【初心者でも失敗しない】本格アプリコットリキュールおすすめ6選と選び方ガイド

リキュール

フルーティで優しい甘さが魅力の、

「アプリコットリキュール」

カクテルにほんの少し加えるだけで、香りに深みと温かみが生まれます。

ですが、アプリコットリキュールには、

「アプリコットブランデー」と呼ばれるものもあれば、製法や味わいもさまざま。

どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

この記事では、実際に味わいを比較しながら、

カクテルに合う、
おすすめのアプリコットリキュール銘柄を厳選してご紹介。

  • アプリコットブランデーとの違い
  • 失敗しない選び方
  • おすすめカクテルレシピ

なども網羅して、
初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。

書いた人はこんな人↓

  1. 先に結論|初心者にもおすすめな失敗しない銘柄はこちら
  2. アプリコットリキュールとは?
    1. アプリコットリキュールってどんなお酒?果実のどこが使われているの?
  3. アプリコットリキュールとアプリコットブランデーの違いは?
    1. 両者を区別するのはこんなとき
  4. アプリコットリキュールとアマレットの違いは?
  5. カクテルに合うアプリコットリキュールとはどんなもの?
    1. ① 香りが自然で豊か
    2. ② ジューシーな果実のフレーバー
    3. ③ 甘すぎず、程よい酸味がある
  6. アプリコットリキュールの選び方
    1. ① アプリコットリキュールか、アプリコットブランデーか?
    2. 果実感か、杏仁香(きょうにんこう)か?
    3. 流通の安定性と価格帯
    4. まとめ
  7. 実際にそれぞれの銘柄を味わってみた
    1. 原液(ストレート)で試飲したときの比較
      1. ● 果実感で一番印象的だったのは ジファール
      2. ● 杏仁感で一番印象に残ったのは マリーブリザール
      3. ● ブランデー感で印象深かったのは エギュベル アプリコットブランデー
    2. 炭酸割り・オレンジ割りで試飲したときの比較
    3. ● 炭酸水割りの相性が良かったのは…?
    4. ● オレンジジュース割りの相性が良かったのは…?
    5. まとめ比較表|各銘柄のスペックを一覧で
  8. 目的別おすすめアプリコットリキュール
    1. 初心者も絶対に失敗しない|ジファール
    2. 王道の味わいを求めるなら、エギュベル クレーム・ド・アプリコット
    3. アプリコットブランデーが欲しいなら、エギュベル一択!
    4. 他にも欲しい味わいがあるなら、そこから探すのもアリ
  9. アプリコットリキュールを使ったおすすめカクテルレシピ
    1. クラリッジ
    2. ミリオネーア
    3. ツアリーヌ
    4. アプリコットクーラー
  10. その他のレシピを知りたいならレシピ本。
  11. カクテル作るのに必要な道具
    1. ビルド
    2. シェーク
    3. ステア
  12. 質問コーナー
  13. アプリコットリキュールのカクテルにおける歴史
  14. アプリコットリキュールで、ワンランク上のカクテル体験を

ここでは、

「結局どれが一番おすすめなの!?」

という方に向けて、
この記事で一番におすすめする初心者でも失敗しない銘柄を紹介します。

ジファール アプリコット ルーション

アプリコットリキュール おすすめ ジファール 写真

初心者にもおすすめな失敗しないアプリコットリキュールは、

ジファール アプリコット ルーションです

このリキュールの魅力は、なんといってもみずみずしくジューシーな果実感

フレッシュな杏の味わいがしっかり感じられ、
初心者にも親しみやすい甘酸っぱさが特徴です。

アプリコットリキュールには、
濃厚でナッツのような香味のものもありますが、初心者にはややクセが強く感じられることも。

その点、ジファールは果実の香りと味わいに特化した、すっきりとした味の設計になっており、

「飲みやすさ」という点では抜群です。

また、ただ甘いだけでなく、程よい酸味もあるため、
口当たりは軽やか

ソーダ割りでも、カクテルに混ぜても、甘すぎて飽きるということがありません

ジファールのプレミアムラインは、
プロのバーテンダー向けに開発されたラインナップで、実際に多くのバーでも使用されています。

にもかかわらず、
一般流通も安定していて、家庭でも手に入りやすいというのも大きなポイントです。

初心者でも扱いやすく、
幅広いカクテルに対応できる汎用性の高さから、

「最初の1本」に選ぶなら、ジファール

自信を持っておすすめします!

