【失敗しない!】ミキシンググラスの選び方|ミキシンググラス14選|歴16年ホームバーテンダー解説

バー道具

カクテルでマティーニなどを作るときに必要なミキシンググラス。カクテル専用道具ということもあり、どれを選んだらいいか、わからなくなりませんか?

「そもそもミキシンググラスってなに?」

「値段が高いから失敗できない、、」

「結局、どれを選べばいいの?」

という悩みにすべてお答えします!

この記事では、16年間カクテルを作ってきた私が、今までに購入してきたミキシンググラスを参考に「失敗しない選び方のポイント」をギュッと要点をまとめてご紹介します。

これを見れば、ミキシンググラスを選ぶポイントを身に着けられるだけでなく、ミキシンググラスを使ったカクテルへの応用まで網羅することができます。

理想のミキシンググラスに出会えたとき、カクテルの世界が一気に広がります。
道具選びからはじまる、最高の一杯を私と一緒に見つけましょう!

ステアで作るカクテル「ポーラーショートカット」

今回の記事で、最も自信をもっておすすめできるアイテムは、CRIZONのクリスタルミキシンググラスです。おすすめの理由は、、↓

  • 重量がちょうどよいのでずれない
    軽すぎず、しっかりした重みがあるから、混ぜているときに動いてしまうストレスがありません。
  • 口径が広いから大きい氷を入れやすい
    大きい氷を使用できるため、液体と触れる面積が少なく済み、カクテルが水っぽくなりにくいです。
  • 厚底だから、冷却に影響を与えない
    底が厚いから、グラスの底を持ったときに手のぬくもりが伝わりにくく、中の温度をしっかり保てます。

以上より、「最初におすすめのミキシンググラス」にふさわしいのは、間違いなくCRIZONです。
実際に何度もカクテルに使い、色々なメーカーの商品と比較して確かめてきた、だからこそ、胸を張っておすすめできます!

ミキシンググラスはストレーナーと合わせて使う道具になります。初めて購入する場合はストレーナーも購入しましょう!(基本どのミキシンググラスでも使えます)

ミキシンググラスは、カクテルでしか使わない専門道具なので、何をどう選んでよいのかわからなくなりますよね。ここからは、16年カクテルを作ってきた私が、今までの経験から「失敗しないミキシンググラス選びのポイント」を紹介していきます。

ミキシンググラスを選ぶポイントは、たった3つ!それだけで、失敗を防ぐことができますよ

ミキシンググラスの重量は600g前後のものを選びましょう。軽すぎるとグラグラするし、重すぎると動かすときに何かと不便です。私は、使う時に取り出して、使った後また洗って棚に戻す、という毎回の作業が意外とストレスになります。

以上より、ミキシンググラスは軽すぎず重すぎない600g前後がおすすめです。

メーカー重さ備考
矢来522g少しだけ軽めです。使うとすこーしずれてきます
HOSSJOY690gかなり重めでずっしりきます
CRISON630gちょうど良い重さでストレスなし!
管理者調べ

ミキシンググラスの口径はなるべく広いものを選びましょう。口径が広いと、手技的に作りやすかったり、大きな氷が入ることで冷却効率が上昇したりといいことづくめです。実際、私の感覚では、直径0.5cmの違うだけでも、使いやすさは結構変わります。

メーカー口径備考
矢来7.5cm不自由なく使えます
HOSSJOY7.5cm不自由なく使えます
CRISON8cm上の二つと比較して使いやすさ・冷却効率が良いなと感じました
管理者調べ

ミキシンググラスの底は、厚いものを選びましょう。基本的にミキシンググラスを扱っているときは、底に手を触れてミキシンググラスを支えます。底が浅いとカクテル液の部分に手を触れて支えなければならないので、中の液体の温度が上がってしまい、出来上がるカクテルがぬるくなったり、水っぽくなってしまうことがあります。そのため底が厚いものを選ぶとより効率よく美味しいカクテルが作れますよ

メーカー底の厚さ備考
矢来2cm約指1本分。
指先で押さえることができます
HOSSJOY2cm約指1本分。
指先で押さえることができます
CRISON3cm約指2本分。
手でしっかり抑えることができます
管理者調べ

