【完全ガイド】カシスリキュールの選び方&おすすめ銘柄8選|初心者〜本格派まで

レシピ

「カシスリキュールってどれを選べばいいの?」そんな疑問を持っていませんか?

カクテルの定番「カシスオレンジ」
などに使われるカシスリキュールは、一見するとどれも同じように見えますが、

実は味わいや香りに大きな違いがあります。

甘さの加減果実の濃厚さ酸味とのバランス——その特徴は銘柄によって驚くほど多彩です。

本記事では、

初心者でも失敗しない選び方のコツから、

実際に飲み比べて厳選したおすすめ銘柄8選までを、

わかりやすくご紹介します。

「どんなときに飲むのが美味しい?」

「どんなカクテルに使える?」

といった楽しみ方まで、カシスリキュールの魅力をまるごと解説

自宅での一杯がワンランク上になる、あなたにぴったりのカシスリキュールを見つけてみませんか?

  1. 先に結論|初心者で迷ったらこれ! ドメーヌ・サトネイ
  2. カシスリキュールとは?
    1. 「クレームド」の意味と、名乗るための条件(糖度・アルコール度数)
    2. ディジョンとブルゴーニュの違いは?
    3. カシスリキュールの価格による違い
  3. 【実飲レビュー】実際に比較してみた(糖度・甘さ・酸味など)
    1. 【糖度比較】実は「甘さの感じ方」は糖度だけで決まらない?
    2. 実飲比較|8銘柄 × オレンジ&ジンジャエールで試してみた
      1. 【すっきり系】柑橘や炭酸と相性よく、軽やかに飲みやすい
      2. 【濃厚系】カシスの凝縮感が際立つ重厚な仕上がり
      3. 【香り重視】個性的なアロマを楽しみたい人に
  4. 【目的別おすすめ】カシスリキュールの選び方|初心者・本格派向けに紹介
    1. 初心者におすすめ|失敗したくない方へ ドメーヌサトネイ
    2. 本格的に作りたい人向け|フィリップドブルゴーニュ
    3. コスパ重視|安くて本格的なものが欲しい マスネ
    4. 【比較表あり】他にもある!おすすめカシスリキュール一覧
  5. カシスリキュールはいつ飲む?楽しみ方・おすすめシーンを紹介
    1. 女子会・ホームパーティー・おうちカクテル
    2. デートやペア飲みに(レディキラー系カクテルにも)
    3. 本格的なカクテルを作りたいときに
  6. カシスリキュールを使うおすすめカクテルレシピ
    1. カシスオレンジ
    2. ミシシッピミュール
    3. キール ロワイヤル
  7. 他にも知りたいならレシピ本がおすすめ
  8. カクテルの作り方・必要な道具
    1. ビルド
    2. シェーク
    3. ステア
  9. 質問コーナー
  10. まとめ

絶対に失敗したくない、初心者の方には

ドメーヌ・サトネイ」がおすすめです。

理由はその圧倒的なバランスの良さにあります。

ジューシーで重厚な果実味を持ちながら、フレッシュな酸味と香りの高さがあるのが特徴です。

そのため、
本格的なドライ系カクテルから、カシスオレンジのようなカジュアル系まで幅広く対応できます。

初心者にありがちな、

銘柄ごとの使い分けが難しい

という問題も、これ一本で解決。

万能で失敗しにくい1本を探しているなら、

サトネイは価格以上の価値を持つ間違いないカシスリキュールです

カシスリキュールは、

カシスを主原料とした甘い果実系リキュール

のことです。

アルコール度数は15〜20%程度が一般的で、
濃厚な果実感深い赤紫色芳醇な香りが特徴です。

そんなカシスリキュールにはいくつかの分類があります↓

「クレーム・ド・カシス」

「クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン」

「クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ」

というものです。

の図が大まかな分類わけです。

大きい分類から順にいうと、

カシスリキュール

クレーム・ド・カシス

クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュクレーム・ド・カシス・ドディジョン

となります。これらは、

基準を満たした銘柄にだけ表記が認められています。

そのため、ラベルに表記があれば
厳しい基準をクリアした品質の安定した商品であると推定することができます。

ここからは、それぞれの分類について詳しく見ていきましょう↓

カシスリキュールの正式名称としてよく目にする、

クレーム・ド・カシス(Crème de Cassis)