アプリコットリキュール とは 写真

アプリコットリキュールとは、

アンズ(アプリコット)の果実や種子を使って、

風味づけされた甘口のリキュール

のことです。

リキュール:蒸留酒をベースに果実などの香味成分と糖分を加えて作るお酒の総称
 

果実のフルーティな香りと甘みが特徴のリキュールです。

アルコール度数も20%程のものが多く、
カクテルの香り付け風味のアクセントとして幅広く使われています。

アプリコットリキュールのベースには、
中性スピリッツやブランデー等が使われます↓

  • ブランデー(果実酒ベース)
    芳醇で深みのある味わいに仕上がる
  • 中性スピリッツなど
    アプリコットの香りが際立ち、軽やかな飲み口

このような使い分けがあります。

また、
原料となる杏の使い方でも味わいが変わってきます↓

  • 果肉や果汁
    フレッシュな甘みや香り。みずみずしさ。
  • 種子(核)
    杏仁のような濃厚な甘みと香ばしさ

通常は、どちらか一方の風味だけでなく、
果肉と種子の特徴が重なり合った複雑で奥行きのある味わいになっていることがほとんどです。。

ただし、
アプリコットリキュールのラベルや公式説明には、ベースとなるスピリッツや果実・種子の使用有無が明記されていない場合も少なくありません。

そのため、
商品を見ただけでは、実際の味わいや香りの傾向を判断しにくいのが実情です。

購入時は、レビューや専門家の意見、メーカーサイトの詳細情報などを参考にするのがおすすめです

アプリコットリキュール アプリコットブランデー 違い 写真

アプリコット系のお酒を探していると、

「アプリコットリキュール

「アプリコットブランデー

という2つの表記に出会うことがあります。

実は、
どちらも日本では「リキュール」に分類されるお酒です。

製法の基本構造は共通しており、
どちらもアプリコットの果実や種子を漬け込んだり香りを加えたりして造られます。

では、何が違うのでしょうか?

大きな違いは、ベースとなるスピリッツの種類にあります。

  • アプリコットリキュール:
    ブランデー中性スピリッツなどをベースに、
    アプリコットの風味を加えたもの。
    → 果実のフレッシュな風味が前面に出やすい
  • アプリコットブランデー:
    ブランデーをベースにアプリコットの香味を加えたもの。
    → コク深い味わいになることが多い

日本では、
アプリコットブランデーと表記されていても、糖分が加えられていれば法律上はリキュール

つまり、アプリコットブランデーは
製法や風味の特徴を示す「通称」であり、法的な分類ではありません。

まとめると…

  • 法律上はどちらも「リキュール」
  • 違いは「ベースのスピリッツ(ブランデーか否か)」
  • 名称はメーカーやブランドの伝統・慣習にもよる

そのため購入時には、
商品説明やベース酒、風味の特徴などをチェックするのがおすすめです。

項目アプリコットリキュールアプリコットブランデー
分類リキュールリキュール
ベースブランデー、ウォッカなどブランデー
風味付け杏の果実や種・香料など杏の果実や種・香料など
甘さ甘い甘め〜やや控えめ
用途様々なカクテルに重厚系カクテルに
アルコール度数約20〜30%約25〜40%(やや高め)

※注:アプリコットブランデーと呼ばれていても、糖分が入っていれば日本の法律上はリキュール扱いになります。

カクテルレシピ本では、

アプリコットリキュール」

アプリコットブランデー」

をあえて使い分けて記載しているケースがあります。

これは単なる名称の違いではなく、

カクテルの味わいや香りの再現性を重視した意図があることが多いです。

「アプリコットブランデー」が指定されている場合

  • ブランデーをベースにした重厚で芳醇な味わいを求めている。
  • まろやかさ・コク・香りの奥行きを意識したレシピ設計。

このような意図が隠れていることがあります。

この場合アプリコットリキュールでは
軽めの味わいになってしまい、設計意図を再現しきれないことがあります

「アプリコットリキュール」が指定されている場合

  • フルーティーで甘めな仕上がりが多い。
  • 初心者向けのシンプルなレシピや、
    果実感を重視した軽快なカクテル

というような違いがあります。

まとめると…

「アプリコットブランデー」は、
味の骨格やコクを重視した繊細な設計のカクテルのときに。

「アプリコットリキュール」は、
軽やか汎用性重視・あるいは簡易な表現である場合に多いです。

こんな方におすすめ選ぶべきは…
軽やかで飲みやすいカクテルを作りたいアプリコットリキュール
深みのある大人のカクテルを楽しみたいアプリコットブランデー
デザートやお菓子作りに使いたいどちらも可(甘めなリキュールが便利)

