この記事は
カクテルに使うジンジャエールをこだわってみたい!
というあなたへの記事です。
「ジンジャールは適当にスーパーで買っている」というのはとても勿体無いです。ジンジャエールは数も大変多くそれぞれで個性が全然違うんです。あなたの商品はそのカクテルには合っていないかもしれませんよ?
「せっかくなら拘りたいけど、そういう商品は通販でケース売りしかない。気に入らなかったらどうしよう、、」
安心してください!
歴16年のホームバーテンダーである管理者が実際に試飲したジンジャエールを10選ご紹介します。マイナーな商品も掲載していますので「こんな商品知らなかった!」という発見がきっと見つかりますよ!
商品の特徴を参考にして、あなたにぴったりのジンジャエールを選んで見てくださいね。使い切りのジンジャエールレシピも載せていますので、使って余ったジンジャエールも楽々消費できます。
こんな人が書いてます↓
当サイトはAmazonアソシエイト等のアフィリエイトプログラムに参加しており当サイトにて紹介している商品を購入すると売り上げの一部が運営者に還元されます。商品のレビューや検証内容等は個人の見解を含みます。本記事の内容で選んだ商品はその効果を保証するものではありませんのでご理解の上、お読み進めください
この記事で1番のおすすめは【ウィルキンソンのドライジンジャエール】
検証の結果、それぞれ個性があり美味しい商品ばかりでランキングをつけられませんでした。しかし「汎用性」「商品価格」「手に入れやすさ」については商品差がありました。この3項目のランキングで一位に輝いたのはこちらです↓
◼️ウィルキンソン ドライジンジャエール
ジンジャー感もありガス圧も強めでバランス良し。王道な味わいなのでどんなカクテルにも相性良いです。そのため急に「カクテルを作ろう!」となった時でもあらゆる要望に答えられるでしょう
価格は130円/500mlほどでお手頃です。スーパーにも売っているので、比較的どこでも手に入るのが嬉しい商品です。お家バーテンダーで苦労することは「ケース売りしかない、、」「そもそも売ってない、、」ということです。この2つの大きな問題をクリアしているのはこのウィルキンソンのドライジンジャエールです!

ウィルキンソンは「辛口」の商品がありますのでお間違い無く!
ドライジンジャエール(今紹介している商品)
辛口ジンジャエール(上の商品よりかなりスパイシー)
ジンジャエールの選び方は?

ジンジャエールには数多くの銘柄があり、それぞれ個性豊かで味わいは全然違います。ここではいくつかの選び方をご紹介します。探すときの参考にしてみてくださいね
味わいの違いで選ぶ
ジンジャエールには大きく通常タイプと辛口タイプがあります。辛口タイプは生姜が強かったりスパイシーだったりします。
通常タイプのジンジャエールは色々なカクテルに汎用性があります。辛口タイプは個性豊かな味をカクテルに活かすことでそのジンジャエールでないと出せない味わいを引き出せます。
炭酸の強さ、きめの細かさで選ぶ
ジンジャエールを使うカクテルはクーラーやバックといったカクテルの系統に使うことが多いです。これらの系統はどちらもゴクゴク飲めてスッキリするカクテルです。そのため、ジンジャエールでカクテルを作るときに「炭酸の強さ」や「泡のきめ細かさ」は重要な選別項目になります。
容器の種類や容量で選ぶ
ジンジャエールの容器には「缶」「ビン」「ペットボトル」等が使われています。それぞれの容器で若干の味の違いや炭酸強度が違うことがあります。缶は味がジンジャエールに移ることがありますので気になる方は缶以外の容器を選びましょう(味わいの変化はあったとしてもかなり僅かです)
おうちカクテルでのデメリットは「割材が使いきれずに余ってしまう、、」ということです。一度に使う量は大体100mlくらいなので500mlの商品だとかなり余ります。置いておくと炭酸が抜けるので、気の抜けた炭酸カクテルになってしまいます。
価格の違いや入手のしやすさで選ぶ
ジンジャエールは商品によって価格が大きく異なります。自分が購入したい味わいだけでなく価格も確認することをお勧めします。
またジンジャエールによって入手のしやすさも大きく異なります。ウィルキンソンは比較的どこのスーパーでも売っていますが石垣島ジンジャエールは店頭では見かけず通販で購入する場合がほとんどです。通販ですとケース販売が主になって来るので「買ってみたけど自分には合わなかった、、」と失敗してしまう場合もあります。この記事ではケース販売が主の商品レビューもしていますので購入のご参考にしてください。
ちなみにジンジャエールとジンジャービアの違いは?
ジンジャエールは生姜エキスを加えた商品ですが、ジンジャービアは生姜を発酵させてつくった商品のことです。ジンジャービアが必要なカクテルはジンジャエールで代用しても美味しく作れます。
先に結論|ジンジャエールの検証まとめ
検証の内容がかなり長くなるので、先に結果をもとにした商品レビューを載せていきます。相性の良いカクテルレシピも各ジンジャエールごとに紹介していますのでぜひチャックしてみてください
カナダドライ
汎用性の高さや入手しやすさが当記事トップクラスのジンジャエール。いろんなサイズもあるのもポイント!(他にも350ml、500ml、700ml、1500mlの容量があります)
味わいは少し酸味よりの味わいで程よいジンジャー感があります。ゴクゴクと飲めるようなジンジャエールがいい!」という方におすすめです。
◼️おすすめのカクテルは「ボストンクーラー」
カナダドライのゴクゴクと飲める味わいはクーラーに相性ピッタリです!