この「クレーム・ド」には、その品質を保証する法的な意味が込められています。

「クレーム・ド」を名乗るリキュールは、
欧州連合(EU)の規定によって厳格な基準が定められています。

「クレーム・ド・カシス」と名乗るには、

・アルコール度数: 15%以上

・糖度: 400g/L以上

という規定をクリアする必要があります。

この高い糖度の規定により、
「クレーム・ド・カシス」は非常に甘みが強く、
凝縮された果実味を持つことが法的に保証されています。

■クレームドカシスの法的規則(中間くらいにあるANNEX I34

Regulation - 2019/787 - EN - EUR-Lex

高品質なカシスリキュールには、

「クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン

「クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ

といった表示が見られます。

これらはどちらもフランスのブルゴーニュ地方で造られる高級品の証ですが、
その背景には法律、産地、そして味わいの個性に違いがあります。

これらは共に、
EUがその土地の特産品を保護するために定める地理的表示保護(IGP – Indication Géographique Protégée)の認定を受けています。

このIGPでは、リキュールに使用する量だけでなく、

その果実の収穫や量、肥料など様々な規制項目があります。

規定されているものがかなり多いので、

「カシス果実」

「糖」

「アルコール度数」

に絞って紹介していきます。
下記にまとめた表を載せています↓

比較項目クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ (IGP認定あり)クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン (IGP認定あり)
一番大きな違いは地域ブルゴーニュ地方の指定された広域(コート・ドール県など)ディジョン市内に限定
カシス品種の規定主要品種:
ノワール・ド・ブルゴーニュ
ロワイヤル・ド・ナポリ

少なくとも25%は主要品種のいずれかまたは両方の組み合わせ

主要品種の果実の最低使用量は250g/L

この最低量を超えての使用量についての規定あり↓
主要品種なら上限なし。
・補助品種なら主要品種に対して最大30%まで混合可能
主要品種:
ノワール・ド・ブルゴーニュ
ロワイヤル・ド・ナポリ

少なくとも25%は主要品種のいずれかまたは両方の組み合わせ

主要・補助品種の果実の最低使用量は200g/L

この最低量を超えての使用量についての規定はなし。


添加する糖分量の規定転化糖として450g/L以上の糖分含有量転化糖として400g/L以上の糖分含有量
アルコール度数の規定15%から25%の範囲15%以上
認定を受けている主な生産者主に少数の小規模生産者
生産量少ない
主に大手メーカールジェなど)
生産量多い

この違いは、味の優劣を決めるわけではありません。

味わいの特徴は、むしろ生産者の哲学や製法に大きく左右されます。

【共通する特徴】
ディジョン・ブルゴーニュとも、

「ノワール・ド・ブルゴーニュ」

「ロワイヤル・ド・ナポリ」

といった最高級品種の使用を重視しています。

特にノワール・ド・ブルゴーニュは、
小粒で収量が少ない代わりに、華やかな香りと豊かな酸味、凝縮感のある果実味を持つことで知られています。

これらの品種の比率が明確に規定されているため、
両IGP付きのクレーム・ド・カシスは、

一般的なカシスリキュールに比べて格段に奥行きのある香りと複雑な味わい

が楽しめるのが特長です。

【それぞれの傾向】
ディジョン:
歴史が長く伝統的な製法を守る生産者が多く、
力強く濃厚で、クラシックな味わいの製品が多い傾向にあります。
カシスの風味をダイレクトに感じられる、重厚なスタイルが魅力です。
ディジョン市という特定の場所で造られた伝統の味が特徴です。