ここまで紹介しましたが、
材料はあくまでガイドライン。自分の感覚でアレンジしても、まったく問題ありません

管理者の感想
管理者の感想

家庭向けのレシピでは、
あえて大きなくくりで書かれていることも。
文脈に応じた読み取りが重要です!

ぶっちゃけ、どちらを使っても美味しくなりますよ!

アプリコットリキュール アマレット 違い 写真

アプリコットリキュールアマレット

共通して“杏仁(きょうにん)”のような香りがあることで知られています。

そのため、一見似ているように思われがちですが、実はこの2つは、

まったく別のタイプのリキュールです。

まず、アプリコットブランデーは、
アプリコット(杏)の果実や種子を使って造られたリキュールです。
果実のフルーティーな甘みとともに、種子由来のほのかな“杏仁香”が感じられることがあり、これが香りに奥行きを生み出します。

一方のアマレットは、
ビターアーモンドや杏の種子など、ナッツや核(種)を主役にしたリキュールです。
果実ではなく、あくまで“種子の香り=杏仁香”が中心。香りは強く濃厚なのが特徴です。

つまり、

  • アプリコットリキュール:
    果実のリキュールでありながら、種の香り(杏仁香)も感じることがある
  • アマレット:
    種の香り(杏仁香)そのものが主役

ということになります。

そのため、用途としても、
アプリコットリキュールは、フルーツ系カクテルによく使われ、
アマレットは、甘く濃厚な味わいのカクテルに用いられることが多いです。

項目アプリコットリキュールアマレット
お酒の分類リキュールリキュール
ベーススピリッツブランデー・中性スピリッツ主に中性スピリッツ
主原料杏の果実・種子ビターアーモンド・杏の種子
香り・風味杏の果実感・コク・種子の香り種子の強い杏仁香・バニラ・カラメル
味わい甘酸っぱい・やや杏仁香杏仁香の重厚感・甘く濃厚
代表銘柄ルジェ・ジファールなどディサローノなど
使われ方フルーツ系カクテルデザート系カクテル

アプリコットリキュールは、
そのまま飲むよりも、カクテルの材料として使われることが多いリキュールです。

だからこそ、カクテルに合う特徴を持っているかどうかは、
銘柄選びにおいて非常に重要な判断基準になります。

私が思う「カクテル向きのアプリコットリキュール」の条件は、次の3つです

カクテル向け アプリコットリキュール おすすめ 写真

カクテルにおいて、

香りの強さと質は非常に大切です。

なぜなら、複数の材料を混ぜる中で、
香りが弱いリキュールは他の素材に埋もれてしまうからです。

ただし、香りが強ければ良いというわけでもありません。

人工的な香料感やお菓子のような香りが強いと、
逆に不自然さが際立ち、カクテル全体のバランスを崩すこともあります。

したがって、カクテル向きのアプリコットリキュールは、果実本来の自然な香りが豊かに立つタイプが理想的です。

これならば他の材料に負けることなく、カクテル全体に心地よい香りを加えてくれます!

