ラムのトロピカルなカクテルは、南国気分に浸れる最高の爽快カクテルです!
「でも作るのが複雑そう、、」と思っているそこのあなた!
この記事を見れば、ラムの選び方からレシピまですべて網羅できますのでご安心下さい!
ホームバーテンダー歴16年。私がこれまで培ってきた知識と経験を活かして、あなたのキッチンを極上のバーにするお手伝いをさせていただきます
この記事を読み終えるころには、初心者の方でも、手順通りに進めれば確実に「なるほど!」と納得し、理想のロングカクテルが作れるようになるようになっています。
一緒におうちカクテルライフを楽しんでいきましょう!!
書いてる人はこんな人↓
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最初に|ここだけ見れば、ラムの全体がわかる!
ラムは、サトウキビを原料とする蒸留酒で、糖蜜を使う一般的なインダストリアルラムと、生搾り汁を使う個性的なアグリコールラムがあります。インダストリアルラムは、熟成度合いでホワイト(短期/クリア、爽やかカクテル)、ゴールド(中期/琥珀色、まろやかカクテル)、ダーク(長期/濃色、濃厚・ホットカクテル)に分かれ、それぞれ合うカクテルが異なります。
ホワイトラムは、クリアで軽快な味わいが特徴で、他の素材の風味を邪魔しないため、モヒートやダイキリ、ピニャコラーダのような爽やかでフルーティーなカクテルに最適です。
ダークラムは、長期熟成による濃厚な甘みや香ばしさ、重厚なコクが魅力で、その個性を活かすホット・バタード・ラムのような温かいカクテルや、ダーク&ストーミー、ゾンビといった力強く、香り高いカクテルに真価を発揮します。
以上を知っておけば、ラムのレシピを見ただけで大体の味わいの感覚がわかりますよ!
今回は【ロングカクテル】に特化した記事です!
一般的にタンブラーなど大きめのグラスに入っているものをロングカクテル、逆三角形のグラスなどの少ない量入っているものをショートカクテルと呼びます。
アルコール度数は、ロングカクテルは低く、ショートカクテルは高いことが多いです。
今回は、ロングカクテルのレシピに的をしぼって紹介していきます!
ラムのロングカクテル レシピ
ラムコリンズ
爽快感抜群の「ラムコリンズ」
●☆ホワイトラム45ml
●☆レモン20ml
●☆シロップ10ml
●ソーダ適量
●マラスキーノチェリー1個
●スライスレモン1枚
☆をシェークしてグラスに注ぎ、ソーダで満たす。チェリーとレモンを飾って完成!
一口飲むと、レモンの酸味と微炭酸の刺激が口の中に広がります。ただのジュースではなく、しっかりとラムのコクを感じられるところが、このカクテルの魅力だと思います。
太陽が降り注ぐカリブ海を想像するような、まさに暑い日にぴったりカクテルです!
美味しく作るコツは、シェーク前の材料はすこし濃いめで合わせておくことです。そうするとソーダで割ったとき「味が薄いな、、」となりにくいです!
ディタ・フェアリー
淡緑色のライチ「ディタフェアリー」
●ディタ35ml
●ホワイトラム10ml
●グリーンミントリキュール10ml
●グレープフルーツ10
●トニックウォーター適量
トニックウォーター以外をシェークしてグラスに注ぐ。最後にトニックウォーターで満たして完成!
ライチの甘くエキゾチックな香りに、グレープフルーツのほろ苦さ、トニックの爽快さが加わり、非常にバランスの良い味わいに仕上がっています。
カクテル初心者でも非常に飲みやすく、特に女性からの人気が高いカクテルの一つです。
適当な分量で作っても、それなりに出来上がる完成度の高いレシピ。
酔っぱらって何が何だか分からなくなった時でも美味しく作れます!
キューバリバー
キューバに自由を「キューバリブレ」
●ホワイトラム45ml
●コーラ適量
●ライム15ml
全ての材料を氷を入れたグラスに入れて混ぜ合わせたら完成!