ブルゴーニュ:
比較的新しいIGPであり、
生産地域の範囲も広いため、生産者によって多様な個性が表現されます。
ブルゴーニュ地方という優れたテロワール(生育環境)全体を表現した味が特徴です。

以上、これらの傾向のほかに、

その果実使用量にも違いがあります。

ディジョンは、200g/L以上のカシスを使用し、
その25%以上は指定品種である必要があります。

一方、
ブルゴーニュは、主要品種を250g/L以上使用し、
さらに補助品種を加えて最大325g/Lに達することもあります。

そのため、
より濃厚な果実味を求めるなら、ブルゴーニュがおすすめです。

ただし、クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュは、
ディジョン産に比べて小規模な生産者が多く、流通量が限られているため、常に安定して入手できるとは限りません。

そのためクレームドカシスドブルゴーニュは、

一度試してみる価値はあるけれど、日常的に使う定番としてはやや不向き

という面も。

継続的にカクテルを練習したい方には、
比較的安定供給されるディジョン産のほうが使いやすいかもしれません。

クレームドデディジョンは、
フレッシュな果実のようにみずみずしく滑らかでビロードのような口当たりが特徴です。

この香りや味わいは、
ディジョンに共通する香りであり、ディジョン産ならではの特徴として一貫しています。

実際に飲んだ中でも、高価格帯の製品ほど、その香りがより濃厚で奥深く感じられました。

そのため、ディジョンを買う時は、

まずは安価で入手しやすいルジェなどを試し、

自分にとってそのディジョン特有の香りが心地よく感じられたなら、

より芳醇で本格的なフィリップ・ド・ブルゴーニュ

のような、上級ディジョンにステップアップするのもおすすめです。

カシスリキュールは、
1,000円台から手に入るものもあれば、5,000円を超える高級品まで存在し、

値段の幅が広いのが特徴です。

特に品揃えが豊富な
2,000円台の「スタンダードクラス」と、

こだわりが詰まった
3,000円台以上の「プレミアムクラス」では、

その味わいや楽しみ方に明確な違いがあります。

価格の違いは、主に、

原料カシスの品質と量

製法のこだわり

によって生まれます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

2000円台のスタンダードクラス
品質とコストパフォーマンスのバランスに優れた銘柄が揃います。
最高級品種をブレンドし、風味豊かに仕上げているものが多いく、
保存料・添加物不使用など、リキュールとしての基本的な品質はしっかりと守られています。
ルジェレルティエなどが該当します。

3,000円台~プレミアムクラス:リキュールそのものを味わう贅沢品

生産者の哲学が色濃く反映された、個性豊かなリキュールが登場します。
最高級品種を100%使用したり、カシス果実を贅沢に使用したりと、
原料へのこだわりが格段に上がります。
また非加熱製法や長期間果実を漬け込みなど、手間暇をかけた製法が採用されます。
フィリップ・ド・ブルゴーニュドメーヌ・サトネイなどが該当します。

このように、価格帯によって特徴が異なります。

↓こちらに価格による違いをまとめています

比較項目2,000円台
スタンダードクラス
3,000円台~
プレミアムクラス
主な用途カクテルベース(ソーダ、ジュース割り)ロック、ストレート、贅沢なカクテル
味わいバランスが良く、飲みやすい濃厚、凝縮感があり、複雑なアロマ
原料カシス品種:ノワール・ド・ブルゴーニュ等をブレンド
:標準的
品種:ノワール・ド・ブルゴーニュ100%など
非常に多い(スタンダードの倍以上も)
製法の特徴安定した品質の伝統的製法非加熱、長期浸漬、オーガニックなど特別なこだわり
代表銘柄ルジェ、レルティエフィリップ・ド・ブルゴーニュ、
ドメーヌ・サトネイ
アラン・ヴェルデ

結論:どちらを選ぶべきか?