アプリコットリキュールには、果実の香りに加えて

果汁感(ジューシーさ)も大切です。

もちろん、種子や皮に由来する杏仁香を活かすスタイルもありますが、
カクテル用としての汎用性を考えると、みずみずしい果実味を感じるタイプのほうが合わせやすいです。

特に、アプリコットリキュールは、
すっきりした甘酸っぱいカクテルに使用されることが多いため、フルーツそのもののようなジューシーさは大きな武器になります。

また、プロのバーテンダーとは

違い、
家庭では複数の銘柄を使い分けるのは難しいこともあるので、

1本でさまざまなレシピに対応できる汎用性が高いという意味でも、ジューシーなタイプがおすすめです。

アプリコットリキュールは、

甘すぎず、程よい酸味があるものがカクテルに向いています。

他の柑橘やフルーツリキュールと組み合わせられることも多く、爽やかな味わいのカクテルに使われるケースが少なくありません。

そのため、リキュール自体が甘すぎると、
他の素材の味を邪魔してしまったり、重たく、飲み疲れるカクテルになってしまうこともあります。

フレッシュで甘酸っぱい味わいの銘柄は、
甘さと酸味のバランスが取れていて、他の材料と合わせても使いやすいものが多いです。

たとえば、
ジファールのように酸味と甘さのバランスが良い銘柄は、失敗の少ない一本として非常におすすめできます。

アプリコットリキュール 選び方 写真

カクテルを美味しく仕上げるには、

アプリコットリキュール選びがとても重要です。

ここでは、カクテル用アプリコットリキュールを選ぶ際に押さえておきたい、

「3つのポイント」を紹介します。

■アプリコットリキュールブランデー
■果実系か種子系か
■流通安定性と価格の目安

アプリコットリキュール 選び方 ブランデー 写真

アプリコットリキュールには大きく分けて、

ブランデーをベースにしたものと、

中性スピリッツなどをベースにしたもの

があります。

ブランデーベースのアプリコットリキュールは、濃厚で芳醇なコクが特徴です。

重厚感のあるカクテルを作りたいときに向いていますが、その分、汎用性はやや低めです。

一方で、
中性スピリッツなどをベースにしたアプリコットリキュールは、果実味豊かな軽い味わいが特徴です。

アプリコットリキュールを使うカクテルは、
すっきりと甘酸っぱいレシピが多いため、ジファールのようにみずみずしくジューシーな味わいのものが特におすすめです。

このタイプなら、
果実の香りを主役にした軽やかな仕上がりになり、初心者でも扱いやすく、汎用性も高くなります。

とはいえ、

「カクテルに重厚なコクや奥行きを加えたい!」

という場合は、ブランデーベースのアプリコットリキュールも持っておくと便利です。

特にエギュベル アプリコットブランデーは、
他の銘柄と比べても群を抜いて完成度が高く初心者にも使いやすい本格派。

コクのある大人の一杯を目指すなら、ぜひ取り入れたい1本です。

アプリコットリキュール 選び方 果実 写真

アプリコットリキュールには大きく分けて、

果実味を前面に出したタイプと、

種子由来の杏仁香を感じるタイプ

があります。

どちらもそれぞれに魅力がありますが、個人的にはカクテルに使いやすいのは果実味タイプだと思います。

というのも、
アプリコットリキュールは他のフルーツリキュールや柑橘系の素材、炭酸水などと合わせて使われることが多く、

爽やかですっきりした味わいのカクテルに仕上げたい場面が多いためです。

果実感がしっかりあるリキュールのほうが、
こうした組み合わせに自然となじみやすく、汎用性も高いのが特長です。

もちろん、
杏仁香を活かした重厚なスタイルのカクテルも美味しいですし、
好みによるところもありますが、

家庭で1本選ぶなら、まずはジューシーな果実味が際立つタイプをおすすめします。

アプリコットリキュール 選び方 価格 写真

カクテルを自宅で楽しむ「おうちバーテンダー」にとって、

アプリコットリキュールの流通の安定性

はとても重要なポイントです。

プロのバーテンダーであれば、
業者用の仕入れルートがあるため、流通が少ない銘柄でも継続的に手に入る可能性があります。

しかし家庭では、
一度気に入った銘柄が次に手に入らないということも少なくありません。

カクテル作りでは、
一つの材料を繰り返し使いながら、自分好みの配合を探っていく工程がとても大切です。

そのためにも、
継続して購入できるリキュールを選ぶことが、自宅でのカクテル作りの成功に直結します。

管理者
管理者

今回紹介している銘柄は、
すべて流通安定している商品ですので安心して大丈夫です!