まず、ラムとコーラは非常に相性が良いです。ラムの芳醇なコクと、コーラのスパイシーな甘さがマッチするからです。ただ、その2種類だけだと甘ったるくなってしまうので、ライムの爽快感がプラスされています。そうすることで、甘味やコクがありながらも飲みつかれないさっぱりとした味わいに仕上がるのです。
個人的には、コーラは「コカ・コーラ」が相性良いと思います。過去にクラフトコーラで作ったことがありましたが、コーラの個性が邪魔してチグハグな味になったことがあります。
ボストンクーラー
ノスタルジックな爽快感「ボストンクーラー」
●ホワイトラム45ml
●レモン20ml
●シロップ10ml
●ジンジャエール適量
ジンジャエール以外をシェークしグラスに注ぐ。最後にジンジャエールで満たして完成!
ジンジャーエールのピリッとした炭酸感と、レモンのキリッとした酸味が特徴で、どこかレトロな雰囲気を感じさせる爽快系カクテルです。
甘さは控えめで、スッと喉を通る軽やかさが魅力。夏の昼下がりやお風呂上がりなど、リフレッシュしたいタイミングにぴったりです。
ジンジャエールを変えることで、カクテルの雰囲気をガラッと変えることができます。色々なジンジャエールで試しても面白いですよ↓
ブルーハワイ
南国の青い誘惑「ブルーハワイ」
●☆ホワイトラム30ml
●☆ブルーキュラソー15ml
●☆パイナップル30ml
●☆レモン15ml
●カットパイナップル1かけら
●マラスキーノチェリー1個
☆をシェークしてグラスに注ぐ。残りの飾りを添えて完成!
グラスに顔を近づけると、オレンジとレモンの柑橘香がふわっと香ります。味わいはすっきりしていて飲みつかれない味わいです。
海が見えるテラスで、潮風を感じながら、ブルーハワイを飲んだら最高な気分ですね~。もちろん、おうちでブルーハワイを手にするだけでも、気分がぐっと明るくなります(私は!)。
ピーチリキュールを入れてもおいしいですよ。おうちにピーチリキュールがあれば、ぜひ試してみてください!ガルフストリーム風味です!
モヒート
ミント香るキューバ生まれの「モヒート」
●ホワイトラム45ml
●シロップ10ml
●ライム15ml
●ミント適量
●ソーダ適量
グラスに氷を詰める。ソーダ以外のものを入れて、よく混ぜ合わせる(ミントは叩いてから入れると香りが立ちます)。最後にソーダで満たして完成!
今回のレシピは、作りやすいように簡易版です。モヒートは、フレッシュミントとライムの酸味と合わさって、清涼感のある一杯。
その爽やかさはまさに夏にぴったり。甘すぎず、キレのある味わいで、ビーチやテラスでのんびり楽しみたくなるような一杯です。モヒートは男女問わず人気の高いカクテルのひとつです。
ソーダをジンジャエールに変えてジンジャーモヒートにしてもおいしいですよ!
ボサノヴァ
フルーティーとコクの融合「ボサノヴァ」
●ダークラム30ml
●ガリアーノ30ml
●アプリコットブランデー15ml
●パイナップル適量
全ての材料を氷を入れたグラスに入れて混ぜ合わせたら完成!
ダークラムの芳醇なコクとパイナップルのトロピカル感が非常に相性が良い味わいです。
ダークラムとガリアーノの比率を高めて重厚な味わいにしても良し、パイナップルの比率を高めてさっぱりな味わいにしても良し、なんでも対応できるバランスの良さが魅力です。
ボサノヴァを流しながら、ボサノヴァを飲む、なんとも粋な飲み方ですね!
ダークラムは、キャラメルっぽいような香りをもっているラムのほうがおいしく作れますよ!(高級なことが多いですが)。おすすめのダークラムを乗せておきます↓
センテナリオ
ミントとコーヒーの共鳴「センテナリオ」
●ホワイトラム20ml
●ダークラム40ml
●ホワイトキュラソー10ml
●コーヒーリキュール10ml
●グレナデンシロップ1dash
●ライム20ml
●ミント適量
ミント以外の材料を氷の入ったグラスに注ぐ。最後にミントを飾ったら完成!