  • カクテルで気軽に楽しみたいなら【2,000円台】
    気兼ねなくロングカクテルを楽しみたいなら、
    スタンダードクラスで全く問題ありません。
    多くの人が「美味しい」と感じる王道のカクテルが作れますよ!
  • 特別な一杯や贈り物には【3,000円台~】
    オーセンティックバーのような本格的な味わいや、
    ショートカクテルに用いる場合はこちらを選択しましょう。
    使えば、その違いがはっきりと分かりますよ!

ここでは、実際に8種類のカシスリキュールを購入し、糖度や味わいを比較してみました。

比較内容は、

  • 糖度計にて糖度測定
  • 実飲による味わい比較
    • 原液
    • オレンジジュース
    • ジンジャエール

ここでは、糖度計を用いてそれぞれの糖度を測定しました。

今回比較したカシスリキュールの糖度は、

最も高いもので57%、低いもので51%と、

6ポイントの差がありました。

一般に、
クレーム・ド・カシスのように糖度が高い(30〜40%以上)リキュールでは、
糖度が1%違うだけでも「甘さの輪郭」や「飲みやすさ」に差が出ると言われています。

しかし、実際に飲んでみたところ、
糖度が低いはずのレリティエが最も甘く感じられました。

これは、
他の銘柄に比べて酸味が抑えめで、甘さがストレートに伝わったためだと思われます。

一方で、
ルジェは糖度が高いにもかかわらず、甘さがやや重く「もっさりと残る印象」が残りました。

このことから、
糖度の数値だけでは甘さの感じ方を完全に予測できないということがわかりました。

結論として、
糖度はひとつの目安にはなりますが、

最終的な味わいは「酸味や香りとのバランス」で決まる

ため、実際に飲み比べてみることが非常に重要ということがわかりました。

今回は8種類のカシスリキュールに対して、
オレンジジュースジンジャエールをそれぞれ加えた時の味の広がりやバランスを検証しました。

しかし、結果として

どの銘柄も個性があり、

「これが一番!」と単純に決められるものではありませんでした。

このように感じた理由は、
銘柄によって果実量や製法、香りのタイプから全く異なるために評価軸が揃わないことが原因にあるからだ考察しました。

そこで今回は、

「すっきり系」

「濃厚系」

「香り重視」

など、方向性別に味わいをまとめておすすめ銘柄をご紹介します。

【すっきり系】柑橘や炭酸と相性よく、軽やかに飲みやすい

■マスネ クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン

割るだけでフレッシュで透明感のある味わいに仕上がります。

甘さは控えめで、軽やかで飲みやすく、

まさに、

毎日飲めるバランス型リキュール

といった印象の銘柄です。

■ドメーヌ・サトネイ クレーム・ド・カシス

果実ジュースのようなジューシーさが際立ちます

しっかりと上質な果実味が感じられる、絶妙なバランスの一杯になります。

【濃厚系】カシスの凝縮感が際立つ重厚な仕上がり

■フィリップ・ド・ブルゴーニュ クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン

凝縮された超濃厚なカシスの果実味

フレッシュな香りもあり、高貴なニュアンス。

濃厚で重厚なのに、どこか爽やかさも感じる贅沢なバランス。

フレッシュさと濃厚さのバランスの取れた果実味が魅力。

すっきり系にも濃厚系にも自在に対応できる、

まさに万能型のカシスリキュールです。

【香り重視】個性的なアロマを楽しみたい人に

■エギュベル ダブル・クレーム・ド・カシス

ダブルクレーム・ド・カシス」の名の通り、

濃厚なベリージャムのような香り。

香りを活かしたカクテルに最適です。