また、

価格も見逃せない要素です。

高価すぎると継続して購入するのが難しくなりますし、

かといって、
安価すぎるリキュールには香料感が強く、果実味に乏しいものも多いのが実情です。

特に杏仁香が強すぎると、使いどころが限られてしまうことも。

そのため、個人的には、
3,000円以上の中堅クラスを目安に選ぶのが失敗が少なく、

自然な味わいや果実の風味がしっかりと感じられるリキュールに出会える確率が高いと感じています。

カクテル用アプリコットリキュール選びの3つのポイントは:

  1. どんなベース酒(リキュール or ブランデー)を選ぶか?
  2. 果実感重視か、杏仁香重視か?
  3. 流通と価格の安定性を考慮すること

これらを踏まえて、
自分の好みや作りたいカクテルに合った1本を選べば、アプリコットの魅力を存分に活かした一杯を楽しめますよ。

アプリコットリキュール 比較 写真
アプリコットリキュール 比較 原液 炭酸水 オレンジ 写真

ここからは、各銘柄を共通の三通りの方法で試飲して、それぞれを比較していきます。

【試飲条件】
■原液(ストレート)
■炭酸水(ソーダ割)
■オレンジ(オレンジ割)

【試飲した銘柄】
■ルジェ
■マリーブリザール
■ボルス
■ジファール
■エギュベル クレーム・ド・アプリコット
(エギュベル白とします)
■エギュベル アプリコットブランデー
(エギュベル黒とします)

ここから、比較した結果を紹介していきます。

ここからはストレートで飲んだ時の比較を紹介していきます。

今回の6種をストレートで比較した結果、
それぞれのリキュールが持つ個性が明確に表れました。

果実感杏仁感ブランデー感に分けて評価しました↓

銘柄果実感杏仁感ブランデー感
ルジェ★★★☆★★★☆★☆☆☆
マリーブリザール★☆☆☆★★★★★★★☆
ボルス★☆☆☆★★☆☆★★☆☆
ジファール★★★★★☆☆☆★☆☆☆
エギュベル 白★★☆☆★★★☆★☆☆☆
エギュベル 黒★★☆☆★★★☆★★★★

● 果実感で一番印象的だったのは ジファール

ジファールは、果実味が群を抜いて圧倒的でした。

杏仁香がほぼ感じられず、
みずみずしい甘酸っぱさがストレートに伝わってきます。

まさに、

フルーツそのものを閉じ込めたような味わい

で、初心者にも非常におすすめしやすいリキュールです。

● 杏仁感で一番印象に残ったのは マリーブリザール

マリーブリザールは、濃厚で香り立つ杏仁香が特徴。

一方で、
やや香料的で人工的なニュアンスも(ルジェやボルスも)。

対して、
エギュベル クレーム・ド・アプリコット(白)は、自然で上質な杏仁香が感じられ、全体の風味とのバランスも良好。

この結果から、
価格帯に比例して香りの自然さが増す傾向があるとも感じました。

● ブランデー感で印象深かったのは エギュベル アプリコットブランデー

ブランデー感については、

  • マリーブリザール
    やや重厚で甘み強めの印象
  • ボルス
    軽めでフルーティ寄り
  • エギュベル アプリコットブランデー(黒):
    その中間で、アプリコットの味わいに絶妙にマッチ

というような印象を受けました。

特にエギュベル アプリコットブランデー(黒)は、
アプリコットとブランデーの一体感が高く、熟成年数や質を考えてブレンドしているような完成度の高さがありました。

芳醇で奥行きある風味は、クラシックカクテルにも映えそうです。

次に、
代表的な割り方である炭酸水割りとオレンジジュース割りで、
6銘柄のアプリコットリキュールを実際に比較してみました↓

銘柄炭酸水オレンジ感想
ルジェ★★★☆★★★☆果実と杏仁のバランス良いため相性○
マリーブリザール★☆☆☆★★☆☆杏仁感・ブランデー強いためチグハグな印象
ボルス★☆☆☆★★☆☆マリーブをドライにした感じなので上と同様
ジファール★★★★★★★★みずみずしく甘酸っぱいので非常に相性◎
エギュベル 白★★★★★★★★果実と杏仁のバランス良い。自然な味わいで◎
エギュベル 黒★★☆☆★★★★柑橘では、上質なフルーツブランデーになり◎

ジファール
エギュベル クレーム・ド・アプリコット(白)

この2銘柄は、炭酸で割っても香りと味のバランスが崩れず、非常に飲みやすく、爽やかな印象でした。

一方で、ブランデー感が強めなリキュールは、
炭酸水と合わせると香りが立ちすぎたり、甘みとのバランスが悪くなる傾向がありました。

参考:
炭酸水で割ると、香りが拡散されるため、
ブランデーの重厚なアロマが際立ちすぎてしまい、全体の調和が崩れることがあります。

そのため、ソーダ割りを楽しみたい方には、果実感が前面に出たタイプ(例:ジファール)がおすすめです!


