意して選ぶことをおすすめします。バースプーンはシェークする前に軽く混ぜて味見をするときに重宝します。長めのものが扱いやすいのでおすすめです。
必要な器具:バースプーン(バーディかミスタースリム)、シェーカー(バーディかユキワ)※Amazon商品について:出荷元は可能な限りAmazonのものを載せています。(Amazonプライム会員またはAmazon出荷元の購入金額2000円以上は配送料無料
シェーカーとバースプーンの特設記事ありますのでご参考まで↓
ミキシンググラス✖️ステア
ミキシンググラスという大きめのグラスに材料を入れて混ぜ合わせる手法です。ミキシンググラスでのステア技法はシェークと比較してカクテルにお酒感を残したい時に使うことが多い手法です。
必要な器具:バースプーン(バーディかミスタースリム)、ミキシンググラス、ストレーナー※Amazon商品について:出荷元は可能な限りAmazonのものを載せています。(Amazonプライム会員またはAmazon出荷元の購入金額2000円以上は配送料無料
バースプーンの特設記事です。ご参考まで↓
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