カナダドライのゴクゴクと飲める味わいはクーラーに相性ピッタリです!
●ホワイトラム45ml
●レモン15ml
●シュガー15ml
●カナダドライ適量
カナダドライ以外をシェークしグラスに注いだ後、カナダドライで満たして完成!
⭐︎カナダドライに酸味があるのでレモンとシュガーを調節しています
ウィルキンソン ドライ
ジンジャー感もありガス圧も強めで本格派ジンジャエール。王道な味わいなのでどんなカクテルにも相性良いです。そのため急に「カクテルを作ろう!」となった時でもあらゆる要望に答えられるでしょう
価格は130円/500mlほどでお手頃です。スーパーにも売っているので、比較的どこでも手に入るのが嬉しい商品です。お家バーテンダーで苦労することは「ケース売りしかない、、」「そもそも売ってない、、」ということです。この2つの大きな問題をクリアしているのはこのウィルキンソンのドライジンジャエールです!
◼️おすすめのカクテル派「クロンダイククーラー」
ウィルキンソンの本格派なジンジャー感とゴクゴクと飲める爽快感はクロンダイククーラーに相性ピッタリ!

ウィルキンソンの本格派なジンジャー感とゴクゴクと飲める爽快感はクロンダイククーラーに相性ピッタリ!
●ウィスキー45ml
●オレンジ15ml
●シロップ1tsp
●ウィルキンソン適量
●オレンジピール1個(なくてもOK)
ウィルキンソン以外をシェークしグラスに注いだ後、ウィルキンソンで満たして完成!
⭐︎ウィルキンソンはバランスの取れた味わいなので味の調節が難しいウィスキーベースでも美味しく作れます
ウィルキンソン 辛口
ウィルキンソンのドライジンジャエールより辛口な商品。(商品名が紛らわしいのでご注意を!)
ジンジャーや他のスパイス感が強くピリッとフレイバーです。比較的価格派お手頃で、かつスーパーでも売っていることが多いため入手しやすいです。
「オーセンティックなカクテルを作りたい!」「スパイシーなニュアンスをつけたい!」という方には大変おすすめです。ドライ同様に強炭酸で泡のきめも細かいため、相性が良いカクテル幅はとても広いです。
◼️おすすめのカクテルは「スパイシーなジンバック」

ウィルキンソン辛口のスパイシー感とジンは非常に相性がいいです。中でもジンをスパイス感のあるヘンドリクスジンにすれば、かなりまとまった味わいに仕上がりますよ
●ヘンドリクスジン30ml
●レモン15ml
●ウィルキンソン辛口適量
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
⭐︎ウィルキンソン辛口のピリッとした感じがヘンドリクスジンのスパイス感と相性抜群です!
フィーバーツリー プレミアムジンジャエール
この商品の特徴は、なんといっても上品なフレイバーということです。他の商品にはない上品なジンジャーやスパイスのフレイバーを楽しむことができます。炭酸の強さと泡のきめ細かさも申し分なくカクテルにすれば完成したカクテルノア味わいも上品なものに仕上がるでしょう。
値段はカナダドライやウィルキンソンと比較すると高価です。しかしその上質な味わいは購入する価値大有りです。飲んだことがない人はぜひ一度飲んでみることをおすすめします!
フィーバーツリーは家庭向けというよりはプロ向けの商品ですが、最近はお酒専門店でもバラ品で見かけることも多く比較的手に入りやすい商品になりました。オーセンティックな上品カクテルを作りをしたい方はこちらの商品がおすすめです。個人的には1番好きな商品です。
◼️おすすめのカクテルは「アップルジャックハイボール」