重さも600g付近でちょうどいい!口径も大きい!底の厚みもしっかりあってステアしやすい!この記事の中でもっとものすすめの商品は「CRISON」です。

  • 重量がちょうどよいのでずれない
    軽すぎず、しっかりした重みがあるから、混ぜているときに安定感があって安心です。作業中にグラスが動いてしまうストレスがありません。
  • 口径が広いからバースプーンを回しやすい、大きい氷を入れやすい
    口が広くて手元が見やすいので、バースプーンもスムーズに動きます。また大きい氷を使用できるため、液体と触れる面積が少なく済み、カクテルが水っぽくなりにくいです。加えて冷却効果も向上することから、いいことしかありません!
  • 厚底だから、底に手を添えた時に液体面に触れず、冷却に影響を与えない
    底が厚くてしっかりしているから、グラスの底を持ったときに手のぬくもりが伝わりにくく、中の温度をしっかり保てます。

いい商品だけあって高価ですが、とにかく失敗したくないという方はこちらを購入しておけば間違いありません。

ステア技法にはバースプーンも必要です。長いマドラーでも代用は可能ですが、せっかくミキシンググラスを買うならバースプーンも検討しましょう。プロも使うアイテムでカクテル創作すると気分も上がりますよ!さらに詳しく知りたい方は特設記事をチェック↓

他にもおすすめのミキシンググラスを見たい方は、最後にまとめて掲載して言います。こちらから飛べます。

今まで紹介してきた寸胴型のミキシンググラスが一般的な形。実はミキシンググラスの形は他にあるのです。それぞれ使うメリットデメリットがありますので、検討されている方は要チェックです。今

  • コップ型
    底の口径が小さいため、冷やすための氷を少量に抑えることができるのが特徴です。ただ見た目は普通の大きめのコップなので、オーセンティックバーのような見栄えはないです。
  • ゴブレット型
    ミキシンググラスに足があるので、足を持つことで冷却に影響を与えずにミキシンググラスを支えることができます。またゴブレット型は商品ごとの差が大きいのが特徴です。銘柄ごとの形の違いが激しかったり、価格帯が極端だったりします。

こちらの商品はグラスの周りにカクテルレシピが載っているのが便利なアイテム。通常のグラスとしても、ハイボールグラスとしても使えそうなアイテムですね!

ゴブレット型のミキシンググラスでは3000円台とお手頃な商品。作りはしっかりしていて口径も広いため、ストレスなくカクテルづくりができますよ。私はワインのデキャンタとしても使っています。

ミキシンググラスは、ガラス製とは別に金属製のものもあります。金属製はミキシンググラス自体が早く冷えるために材料も急冷されます。カクテルにおいて、急速に冷却することはとても重要なので、カクテルづくりに効率を求めるならば金属製のものがおすすめです。

金属製のミキシンググラスで一番のおすすめはBIRDYのミキシンググラスです。特殊な研磨のおかげで非常に滑らかなカクテルが作れる不思議なミキシンググラス。この商品を使えば、初心者でもプロ級の味わいが作れてしまいます。

少し高価ですが、失敗したくない、という方はBIRDYにしてみてはいかがでしょうか?

専用のストレーナーもありますので、セットでの購入をおすすめします↓このストレーナーは、卵を卵白と卵黄に分ける機能もついているので、料理の時でも使えちゃいます。

カクテルの王様。誰もが知ってるスタンダードカクテルです。このカクテルもミキシンググラスを使って作ります。

フレイバー

ジンのドライさをベルモットが包み込むとても上品で強い味わいです。

作り方


ジン90ml

ドライベルモット30ml

オリーブ1つ

オリーブ以外をステアしてグラスに注ぐ。最後にオリーブを沈めたら完成!

カクテルの王様であるマティーニ。作り方はかなりシンプルで難しいカクテルでもあります。マティーニはジンの割合が多くアルコール度数が高いのでジンのジュニパーベリー感を感じることができます。

他にもジンベースでおすすめのカクテルレシピを紹介しています↓

ジンベースのカクテルは多くの種類があります。中でもおすすめのレシピを載せています↓

お酒の味わいを存分に感じられる上品なカクテルです。ビターズの苦味で味わいがキリッと大人味に仕上がります。

フレイバー

ウォッカにハーブとアプリコットの香りが乗った上品で落ち着いた味わいのカクテルです

作り方


ウォッカ30ml

ドライベルモット15ml

アプリコットリキュール15ml

アンゴスチュラビターズ1dash

ステアしてグラスに注いで完成!