ダークラムのコクとコーヒーリキュールの甘苦さが一つの味わいになります。なんといっても、ミントの香りとコーヒーの香りが合う!この二つが合わさるとスパイシーっぽいような香りに感じます。
そのスパイシーで爽快な味わいながらも、ラムのコクとリキュールの甘苦さで奥行きがある、よくできているなと思うカクテルです。
調べてみると、モロッコや中東ではコーヒーにミントを入れることがあるのだとか。新たな組み合わせを知ると、より一層カクテルづくりが楽しくなりますよね!
マンドヴィル
南国の香りをまとう「マンドヴィル」
●ホワイトラム20ml
●ダークラム20ml
●グレナデンシロップ1dash
●アニゼット1dash
●レモン1dash
●コーラ適量
コーラ以外を氷の入ったグラスに注ぎ混ぜ合わせる。最後にコーラで満たして完成!
アニスの香りが華やかに香る複雑な味わいの大人なコーラカクテル。
顔を近づけるとアニスやラムのコクが香ります。口をつけるとアニスのハーブ感を感じるが控えめで、ラムの味わいやグレナデンの果実感、コーラの甘さを順番に感じました。
複雑な味わいですが、バランスは非常によく、ロングアイランドアイスティーというカクテルを思い出しました。
ロングアイランドアイスティーとはレシピ全然違いますが、コーラに様々なフレイバーを入れるところは共通しているので、飲んだ時にそう感じたんだと思います!
ボイナ・ロハ
涼やかに香る、大人のラムタイム「ボイナロハ」
●ホワイトラム20ml
●ダークラム40ml
●グレナデンシロップ1tsp
●ライム15ml
●粉糖1tsp
●ミント適量
●枝付きレッドチェリー1個
ミント、チェリー以外をシェークして氷の入ったグラスに注ぐ。最後にミントとチェリーを添えて完成!
材料のほとんどがラムでできているカクテル。しかしその味わいは、まるで南国でミクソロジーカクテルを飲んでいるかのように、ラムが全面に来ながらも、フルーティーで飲みやすい味わいです。
お酒が苦手な人でもスッと飲めてしまう味わいのため、注意が必要です。
私は、ダークラムは香ばしいものよりも、ドライフルーツやキャラメルのようなものが相性良く感じました。↓の二つは美味しかったです。
ピニャ・コラーダ
南国カクテルの王道「ピニャコラーダ」
●ホワイトラム30ml
●パイナップル80ml
●ココナッツミルク30ml
●カットパイナップル1かけら
●スライスオレンジ1枚
●マラスキーノチェリー1個
飾用の材料以外をシェークして氷が入ったグラスに注ぐ。最後に飾用のパイナップル、チェリーを添えて完成!
香りはとっても甘くて濃厚なココナッツ。口当たりはクリーミーでふくよかな甘みを感じますが、しつこくありません。甘さと同じくらいトロピカルの爽快感があり、まるで南国のスイーツを飲んでいるかのような味わいです。
甘めで飲みやすく、カクテル初心者にも人気があります。デザートカクテルとしても優秀で、甘さが後に引かないで、締めの一杯にもおすすめです。
ダークラムでも美味しく作れますよ。その場合は甘さを足して、まったりと味わうデザートカクテルに仕上げてください!ダークラムの重厚なコクを最大限に活かせますよ!
ホノルル・ジューサー
大人の上質フルーツジュース「ホノルルジューサー」
●ダークラム20ml
●パイナップル60ml
●ライム15ml
●シロップ10ml
●サザンカンフォート40ml
●レモン20ml
●飾用パイナップル1かけら
飾の材料以外をシェークして氷の入ったグラスに注ぐ。最後にパイナップルを添えて完成!