ジファール
エギュベル(クレームド白/ブランデー黒ともに)

オレンジジュースと合わせたときに、

「自然な一体感」が感じられたのがこの2銘柄でした。

特にジファールは、
果実の香りがナチュラルで、オレンジとの調和も抜群でした。

一方、
ルジェ、マリーブリザール、ボルスなどのお手頃価格帯リキュールは、
やや香料っぽさや人工的な杏仁香が際立ち、オレンジのフレッシュさとバランスを取りにくいと感じました。

考察:
自然な果実味があるものほど、オレンジとの一体感が出やすいと感じました!

一方で、
リキュールの香料感が強い銘柄だと、
オレンジの酸味と甘さで“ケミカル感”が引き立つように感じました。。

ここでは、前項で詳しく解説したアプリコットリキュール各銘柄の特徴やスペックを、比較しやすいように一覧表にまとめました

気になる銘柄があれば、
実際に購入する際の判断材料としてぜひ活用してみてください↓

商品名 果実感 杏仁感 ブランデー感 炭酸水割り オレンジ割り(実飲感想) 価格 管理者の感想
ルジェ ★★★☆ ★★★☆ ★☆☆☆ ★★★☆ ★★★☆ 2358円/700ml 少し菓子っぽいが、果実・杏仁バランス〇
マリーブリザール ★☆☆☆ ★★★★ ★★★☆ ★☆☆☆ ★★☆☆ 3230円/700ml 杏仁が強い。ブランデーも重め。少しケミカル感あり
ボルス ★☆☆☆ ★★☆☆ ★★☆☆ ★☆☆☆ ★★☆☆ 2180円/700ml かなり若い軽めブランデーな印象。全体的にドライ
ジファール ★★★★ ★☆☆☆ ★☆☆☆ ★★★★ ★★★★ 4181円/700ml みずみずしい果実感。一番フレッシュ!
エギュベル 白 ★★☆☆ ★★★☆ ★☆☆☆ ★★★★ ★★★★ 3330円/700ml 杏仁が強いが自然で豊か。上質で王道な味わい
エギュベル 黒 ★★☆☆ ★★★☆ ★★★★ ★★☆☆ ★★★★ 3740円/700ml 上質なブランデーと杏の味わい。バランス◎

アプリコットリキュールと一口に言っても、その個性はさまざま。

カクテルに深みを加えたいのか、それともフルーティさを引き立てたいのか——。

ここからは、目的別に最適なアプリコットリキュールを紹介します。

使い方に合わせて選べば、味わいはもっと広がりますよ!

アプリコットリキュール おすすめ ジファール 写真

初心者にもおすすめな失敗しないアプリコットリキュールは、

ジファール アプリコット ルーションです

このリキュールの魅力は、なんといってもみずみずしくジューシーな果実感

フレッシュなアプリコットの味わいがしっかり感じられ、
初心者にも親しみやすい甘酸っぱさが特徴です。

アプリコットリキュールには、
あんずの「果実」だけでなく、種子から抽出される杏仁香を活かした銘柄もあります。

これは濃厚でナッツのような香味を生み出し、
非常に魅力的ですが、初心者にはややクセが強く感じられることも。

その点、
ジファールは果実の香りと味わいに特化した、すっきりとした味の設計になっており、

「飲みやすさ」という点では抜群です。

また、ただ甘いだけでなく、程よい酸味もあるため、口当たりは軽やか。

ソーダ割りでも、カクテルに混ぜても、甘すぎて飽きるということがありません。

ジファールのプレミアムラインは、
プロのバーテンダー向けに開発されたラインナップで、実際に多くのバーでも使用されています。

にもかかわらず、
一般流通も安定していて、家庭でも手に入りやすいというのも大きなポイントです。

初心者でも扱いやすく、
幅広いカクテルに対応できる汎用性の高さから、

「最初の1本」に選ぶなら、ジファールを自信を持っておすすめします。

ちなみに:
【杏仁香がほしいときは、アマレットを少し加えるだけでOK】
杏仁香をつけたいときは、アマレットを少量ブレンドするのがおすすめ!