甘いフレイバーの中にアンゴスチュラビターズの苦味が加わり味わいを引き締めている大人なカクテル。ゆっくりまったり飲みたい時におすすめのカクテルです。

他にもウォッカベースのカクテルはたくさんあります↓

ウォッカは雑味の少ないベース酒であるために飲む人を選びません!ウォッカベースのカクテルが作れる様になるとレシピの幅が広がりますよ↓

ネグローニは「Drinks International」が選出する「The World’s Best Selling Classic Cocktails」で2022年・2023年と2年連続で世界第1位。ネグローニは世界で飲まれているカクテルです。

フレイバー

食前でも食中でも食後でもオールマイティーに飲めるほろ甘苦いフレイバー

作り方


ジン30ml

スウィートベルモット30ml

カンパリ30ml

全ての材料をステアしてグラスに注いで完成!

ネグローニは食前でも食中でも飲みやすいスタンダードカクテルでその作り方もシンプルなので飲みたい時にすぐ作れることも重宝する理由の一つです。

ここでしか見れないレシピを紹介しています↓

ネグローニはたくさんのアレンジレシピがあります。オリジナルのネグローニレシピを作ってみませんか?スパイスやプレミアムなリキュールを使ったレシピを紹介しています。ご参考まで↓

混ぜるだけでできてしまう優れものもあります!

カンパリ社が出している「カンパリ ネグローニ」は注ぐだけでネグローニができてしまうという優れものです。お手頃価格なのに味の完成度も高いのでお酒代を節約したい方はおすすめです↓

コペンハーゲンと東京を通る航空路線の開設を記念して作られたカクテルレシピです。

フレイバー

チェリーブランデーとダークラムのコクが上品に香りオレンジとハーブのニュアンスが複雑さを加えているフレイバーです

作り方


ダークラム20ml

ドライベルモット20ml

チェリーブランデー20ml

ホワイトキュラソー20ml

全てをステアしグラスに注いで完成

このカクテルで使う材料は比重が重いものが多く、難易度が高いカクテルレシピです。しかし何回も作っているとカクテルの味も良くなり成長実感を得られるますよ!とても極めがいのあるレシピです。

ホワイトキュラソーはジファール社もおすすめです!

ホワイトキュラソーはコアントローが有名ですがジファール社もとても美味しいリキュールです。ジファール社のプレミアムリキュールはカクテルでの使用に特化したフレイバーになっています。そのため出来上がるカクテルは格別ですよ!

他にも初心者におすすめのリキュールを比較して紹介しています↓

リキュールはとても多くの商品があり「どれを選べばいいの?」なってしまうことありますよね。この記事ではリキュールの選び方からおすすめの商品まで幅広く紹介しています。これを見ればリキュール選びで大きな失敗は無くなるでしょう

他にもミキシンググラスはたくさんあります。自分に合った商品を探してみてください!

きゅいにん
きゅいにん

まだまだ知らないミキシンググラスがあります↓購入の都度レビューしていく予定です!

ミキシンググラスのエントリーモデルといっていいほど有名なミキシンググラス。値段もお手頃で、使いやすさのバランスが良い商品です。手軽に始めてみたいならこちらの商品を検討するのもあり!

どっしりとした重量感のあるミキシンググラス。この商品でマンハッタンのような重厚なカクテルを作るのは粋かもしれませんね!

こちらは大きめの750mlサイズのミキシンググラス。大勢の人に振る舞うことが多い場合はこの750mlサイズもおすすめです。

金属製のミキシンググラスは銀色がほとんどです。ゴールドやブロンズをお求めならこちらのミキシンググラスはいかがでしょうか。使うたびに気分が上がりますね!

高級コップ型ミキシンググラスです。コップ型ではありますが底の口径が大きく見えますのでステアはしやすそうです。こんな雰囲気の良いミキシンググラスで作るカクテルは格別ですね!

金属製で装飾が施されているタイプの商品です。お酒置き場などに置いておくだけでも見た目が綺麗でインテリアにもなりますね。

ミキシンググラスへの装飾が美しい高級商品です。上品に施されたクリスタルのカットがカクテル作りの気分を向上させてくれますね

ドイツの高級クリスタルメーカー「ツヴィーゼル」が展開するミキシンググラスです。非常に美しく高級感漂う商品です。重量は0.76kgと記載があるためかなりな重厚感があるでしょう。

調べただけでもたくさんの種類があってどれを選んだらいいかわかりませんよね。今回ご紹介した方法を参考にすれば大きな失敗はなくなるでしょう。

自分に合ったミキシンググラスを選んで楽しいお家カクテルライフを送りましょう!

今回の一番おすすめ商品↓

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