果実感あふれるトロピカルカクテルで、口当たりは非常に軽く、まさにフルーツジュースのような飲みやすさが魅力です。アルコール感は控えめで、お酒があまり得意でない方でも楽しめるカクテルです。
フルーツジュースのように飲みやすいですが、味わいの層が厚いので上質で飲みごたえのある味わいです。
メジャーではないけど、王道スタンダードカクテルのようにどっしりと腰を据えているような安心感のある味わいが個人的には高評価でした!
ウェストインディアン・パンチ
パンチの効いた南国のパンチ「ウエストインディアンパンチ」
●ダークラム60ml
●パイナップル30ml
●オレンジ30ml
●バナナリキュール20ml
●ライム20ml
●ナツメグパウダー適量
ナツメグ以外をシェークして氷の入ったグラスに注ぐ。最後にナツメグを振りかけて完成!
複数のフルーツジュースとラムを組み合わせたトロピカルカクテルです。
ナツメグのスパイシーさを感じつつ、フルーツの甘さと酸味、そしてラムの力強さが一体となった飲みごたえのある一杯。
味のバランスは、フルーツで取るよりもラムで取ったほうがバシッと決まりました。ダークラムはマイヤーズがおいしかったです。ナツメグのスパイシーさとマイヤーズの香ばしさが相性抜群です。↓
シカゴ・フィズ
赤ワインとラムの意外な組み合わせ「シカゴフィズ」
●ホワイトラム20ml
●ルビーポート20ml
●レモン20ml
●粉糖1tsp
●卵白1個
●ソーダ適量
まず、卵白だけを泡立てておく(氷なしでシェークorブレンダー)。ソーダ以外のすべての材料をシェークして氷が入ったグラスに注ぐ。最後にソーダで満たしたら完成!
赤ワインとラムという異色の組み合わせながら、意外なほど調和のとれた深い味わいに仕上がります。
ポートワインの甘みとラムのコク、卵白のまろやかさ、そしてレモンの酸味が一体となり、飲みごたえがありつつも品の良い印象です。
基本的に、急速な酸化を避けるためにワインはシェークしませんが、ポートワインは酒精強化していて甘口のため、問題なくシェークできます。出来上がったシカゴフィズも過度な酸味やえぐみはありませんでした!
マイタイ
南国気分を味わう「マイタイ」
●ホワイトラム45ml
●ダークラム2tsp
●ホワイトキュラソー5ml
●パイナップル5ml
●オレンジ5ml
●レモン1tsp
●飾用パイナップル1個
●飾用チェリー1個
飾材料・ダークラム以外をすべて氷の入ったグラスに注ぐ。ダークラムを上に浮かばせる。最後にパイナップルとチェリーを乗せて完成!
マイタイは、ラムを使ったトロピカルカクテルの王様ともいえる存在。
オレンジやレモン、パイナップルを組み合わせることで、ラムのコク・酸味・トロピカルが一体となった豊かな味わいが楽しめます。
「マイタイ」とはタヒチ語で「最高!」という意味で、その名にふさわしく、一口飲めばリゾートに来たような気分に浸れます。アルコール度数は高めなので、ゆっくり味わいながら飲むのがおすすめです。
マイタイはレシピがめちゃくちゃいっぱいあります。紹介したレシピはかなりドライめ。きつく感じたら、フルーツとシロップが多めのレシピを探してみましょう!