フルーティーで華やかな仕上がりになるのが魅力です。

■アラン・ヴェルデ クレーム・ド・カシス

濃厚さの中に、まるで上質な赤ワインのような繊細さが宿る一本です。

複雑で奥行きのある香りは、この銘柄ならではの魅力です。

香りの深みやニュアンスを重視する本格派におすすめする銘柄です。

以上を図にまとめると↓

すべての結果を見たい方はこちら↓

商品名オレンジジンジャエール
フィリップドブルゴーニュ★★★
フレッシュなんだけど重厚
★★★
どっしり重厚な刺激感
ドメーヌ サトネイ★★★
フレッシュですっきり仕上がる
★★★
果実と刺激のバランス◎
エギュベル ダブル★★☆
少々お菓子っぽいかも
★★☆
グレープのような印象になる
マスネ★★★
フレッシュで香り高い透明感アリ
★★★
透明感のある刺激感◎
アラン・ヴェルデ★☆☆
繊細な香りがオレンジとぶつかる
★★★
スパイスの複雑さと相性◎
レリティエ・ギュイ★★☆
上品な甘さ。カシスの味は薄い
★★☆
上品な甘さ。カシスの味は薄い
ヴェドレンヌ スーパーカシス★☆☆
酸味を強く感じる
★★☆
酸味とスパイスの相性〇
ルジェ★★☆
まったりと甘さが残る
★★☆
まったりと甘さが残る

ぜひ、あなたの好みや飲むシーンにあわせて、カシスリキュールの奥深さを楽しんでください。

ここまで、
それぞれの銘柄の味わいや香りを中心にご紹介してきました。

しかし、実際に選ぶとき、

「どんな人に合っているのか?」

「どんな使い方に向いているのか?」

も気になるところですよね。

そこでここからは、

使うシーンや目的、あなたのスタイルに合わせたおすすめカシスリキュール

をご紹介していきます。

初心者の方から本格派まで、あなたにぴったりの一本がきっと見つかりますよ↓

絶対に失敗したくない、初心者の方には

ドメーヌ・サトネイ」がおすすめです。

理由はその圧倒的なバランスの良さにあります。

ジューシーで重厚な果実味を持ちながら、フレッシュな酸味と香りの高さがあるのが特徴です。

そのため、
本格的なドライ系カクテルから、カシスオレンジのようなカジュアル系まで幅広く対応できます。

初心者にありがちな、

銘柄ごとの使い分けが難しい

という問題も、これ一本で解決。

万能で失敗しにくい1本を探しているなら、

サトネイは価格以上の価値を持つ間違いないカシスリキュールです

本格派を求めるあなたには、

「フィリップ・ド・ブルゴーニュ」がおすすめです。

今回紹介する中でも、濃厚さは頭ひとつ抜けているのがこの銘柄。

ひと口含めば、

「カシスが圧倒的に濃い!」

と感じられるほどの凝縮感です。

それでいて、
ジューシーでフレッシュな香りもあり、その香りのベースは、ディジョンらしい高貴なニュアンスです。

フィリップ・ド・ブルゴーニュは、

濃厚で重厚なのに、どこか爽やかさも感じる

他にはない贅沢なバランスを持っています。

このリキュールで作ったカクテルは、まるでオーセンティックバーの一杯。

重厚なカットのクリスタルグラスに注げば、

その香り・味わい・質感すべてが「本物」になります。

しっかりとした味を求める方、ラグジュアリーな体験をしたい方はこれ一択です!

コスパ重視のあなたには、

「マスネ」がおすすめです。

この銘柄の特徴は、
フレッシュでジューシーな果実味とその透明感です。

ひと口飲むと、
甘酸っぱさのバランスが絶妙で、カシスの透明感を感じられる味わい。

とはいえ、
「カシス感」が薄いわけではなく、濃厚というよりも、輪郭のはっきりしたクリアなカシス感が楽しめます。

実際に飲んでみた時、
オレンジやジンジャエールと合わせても、味が濁らずにクリアな風味がしっかり活きました。

しかも2000円台と、価格以上の価値を感じる1本。

本格的な味わいを気軽に楽しみたいホームバーテンダーに間違いなくおすすめの銘柄です!