杏仁香が強く出るタイプで「果実味の追加」は難しいですが、
ジファールのように「杏仁香の追加」は簡単なので、
自分の好みに合わせてアレンジが可能です!

アマレットは、
アーモンドやアプリコットの種子から作られるリキュールで、濃厚なナッツのような香りが特徴。

カクテルにも広く使われており、小容量のボトルも流通しているため、持っておいて損はありません

アプリコットリキュール おすすめ エギュベル 写真

アプリコットリキュールの中でも王道の味わいを求めている方には、

エギュベルのクレーム・ド・アプリコットがおすすめです。

ジファールのようにみずみずしい果実感を持ちながら、
こちらは上品に香る杏仁香(あんずの種子由来)がしっかりと感じられ、

まさに果実と種子の両面の魅力を備えたバランス型。

果実味よりもやや杏仁香が前に出ますが、
重たすぎず、全体を甘く優雅にまとめあげているのが印象的です。

糖度は高めですが、
甘さは非常に上品で、べたつきや重さは感じません

ひと口目に甘さがふわっと広がったあと、スッとキレよく引いていくのが特長。

甘味・香り・コクのすべてが重層的で、
複雑で立体感のあるフレーバーに仕上がっており、カクテルに深みを与えたい方にも最適。

フルーティーかつ濃厚、でも重たくない。

そんな「大人な甘さ」を求める方にぴったりの1本です。

アプリコットブランデー おすすめ エギュベル 写真

「アプリコットブランデーらしい重厚なコクがほしい」ときにおすすめなのが、

エギュベルのアプリコットブランデーです。

この商品は上で紹介した「クレーム・ド・アプリコット」の、
果実味・杏仁香といったアプリコットらしさをそのままに、

さらに芳醇なブランデーのアロマが調和した完成度の高い一本です。

他のアプリコットブランデーでは、
「ブランデーと言っても香りだけだったり、風味が薄かったり…」
ということも少なくありません。

しかしこのエギュベルは、

アプリコットの風味に合わせて、最適なブランデーを選び抜いたかのような一体感があります。

濃厚なブランデーのコクアプリコットの果実味杏仁香が合わさり、

ふくらみのある大人の味わいに仕上がっています。

甘さに頼らず、香りと味の奥行きで魅せる。

そんなアプリコットブランデーを探している方には、
これ一択といってもいいほどおすすめの逸品です。

今回の記事では、
3つの目的別におすすめのアプリコットリキュールを紹介しました。

しかし、

「もっと濃厚な風味が欲しい」

「お手頃なもので探したい」

など、さらに具体的な味わいの好みがある方も多いはず。

そんな方に向けて、
他3銘柄についてのおすすめポイントを紹介します。

こちらもぜひ参考にしてみてください↓

商品名特徴おすすめポイント
ルジェ果実味と杏仁香のバランスが良いお手頃にフルーツ系やデザート系など、色々なカクテルを作りたい方
マリーブリザール濃厚なブランデー感と杏仁香重厚なカクテルやデザート系で使いたい方
ボルスドライで軽めなお酒感と杏仁香香り付けを控えめにしたい方
クラリッジ カクテルレシピ 写真
作り方


ジン 20ml
ドライベルモット 20ml
ホワイトキュラソー 10ml
アプリコットブランデー 10ml

全ての材料をシェークしてグラスに注いで完成!

カクテルでよく使われる主要な香味要素がバランスよく詰まっていて、

ジュニパーベリーハーブ柑橘といった、

香りの層が豊かで、奥行きのある味わいが楽しめます。

アプリコットには「アプリコットブランデー」を使うのがおすすめ

リキュールタイプよりも味の骨格がしっかりと立ち、より完成度の高いクラリッジに仕上がります。

せっかくならジンもカクテル向けのものを↓
徹底的に比較検討した特設記事があります

ホワイトキュラソーもカクテルでよく使います!
初めての購入で失敗したくない方はご参考まで↓

ジンが余ってしまう前にレシピの確認を!
初心者でも作りやすいレシピを集めています↓

ミリオネーア カクテルレシピ 写真
作り方


ホワイトラム 15ml
スロージン 15ml
アプリコットブランデー 15ml
ライム 15ml
グレナデンシロップ 1dash

全ての材料をシェークしてグラスに注いだら完成!