参考にしたカクテルレシピ本
今回制作にあたって参考にしたカクテルブックは以下の通りです。今回乗せたほかにもたくさんのカクテルレシピが載っていますので、気になる方はチェックしてみてください
ラムのカクテルを美味しく作る【極意】
せっかくラムや他の副材料もそろえたのでしたら、バーのように本格的に作ってみたいですよね?ここからは歴16年の私が今まで作ってきたこだわりのポイントを紹介してきます
ラムの種類を理解し、使い分ける
ラムはレシピごとに使い分けると失敗しません。ラムには主にホワイトとダークがあり、それぞれカクテルの風味に大きく影響します。レシピにラムとだけ書いてあったら、カクテルの写真をみて、暗い色だったらダーク、そうでもなかったらホワイトを使うと正しいことが多いです。
初めて揃えるのにおすすめは、ホワイトラムとダークラムです。なぜなら、一般的なカクテルレシピのほとんどは、この二種類でまかなえるからです。
「まずは片方使ってみてから考えたい」という方は、さっぱり系のものが欲しければホワイト、コクのある甘めのカクテルが好きならばダークラムを選ぶと失敗しないですよ
- ホワイトラム(ライトラム): 無色透明で、クセが少なくライトな味わい。
クセが少ないため、フルーツやミントなど、他の材料の風味を活かしたいカクテルに最適。モヒートやダイキリなど、爽やかさを求めるカクテルに。 - ダークラム(ヘビーラム): 長期間熟成され、色が濃く、重厚で香ばしい風味が特徴。
個性が強く、存在感のあるカクテルに。パンチ系カクテルや、ホットカクテル、デザートカクテルなど、ラムの芳醇なコクを前面に出したい場合に活躍します
以上を踏まえて、しっぱいしないホワイトラム、ダークラムを乗せておきます↓
さらにこだわるなら↓がおすすめ
純氷を買う
カクテルは純氷で作ることをおすすめします。製氷器で作る氷は溶けるのが早く、味が薄まってしまうことがあります。またカルキ臭がカクテルに溶け出してしまうこともあります。そのため、溶けにくく、かつ美味しい氷選びが重要なのです。
おすすめは氷屋の氷!一般人でもプロが使うような純氷を買うことができます。私も使っています!
「氷屋の純氷は値段が高くてちょっと…」ということならコンビニやスーパーの純氷がおすすめです。氷屋には劣りますが、製氷器で作る氷と比較して溶けにくいです。
材料の鮮度と品質にこだわる
カクテルの味は、使われる材料の品質に大きく左右されます。それはおうちバーでも同じです。同じ初心者が作ってもフレッシュを使えば格段においしくなります。
- フレッシュジュース:
生のライムやレモンを絞ったジュースは、瓶詰めのものと比べて格段に風味が豊かです。モヒートのミントもフレッシュなものを選びましょう。 - 高品質な割り材:
ソーダ、コーラ、トニックウォーターなども、安価なものではなく、質の良いものを選ぶと、カクテル全体の味わいが向上します。 - 良質な氷:
溶けにくい大きな氷や、不純物の少ない氷を使うことで、カクテルが水っぽくなるのを防ぎ、冷たさを長く保てます。
各材料の特設記事がありますので、極限までこだわりぬきたい人は↓
全ての材料を冷やす
使用する道具・材料をすべて冷やしましょう。それにより氷の融解速度をできるだけゆっくりにすることができます。
ホワイトラムは冷凍庫で保存し、シェーカー等の道具類やカクテルグラス、生ライム等は冷蔵庫で保管しておきましょう。カクテルグラスは冷凍でも良いのですが、割れる危険性もあるのでおすすめしません。
ダークラムは冷えると香りが閉じてしまうため常温で保存しましょう。
甘さと酸味のバランス
カクテルの甘味と酸味のバランスを常に意識しましょう。多くのラムベースカクテルは、甘味と酸味のバランスが非常に重要です。
まずはレシピに記載された分量で作り、味見をしながら自分好みに調整していくのが基本です。その後、シロップやレモンで甘みと酸味を少しずつ微調整していきましょう。
これらのポイントを押さえることで、自宅でも本格的で美味しいラムベースのカクテルを楽しむことができるでしょう。
失敗しない!おすすめのラムを厳選して紹介
「ラムのカクテルはわかったけど、肝心のラムは何を選べばいいの?」
という方のために、ここからは初めてでも失敗しない、おすすめのラムを厳選してご紹介します。
ラムを選ぶ時には、まず決めることがあります。それは、
■スッキリ爽快なモヒートのようなカクテルを求めるならホワイト
■まったりゆっくり飲みたい深いコクを味わうならばダーク