フィーバーツリーのジンジャエールを使えばカルヴァドスのりんご感を残しつつ上品にジンジャーを感じさせるカクテルに仕上げることができます!
●カルヴァドス20ml
●オレンジ10ml
●グレナデンシロップ1tsp
●フィーバーツリー適量
氷が入ったグラスに全ての材料を注ぎ混和させたら完成!
⭐︎香りが強すぎるジンジャエールだとカルヴァドスのりんご感も薄くなるのでフィーバーツリーの上品さが相性良し!
n.e.o
カクテルに使用することを前提に作られたジンジャエール。容量も紹介する中では最小の95mlで完全使い切りサイズなのもバーテンダー思いですよね。お酒専門店でたまに見かけますが、主には通販で購入することが多い商品です。
このジンジャエール、完成度が高いです!ジンジャーが沈澱しているタイプでジンジャーのガツンとくる味わいではありますが甘さが加えてあることにより驚くほどまろやかに仕上がっているのです炭酸はそこまで強くありませんがその分、泡のきめの細かさを感じました。ゴクゴク飲むカクテルというよりかはオーセンティックバーで飲むような上質なカクテルに向いている商品です。
◼️おすすめのカクテルは「モスコミュール」

モスコミュールは強いジンジャー感と相性が良いです。n.e.oはジンジャー感が強いもののまろやかな甘味もあるのでバランスの取れたモスコミュールに仕上がりますよ!
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●n.e.o適量
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
⭐︎n.e.oの強いジンジャー感がライムの芳香と混ざって香り高いカクテルに!
Q
アメリカのラグジュアリードリンクメーカーから。この商品は1番ドライな味わいのジンジャエールです。飲んだ時にふわっと香るジンジャーとアガベシロップの上質な甘さを楽しむことができます。店頭ではほとんど見かけないので通販での購入が主になります。
◼️おすすめのカクテル「プリマスのジンバック」

プリマスジンは滑らかな口あたりと柑橘系の香りを持つジン。繊細なQジンジャエールとの相性が良いです!
●プリマスジン30ml
●レモン15ml
●Qジンジャエール適量
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
CAPI
オーストラリアの自然派ドリンクメーカーから。飲んでみると、自然派な味わいの中に豊かなジンジャーと酸味と甘みが上質で厚みのあるジンジャエールです。少々酸味のある味わいなのでさっぱりとジンジャエールを楽しみたい方はおすすめのドリンクです。
◼️おすすめのノンアルコールカクテルの「シャーリーテンプル」

CAPIの酸味をザクロのシロップがマイルドにして飲みやすくしてくれます。CAPI自体が非常に美味しいのでグレナデンシロップは調節程度に入れるといいですよ!
●グレナデンシロップ20ml
●ジンジャエール適量
全ての材料を氷が入ったグラスに注ぎ混和させたら完成!
⭐︎酸味の調節程度に入れるのがコツ!
土佐山ジンジャエール 辛口
生姜が有名な高知県のジンジャエール。飲んでみるとガツンとジンジャー!今回紹介する中では1番に辛口に感じました。唐辛子のピリッとしたフレイバーもアクセントになっています。生姜の味わいを感じたい方はこちらの商品1択!
値段は今回紹介する中で高めです。土佐山ジンジャエールは通販でも購入できますが高知物産展に置いてあることもありますので、お近くにあれば立ち寄りで購入可能ですよ。
素材が強く出る分、甘味も強めに入っていますが、生姜→甘味→生姜の辛味で終わるのでかなり辛口な味わいです。かなり生姜を効かせたい場合は他に代わるものがないのでこちらはそう言うカクテルを作りたい時は重宝します。
◼️おすすめのカクテルは「モスコミュール」