ここまで紹介した3本は、用途や目的に合わせた、

「まず選んで間違いないカシスリキュール」

でした。

しかし、
他にも個性豊かで魅力的な銘柄はたくさんあります。

そこで、このパートでは、
実際に飲んでみた中からおすすめできる銘柄を特徴ごとに比較表で紹介します。

商品名 こんな人におすすめ 分類 糖度 度数 味わいの特徴(実飲感想) 相性の良いカクテル
ルジェ デザートカクテルを作る人におすすめ クレームドカシスデディジョン 54% 20度 カシスの甘酸っぱさが程よく感じる
最後にまったりとした余韻が残る
デザートカクテル全般
レリティエ 甘酸っぱいのは苦手な人。上品な甘さが魅力! クレームドカシスデディジョン 51% 15度 香りはカシスのフレッシュな香り。
味わいは酸味ほとんどなく、甘さが目立つ。甘さの余韻は上品。
度数の高いショートカクテル
エギュベル 複雑なカシスのアロマを感じたい人 クレームドカシス 56% 20度 通常のカシスのほかにブルーベリーのような印象がある
それらが混ざり合って複雑なアロマ
スピリッツ主体のショートカクテル、ベリー系のカクテルにプラス
ヴェドレンヌ フレッシュな果実味を存分に感じたい人 クレームドカシス 57% 20度 クランベリーのような酸味がある
どしっと果実味が来て、一気に引く上品さがある
ドライなショートカクテル
アラン・ヴェルデ ワインの様に上品に味わいたい人 クレームドカシス 56% 20度 ワインのような香りと味わい。カシスは上品で繊細な味わい。 度数の高いショートカクテルやスパイス系カクテル

カシスリキュールは、実はどんなシーンにも寄り添える万能選手。

「ちょっとお酒を飲みたい夜」

「友人とのホームパーティー」

「バーの様にこだわった一杯を作りたいとき」

まで、使い方次第でいろんな楽しみ方ができます。

ここでは、
そんなカシスリキュールの魅力がより引き立つ、
おすすめの楽しみ方やシーンを紹介していきます。

カシスリキュールは、
見た目も味わいも華やか

だからこそ、

女子会やホームパーティーにはうってつけです!

ソーダやオレンジジュースで割るだけで、カラフルで可愛いカクテルがすぐに完成。

「ちゃんと作った感」があるのに手軽だから、おうちでの集まりでも大活躍します。

さらに、
アルコール度数も調整しやすく、リキュールの濃さを変えることで、お酒が苦手な人でも楽しめるのも魅力の一つです!

カシスリキュールは、

「レディキラー」

とも呼ばれるカクテルに使われるほど、甘くて飲みやすく、香りも上品。

そのため、

恋人とのおうちデートや、少し特別な夜の乾杯にもぴったりです。

グラスに注いだときの色合いが美しく、
ほんのり甘酸っぱい香りは、自然と会話をやわらかくしてくれるはず。

シャンパンと合わせた「キール・ロワイヤル」などは、上品でロマンチックな一杯になります。

お互いのペースに合わせて割り方を調整できるので、無理なくお酒を楽しみたい夜にもぴったり。

気取らず、でもちょっと特別な雰囲気を演出したいときにおすすめです。

カシスリキュールは、ロングカクテルでよく使われる印象がありますが、

実はショートカクテルにも応用できる本格リキュールです。

特に、ジンウォッカなどのスピリッツとの相性が良く、
甘酸っぱく重厚な風味がカクテルの味わいにしっかりと反映されます。

他のリキュールフルーツとの組み合わせでも、
その個性を引き立たせることができ、自宅でもプロ仕様のような一杯を再現することが可能です。

自由な発想でレシピを試しながら、
自分だけの本格カシスカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか!?