ということです。ホワイトとダークはそれぞれ性質が全然異なるので両方持って置くのもOK。しかし、経済的な理由や2つも揃えるのは大変と言うことであれば、自分の好みに合わせて一つずつ買うこともOKです。
ホワイトラム
■バカルディ スペリオール ホワイトラム
世界中で最も普及しているホワイトラムの一つ。非常にクリアでスムーズ、そしてクセの少ない味わいが特徴とされています。
口に含むと、アーモンドやライムのような爽やかな香り、ほのかなバニラやココナッツの甘さ、そしてわずかなフルーティーさが特徴です。
ラムのスタンダード中のスタンダード!コスパ最強のラムはこちらです。初めてのラムカクテルなら絶対バカルディ!バカルディを知らずしてラムは語れません、と思います
■プラントレイ スリースターズラム
複数の異なる原産地のラムをブレンドしているラムです。それらの原酒をフランスのコニャックメーカーがブレンドし、その後チャコールフィルターで透明に仕上げています。この製法により「ホワイトラムとは思えないほどの味わいと熟成感がある」と評されています。
フレイバーは、熟したバナナやパイナップル、グアバのような濃厚なトロピカルフルーツのアロマに、バニラやココナッツの甘いニュアンスがあるのが特徴。
バカルディが苦手・スムースなラムが欲しいという方は絶対に刺さる商品です!ブランデーのような上品なくちあたりでラムの独特な香りも控えめです!私の気に入っているラムの一つです!
ダークラム
■バカルディ ブラック
バカルディ ブラックラムは、バカルディらしくスムースで、比較的ライトな、洗練されたタイプのダークラムです。
香りは、バナナやパイナップルのようなフルーティーなアロマが感じられ、味わいはキャラメルやバニラの甘さが中心に広がり、後味にはほのかなスモーキーさが残るとされています。
ウィスキーのようなバニラや樽の香りと熟成された甘いフルーツの香りがいい感じ!とってもバランスの取れた王道のダークラム(さすがバカルディ!)癖のないまったりとしたコクはどんなカクテルとも相性◎
■マイヤーズラム オリジナル ダーク
マイヤーズ オリジナルダークは、ジャマイカ産の伝統的な製法に根ざした、濃厚で香り豊かなダークラムのプレミアム品です。
香りは、甘く華やかで、バニラ、カラメル、トフィー、そしてジャマイカラム特有の「ファンキー」と形容されるような複雑で香ばしいニュアンスが感じられるとされています。
バカルディと比較して、キャラメルや香ばしい香りがします!個人的には、焦がしたバナナの皮の香りに似ているなと思いました!個性的ではありますが主張は控えめなので、カクテルにパンチを出したいときに◎
カクテルづくりに必要な道具は?
自宅でバー気分!カクテル作りを始めるあなたへ
「バーテンダーみたいにカッコよくシェイカーを振ってみたい!」
「家で本格的なカクテルが作れたら最高なのに…」
そう思ったことはありませんか?
カクテル作りの醍醐味といえば、「シェーク」や「ステア」といった、専用の器具を使った華麗な技ですよね。
でも、いざ道具を揃えようとすると、その種類の多さに圧倒されて「どれを選べばいいの?」と立ち止まってしまうかもしれません。
ご安心ください!
今回は、カクテル作り初心者さんでも「これさえあれば間違いない!」と自信を持っておすすめできる「ハズレなしの必須アイテム」を厳選してご紹介します。これを読めば、あなたも今日から自宅バーのマスター!
シェーク
シェークは、カクテルを作る基本技法のひとつで、シェーカーと呼ばれる専用の器具に材料と氷を入れ、勢いよく振って混ぜ合わせる方法です。
シェーカーは様々なメーカーが販売していますが、安価なシェーカーを買うと噛み合わせが悪かったり爆発したりすることがありますので、大手のメーカーでメジャーなものを購入することをおすすめします。
バースプーンはシェークする前に軽く混ぜて味見をするときに重宝します。長めのものが扱いやすいのでおすすめです。
シェーカー(バーディかユキワ)、バースプーン(バーディかミスタースリム)
シェーカーとバースプーンの特設記事ありますのでご参考まで↓
基本的なカクテル技術を身につける
基本的なテクニックを知っていると仕上がりが大きく変わりますよ。ロングカクテルは混ぜるだけのカクテルもありますが、シェーカーでシェークして作るものもあります。なので覚えておいて損はありません。
技法をまとめた記事がありますので、ご参考まで↓
本格的なグラスを揃えれば、選ぶのも楽しい!