土佐山ジンジャエールはn.e.oよりも辛口のためガツンとしたモスコミュールが作れます!生の生姜を使ったモスコミュールを思わせる味わいがとてもオーセンティックな組み合わせです
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●土佐山ジンジャエール辛口適量
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
⭐︎ 強いジンジャー感がライムの芳香と混ざって香り高い!さらにピリッとチリのアクセントがカクテルの味わいを引き締めます!
土佐山ジンジャエール マイルド
土佐山ジンジャエール辛口よりもマイルドになった商品。はちみつが入っており辛口が苦手な方でも飲みやすい商品です。マイルドになってはいるものの生姜のフレイバーは十分に感じることができるため「ただ甘いだけのドリンクはちょっとなー、、」と思っている方にはおすすめです。
◼️おすすめカクテルは「はちみつ風味のモスコミュール」
ジンジャーの力強い味わいとはちみつの甘さがほっとする時間を作ってくれます。しっぽり飲みたい方はおすすめのレシピです

ジンジャーの力強い味わいとはちみつの甘さがほっとする時間を作ってくれます。しっぽり飲みたい方はおすすめのレシピです
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●土佐山ジンジャエール マイルド適量
●はちみつ適宜
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
⭐︎ ジンジャー感と蜂蜜、ライムの芳香が合わさって甘酸っぱくまろやか!ほっとする味わいに
石垣島ジンジャエール ORO
八重山ファームの石垣島ジンジャエールです。飲んでみると、濃厚なシナモンとジンジャーの香りを感じます。今回紹介する中、1番高額な商品でいて1番個性的な味わいにジンジャエールです。石垣島ジンジャエールで作るカクテルは他のジンジャエールでは作ることができない特別なスパイスカクテルが作れますよ
◼️おすすめカクテルは「スパイスモスコミュール」

グラスを近づけると石垣島ジンジャエールのシナモン香が包み込む特別なモスコミュールです。甘〜い香りが好きな方はおすすめのレシピです。
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●石垣島ジンジャエール適量
氷の入ったグラスに材料を全て注ぎ混和させたら完成!
⭐︎石垣島ジンジャエールのシナモン感がモスコミュールを香り高いカクテルに引き立ててくれます!
各論|ジンジャエールのフレイバー比較
市販されている多くのジンジャエールから10個を厳選しどの商品が美味しいか、カクテルに合うかを検証しました
選び抜いた10種類のジンジャエールはこちら

検証する商品は写真の通りです。左から、
◼️カナダドライ
◼️ウィルキンソン辛口
◼️ウィルキンソンドライ
◼️フィーバーツリー
◼️n.e.o
◼️Q
◼️CAPI
◼️土佐山ジンジャエール マイルド
◼️土佐山ジンジャエール辛口
◼️石垣島ジンジャエール ORO
検証項目は以下の4つ
10種類のジンジャエールを検証する方法は以下の4つです
①色合い
ジンジャエールの色の濃淡は出来上がるカクテルの色合いに影響を与えます。ここではジンジャエールの色合いの違いを比較検証をしました。
②各ジンジャエールの味わい比較
ジンジャエールは味わいが銘柄ごとに全く違います。実際に試飲して各ジンジャエールの味わいを比較しました。
●炭酸の強さときめの細かさ
●酸味と甘味
●ジンジャー強度と他のスパイス強度
③カクテル検証|ジンジャエール:レモン果汁を90ml:10mlで混合
どのジンジャエールが1番カクテルに向いているのか検証しました。
ジンジャエールは主に「バック」や「クーラー」といったタイプのカクテルに使われます。これはゴクゴク飲めてスッキリするタイプのカクテルです。この「バック」「クーラー」どちらも共通するレシピは酸味が入っていることです。
そこでジンジャエールに酸味を付与して味わいがどのように変化するのかを比較検討しました。酸味については、カクテルでよく用いられるレモンを用いました。使用した商品はストレートレモン果汁のテルヴィスです。

バックとクーラーは下記が一般的なレシピです↓
バック :ベース+酸味+ジンジャエール
クーラー:ベース+酸味+甘味+ジンジャエール(またはソーダ)
④汎用性や経済性など利便性についての検証
たとえすごく美味しくてもどこにも売っていなかったり高額だったりすると手を出しにくいですよね。そこでお家カクテルをする際に気にするべきポイントである「汎用性」「価格」「手に入れやすさ」を比較検討しました。価格は主に通販サイトを引用しています。
検証結果
ここからは4つの検証項目の結果を紹介していきます。①〜④それぞれでジンジャエールの選ぶポイントも掲載していきます
①色合い