「カクテルって難しそう…」と思っていませんか?

でも実は、材料が少なくて、手順もシンプルなカクテルがたくさんあるんです。

ここでは、初心者でも自宅でかんたんに再現できる定番レシピをご紹介します。

気になるカクテルから、まずは気軽に試してみましょう!

作り方


カシスリキュール 30ml
オレンジ 適量

全ての材料をグラスに入れて混ぜ合わせたら完成

カシスリキュールを使った定番中の定番といえば、このカクテル。

とても飲みやすく、カクテルが苦手な人でもおいしく楽しめる、

甘口なのにさっぱりとした味わいが魅力です。

居酒屋で出てくるものとは一線を画し、
今回ご紹介した上質なリキュールを使えば、果実感や香りがワンランク上の仕上がりになります。

おうちで手軽に作れるのに、プロ顔負けの味わいをぜひ体験してみてください!

作り方


ジン 45ml
カシスリキュール 15ml
レモン 15ml

全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!

ジンのキレをベースに、カシスのまろやかさとレモンのシャープさが加わることで、

甘すぎず、酸っぱすぎず、でも華やかで印象的な味わいが特徴です

色合いも美しく、カシスの深みある赤紫がグラスを彩り、見た目にも心が躍ります。

そこにレモンの香りがふわっと立ち、飲む前から爽やかな気分になるカクテルです!

ジンが比率を占めるカクテルなので、
ジンにこだわれば、より本格的になりますよ
選び方からおすすめ銘柄まで徹底的に比較した特設記事あります↓

作り方


カシスリキュール 30ml
シャンパンまたはスパークリングワイン 適量

全ての材料をグラスに入れて混ぜ合わせたら完成

シャンパンにカシスリキュールを加えた、ほんのり甘く上品なカクテル

「甘いお酒が飲みたいとき」

「ゆっくりとまったり過ごしたいとき」

にぴったりです。

このカクテルはカシスの風味が主役になるので、使うリキュールの質で仕上がりが大きく変わります。

香り高く上質なカシスリキュールを使うことで、失敗せず美味しく楽しめます。

作り方のポイント

1.少量のシャンパンと全量のリキュールを別のグラスに入れ混和させておく。

2.シャンパングラスにシャンパンを少量入れた後、混和物を注ぎ軽く混ぜる

3.残りのシャンパンを注ぎ、優しく混和して完成

シャンパンが余ってしまう前に
消費レシピも見ておきましょう
クリスマス関係なく使えますよ↓

カクテルには今回ご紹介した以外にも、まだまだたくさんの種類があります。

本格的に楽しみたい方は、レシピ本を一冊持っておくのもおすすめです。

こちらはレシピ本の特設記事です
実際に10冊を手に取り、初心者にとって使いやすいものを厳選しています。
どれを選べばいいか迷ったときは、まずこちらをチェックしてみてください↓

カクテルづくりは主に、

ビルド

シェーク

ステア

の3種類があります。

この3つを覚えれば、カクテルづくりで困ることはありません。

どの手法でも使う道具は、

メジャーカップ・バースプーン。

これはカクテルで必須アイテムです。

本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓

■メジャーカップ

WOMLEXの商品は、
カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれているので、非常に使いやすいです。

私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです。

■バースプーン

おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。

しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。

そのため、コスパを重視する方迷ったときはこの記事を参考に↓

次のセクションから、

作り方の説明それに使う道具を細かく紹介していきます↓

ビルドとは、

カクテルをグラスの中でそのまま作る方法です。

氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけ。
混ぜる場合も、軽くスプーンでひと混ぜするだけです。