せっかく本格的にカクテルを作るなら、グラスにもこだわってみませんか??
ラムのロングカクテルはトロピカルカクテルが多く、普通のグラスではなくてリゾートホテルで出てくるようなグラスに注がれることが多いです。せっかくなら、グラスも揃えてみませんか?
家に質のいいグラスがそろうと「どのグラスに入れようか」と考える時間もとっても幸せに感じますよ!
タンブラーグラス
言わずと知れたリーデルのグラスシリーズ。ラムを使ったロングカクテルではよくタンブラーを使ったカクテルが多いです。またタンブラーは、ハイボールやジントニックなど他の有名カクテルでも多用されるものなので、1つ質の良いものを持っておいても損はないです。
ハリケーングラス
ツヴィーゼルも超有名なグラスメーカーです。ピニャコラーダなどで見かけるトロピカルカクテルの時によく見かけるやつです。この様なグラスは他では代用できないので、もし本格的にレシピ本のようにしたいと言うことならば、これを1つ持っておくと良いでしょう。
質問コーナー
- Qシェークで作るカクテルがが水っぽいのですが・・・
- A
2つの改善方法がります。
■シェークする材料はすこし濃い目に作っておく。
■フルアップする割材の量を減らす。
以上を注意すれば水っぽくならないカクテルが仕上がりますよ
- Qレシピ通りに作ったのに美味しくない・・・
- A
まずレシピ通りの分量を入れた後に、酸味・甘みを微調整していきましょう。それでも美味しくないなら、一度バーで注文してみることをおすすめします。プロのカクテルを飲めばその「カクテルの肝」を理解でき、おうちカクテルに反映させることができますよ
- Qグラスのふちに飾るフルーツのガーニッシュは必ず必要ですか?
- A
いいえ。あくまで見栄え重視のアイテムで、味わいに影響はありませんのでなくても問題ありません。
ワークショップ
ラムのことが詳しくなったら、さらに幅広い知識や最新情報を知りたくなりますよね。そんなあなたに日本でやっているラムのワークショップをご紹介します。
ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ (Latin Caribbean Spirits Festa)
ラム酒を含むラテンアメリカやカリブ海のスピリッツに特化した大型イベント。多くのインポーターやブランドが出展し、多様なラム酒の試飲や、それらを使ったカクテルが提供されます。
開催時期:
毎年ゴールデンウィーク期間中(5月上旬)に開催されることが多いです。
場所:
東京都内(過去には天王洲アイルなどで開催実績あり)。
情報源:
主催者の公式サイトや関連の酒類イベント情報サイトなどで告知されます。
おまけ|ラムの歴史をすこし
ラムカクテルの歴史は、カリブ海の植民地時代に始まりました。17世紀、サトウキビからできる糖蜜を蒸留したラムが広まり、イギリス海軍では水で割った「グロッグ」として普及。これが初期のラムカクテルの原型となりました。
その後、アメリカではラムを柑橘や砂糖、スパイスと合わせたパンチが人気を集め、カクテル文化に自然と組み込まれていきます。1920年代の禁酒法時代には、多くのバーテンダーがキューバに渡り、ダイキリやキューバ・リブレなど洗練されたラムカクテルを生み出しました。
戦後にはアメリカでティキ文化が流行し、マイタイやゾンビといったトロピカルなラムカクテルが登場。近年ではクラフト系やエイジドラムの登場により、ラムはより本格的なスピリッツとして再評価されています。ラムカクテルは、常に自由で多様な文化の中で進化してきました。以上が今日までの歴史になります。
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