上段から下段、左から右に段々と薄くなっていきます。中にはジンジャーが沈澱していて懸濁している商品もあったため明確な差はつけられませんでした。
カクテルレシピ本に載っているようなジンジャエールに関しては色合いがちょうど良いものが多いです。「見た目をレシピ本通りの色にしたい!」という方は参考にしてみてください
「見た目はレシピ本通りの色にしたい!」という方はCAPI、ウィルキンソンドライ、カナダドライ、フィーバーツリーを選ぶとちょうど良い見た目になりますよ
②各ジンジャエールの味わい比較
ここでは「炭酸の強さ・泡のきめ」「甘味・酸味」「ジンジャー感・他スパイス感」の順番で検証結果を紹介します
炭酸の強さ・泡のきめ細かさ

炭酸の強さ順に上段から並べています。炭酸が弱いジンジャエールほど泡が細かく感じましたが、元々の炭酸が弱いこともあり判断がつきにくかったので評価は低めにしています。生姜が沈澱しているタイプと比較して沈澱のないタイプの方が強炭酸が多いことががわかりました。
甘味の強さ・酸味の強さ

甘味が強い順に上段から並べてあります。甘味が強いと酸味が弱いことがわかりました。特別ジンジャー感が強かったりと個性派なジンジャエールは甘味と酸味の乖離が大きいことがわかりました。
ジンジャー感・その他スパイス感

ジンジャー感の強い順に上段から並べています。ジンジャエールは生姜エキスの他にチリ等の他のスパイスも加えて作られていることが多いです。ジンジャー感が強いものは他のスパイス感も強いことがわかりました。(ジンジャーの辛味をチリの辛味と誤認識してしまっている可能性はありますが、、)
総合評価

全体の検証結果をまとめてみました。炭酸強度の順に上から並べています。全体的にバランスが取れているもの、取れていないものと大きく別れました。それぞれの銘柄でどこを目指して作っているかが大きく違うことがわかりました。
ジンジャエールのカクテルで注目べき点は「炭酸強度」「泡のきめが細かさ」です。それに加えて、おうちカクテルで重要な点は「どんなカクテルでも作れる汎用性の高さ」です。おうちでカクテルに合わせて何個も揃えるのは経済的に非効率だし場所もとってしまいます。
以上の条件を満たすものは、ウィルキンソン(ドライと辛口)、フィーバーツリー、n.e.oです。これらは炭酸強度や泡のきめ細かさが申し分なく、他の検証結果も満遍なく点数が良く味わいのバランスが取れている汎用性の高い商品です。
検証結果|③ジンジャエール:レモン果汁を90ml:10mlで混合した検証

結果どのジンジャエールもとても美味しかったです。しかし、そのおいしさはどれも一緒ではなくそれぞれ個性を活かした味わいに仕上がりました。それぞれがどのような味わいになるのかまとめましたのでカクテル作りのご参考まで。
結論、自分が好きな味、つけたいニュアンスによって選べば大丈夫です。ジンジャエールそれぞれに個性があり、どれも美味しいカクテルが作れます。
検証結果|④汎用性・入手のしやすさ・価格

どれ項目も優れていたのはウィルキンソンのドライジンジャエールです。この商品はどこでも売っているし価格も安い。味わいは王道ジンジャエールで程よくスパイシーで本格感もありバランスも取れているため汎用性が高いです。フィーバーツリーやn.e.oも汎用性高いでしたが高級品なのでマイナスになりました。
おうちカクテルで失敗する点は「使い道が少ない」「値段が高い」「売っていない」ことです。おうちカクテルでは「汎用性が高くて」「値段が安くて」「どこでも手に入る」ということが求められます。
以上の条件を満たすものは、ウィルキンソン(ドライ、辛口)、カナダドライです。フィーバーツリーやn.e.oも汎用性の高い商品ですが値段が高いのが難点。
ジンジャエールを使うカクテルの紹介
ここからはジンジャエール使い切りのためのレシピをいくつか紹介します。
ジンバック

ジンベースのジンジャエールとの組み合わせはこれが王道!
ジュニパーベリーとレモンとジンジャエールがさっぱり美味しい!
●ジン45ml
●レモン15ml
●ジンジャエール適量
全てを氷が入ったグラスに入れて混和させたら完成!
ジンとジンジャエールの組み合わせで1番有名なカクテルです。使うジンジャエールで味わいも変わるので自分好みの味を色々試すのも楽しいですよ!
ジンバックはスッキリ飲めるフレイバーなので、使用するジンジャエールは甘さが立つものよりもさっぱり系やスパイシーなものが間違いないです。ウィルキンソンやフィーバーツリーがおすすめです
モスコミュール