カシスオレンジは、この方法で作られます。

ビルドで必要なのは、バースプーンとメジャーカップだけでOKです。

おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです

他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に↓
選び方からおすすめ商品まで幅広く網羅しています

シェークとは、

材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。

氷と一緒に強く振ることで、よく冷えた、なめらかな口当たりのカクテルに仕上がります。

ミシシッピミュールは、この方法で作ります。

■ シェークに必要な道具

シェークにはシェーカー・メジャーカップバースプーン(味見用)が必要です。

おすすめは、またもBIRDYの商品↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当

他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に
様々なタイプのシェーカーを紹介しています。
自分に合ったシェーカーを探すことができますよ↓

ステアとは、

ミキシンググラスで氷と材料を静かに混ぜる方法です。

スプーンでゆっくり混ぜて、素材の風味を壊さずに冷やすのが特徴です。

おもにアルコールのみで作る、繊細な味のカクテルに使われます。

カシスリキュールベースだと「パリジャン」が有名です。

おすすめは、CRIZONのミキシンググラスです↓
この商品は、重さ・口径の広さ・底の厚さが絶妙なんです。
迷っている方は、CRIZONを買っておけば、失敗しませんよ

ミキシンググラスを買う時は、ストレーナーも一緒に買いましょう。
ストレーナーは、ミキシンググラスで混ぜ合わせた後、
カクテルグラスに注ぐときの蓋として使います。

他にも見て決めたい!
という方は、こちらの記事がおすすめです↓
ミキシンググラスを色々な角度から比較して
どれが扱いやすいか徹底的に検証した記事です

Q
安いカシスリキュールっておいしくないの?
A

価格が安くても、用途に合っていれば十分楽しめます。
ただし、安価なものはカシスの果実量が少ないこともあります。

Q
カシスリキュールは開封後どれくらいもちますか?
A

冷暗所に保存すれば半年~1年は風味を保ちます。
ただし、風味の劣化を防ぐためには、
開封後はできるだけ冷蔵保存し、半年以内に使い切るのがおすすめです。

Q
カシスリキュールはお菓子や料理に使える?
A

はい、使えます。
カシスリキュールは、チョコレートやベリー系スイーツ、
アイスに加えると香りが引き立ちますよ!

Q
クレームドカシスに「ダブル」や「スーパー」って書いてあるけど何が違うの?
A

メーカーが果実分や糖度が特に高いことをアピールするための商品名です。
法的規則があるのは、以下の名称です。

■クレーム・ド・カシス
■クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン
■クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ

Q
フランス産じゃないと美味しくないの?
A

必ずしもフランス産が一番というわけではありません。
日本産でもフレッシュ感のある味わいや
、軽めの飲み口を楽しめるものもあるので、
目的や好みに合わせて選ぶのも楽しいですよ!

Q
男性でも楽しめる?甘すぎない?
A

カシスリキュールは「甘いお酒」のイメージが強いですが、
使い方次第でさっぱり系にもシフト可能です!
炭酸やトニックウォーターで割ると爽やかになり、
男性でもちょうどよい「甘すぎない味わい」になります。

Q
カシスリキュールって太る?カロリーは高いの?
A

糖度が非常に高いため、
カロリーは高めです(約250〜300kcal / 100ml)
ただし、1杯に使う量は少ない(15〜30ml程度)ので、
飲み方次第で抑えられますよ。

カシスリキュールは、
その甘酸っぱく豊かな果実味と香りの良さから、初心者から本格派まで幅広く楽しめるリキュールです。

今回ご紹介したおすすめ銘柄は、
それぞれ特徴が異なり、使うシーンや目的に合わせて選べるのが魅力です↓

  • 初心者にはバランスの良い「ドメーヌサトネイ」
  • 本格的な味わいを求めるなら濃厚な「フィリップ・ド・ブルゴーニュ」
  • コスパ重視なら「マスネ」がぴったりです。

これからカシスリキュールを選ぶ際は、
今回のポイントを参考に、あなたの好みや用途に合った一本を見つけてみましょう。

自宅でのカクテルタイムを楽しんでくださいね!

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