王道のロングカクテルです。自分で作ると一味違う味わいに!
ジンジャーのスパイス感とライムのスッキリ感でスッキリ飲みやすいです
●ウォッカ30ml
●ライム15ml
●ジンジャエール適量
全てを氷が入ったグラスに入れて混和させたら完成!
レシピはウォッカとライム、ジンジャーとシンプルです。このシンプルさが故に広範囲のアレンジ幅を持っています。色々な材料を合わせてあなたオリジナルのモスコミュールを完成させてみてはいかがでしょうか?
モスコミュールの味わいは、ジンジャーの辛味をライムがスッキリさせてくれるので、ジンジャー感やスパイス感の強いジンジャエールの方がオーセンティックに作れますよ。石垣島ジンジャエールや土佐山ジンジャエール、n.e.oがおすすめです。

本来のレシピはジンジャービアですが、ジンジャエールでも大変美味しく作れます!
アップルジャックハイボール

りんごとジンジャーの相性が良いことこの上なし!大人味!
りんごの香りとジンジャーの香りがとても華やかな大人なロングカクテルです
●カルヴァドス20ml
●オレンジ20ml
●グレナデンシロップ1tsp
●ジンジャエール適量
全てを氷が入ったグラスに入れて混和させたら完成!
レシピ上はアップルジャックですがお好きなカルヴァドスで代用できます。味わいはりんごのふくよかな香りとジンジャーがスッキリさせてくれる大人味のカクテルです。
知らない人も多いカクテルですのでこちらのカクテルを出したら受けること間違いなし。ウォルカムドリンクで出せばみな感嘆するでしょう。
このカクテルでのおすすめは、フィーバーツリーを割合を多めに作ることです。そうすると優しい香りのジンジャエールの方がカルヴァドスを引き立たせることができます。逆にガツンと強めのジンジャエールを使うとせっかくのリンゴの香りが薄れてしまいます。
◼️写真のカルヴァドスはこちら↓
ペイドージュのカルヴァドス、シャトーブルイユです。ペイドージュは高級品が多いことでも知られています。クールドリヨンと比較するとブランデーのコクが強く、りんごの香りも華やかなので上品なカクテルに仕上がります。
シャーリーテンプル(ノンアルコール)

お勧めのノンアルコールカクテル!誰もが気にいるフレイバー
甘いグレナデンシロップの果実フレイバーをジンジャエールがスッキリさせてくれるカクテル
●グレナデンシロップ30ml
●ジンジャエール適量
全てを氷が入ったグラスに入れて混和させたら完成!
ザクロのシロップとジンジャエールを合わせたノンアルコールカクテル。どんな人でも美味しいといってくれる万人うけのフレイバーで重宝します。休肝日の日に飲むのもおすすめです。
ジンジャエールは辛口やマイルドで全然毛色が代わるカクテルでもありますので好みに合わせて買えると良いでしょう。おすすめはウィルキンソン辛口とフィーバーツリー、CAPIです。
マリブジンジャー

夏向けのカクテル。ココナッツとのフレイバーがいい!
マリブとジンジャーが合わさると案外大人味です。スッキリの中にも複雑なトロピカルを楽しめます。
●マリブ30ml
●ジンジャエール適量
全てを氷が入ったグラスに入れて混和させたら完成!
ココナッツとのフレイバーが楽しめるカクテルです。とてもいい感じです。
辛口のジンジャエールよりはまろやかだったり甘い香りのジンジャエールの方が向いています。フィーバーツリーや石垣島ジンジャエールがおすすめです。
◼️マリブは汎用性の高い優秀なリキュールです
ココナッツのフレイバーリキュールであるマリブはトロピカルカクテルには欠かせないアイテムで1本あると大変重宝します。マリブの特設記事ありますのでご参考まで↓
まとめ
色々なジンジャエールがあるがどれも美味しくカクテルへの組み合わせもなんととなくできる。しかし汎用性や入手のしやすさ、価格のちがいは大きく違うため、そこを一つの判断基準にしてジンジャエールを選んでいくのも良いと思う
当ブログは他にもお家カクテルを始める方やより極めたい方向けの失敗を避ける情報や経済的、効率的に住む方法等をご紹介しています。気になる記事をチェックしてみてください
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