ラムの熟成感フルーツの香り、アプリコットザクロの風味が重なった、

複雑ながら華やかなカクテルです。

特にアプリコットブランデーの芳醇なコクが、全体の味わいを引き締めてくれるため、ただのフルーツ系カクテルとは一線を画す“深みのある一杯”に仕上がります。

個人的には、
アプリコットリキュールよりもブランデーベースのものを使ったほうが、味に立体感が出ておすすめです。

理由は、
ブランデー由来のコクが複雑さを生み、度数が高いことにより味がぼやけないからです。

ホワイトラムもカクテルではよく使うベース酒です。
銘柄によって味わいが全然違いますので迷った時はご参考に↓

ライム果汁は、カクテルでよく使います。
こちらも銘柄で全然違いますので、ご参考に↓

ジン同様、余った時のためにレシピも確認しておきましょう↓
ロングカクテルに絞ってたくさん紹介しています

ツアリーヌ カクテルレシピ 写真
作り方


ウォッカ 30ml
ドライベルモット 15ml
アプリコットブランデー 15ml
アンゴスチュラ・ビターズ 1dash

全ての材料をミキシンググラスでステアしてグラスに注いで完成!

ウォッカをベースに、ハーブの爽やかさアプリコットの優しい甘みが重なり合う、

お酒の味わいをしっかりと感じられる上品なカクテルです。

全体としてはフルーティでやや甘めのフレーバーですが、
アンゴスチュラ・ビターズのほろ苦さが絶妙なアクセント

味を引き締め、飲み飽きない一杯にしてくれます。

ウォッカもカクテルでは一般的なベース酒。
選び方によって味の良しあしが分かれるのが特徴です。
迷った時のご参考に↓

ドライベルモットは銘柄によって味わいが大きく違います。
迷った時はこちらをご参考に↓

ウォッカもレシピの特設記事あります。
余った時のご参考にどうぞ↓

アプリコットクーラー カクテルレシピ 写真
作り方


アプリコットブランデー 30ml
レモン 15ml
グレナデンシロップ 10ml
炭酸水 適量
スライスレモン 1個
スライスオレンジ 1/2個
マラスキーノチェリー 1個

☆をシェークしてグラスに注ぐ。ゆっくりソーダを注いで完成!

炭酸水を加えることで、
香りがふわっと立ち上がり、グラスに顔を近づけた瞬間からアプリコットの豊かな香りが楽しめる、

甘酸っぱくて爽快な味わいが魅力のロングカクテル。

このカクテルには、
フレッシュな果実感を前面に出したアプリコットリキュールがよく合います。

中でもおすすめなのがジファールのアプリコットリキュール
ジューシーで自然な果実味があり、炭酸と合わせたときにも香りが濁らず、クリーンで爽快な味わいをしっかりと楽しめます!

グレナデンシロップはよく使われるシロップ。
銘柄によってお菓子っぽいものもありますので、
迷った時はこちらで解説しています↓

アプリコットクーラーに使う炭酸水は、
強度が高く、きめのこまかいものがおすすめ。
迷った時はこちらをご参考に↓

レモン果汁も良ーく使います。
こちらも銘柄によっての差異が大きい商品
迷った時のご参考に↓

カクテルには今回ご紹介した以外にも、まだまだたくさんの種類があります。

本格的に楽しみたい方は、レシピ本を一冊持っておくのもおすすめです。

こちらはレシピ本の特設記事です
実際に10冊を手に取り、初心者にとって使いやすいものを厳選しています。
どれを選べばいいか迷ったときは、まずこちらをチェックしてみてください↓

カクテル作り方 まとめ 写真

カクテルづくりは主に、

ビルド

シェーク

ステア

の3種類があります。

基本的には、

この3つを覚えればカクテルづくりで困ることはありません。

どの手法でも使う道具はメジャーカップ・バースプーン。

これはカクテルで必須アイテムです。

本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓

■メジャーカップ

WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれている
ので、非常に使いやすいです。

私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!

■バースプーン

おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。

しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。

そのため、コスパを重視する方迷ったときはこの記事を参考に↓

次のセクションから、ここの作り方の説明とそれに使う道具を紹介します。

カクテル作り方 ビルド 写真

ビルドとは、

カクテルをグラスの中でそのまま作る方法です。

氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけ。
混ぜる場合も、軽くスプーンでひと混ぜするだけでOKです。

ビルドで必要なのは、バースプーンとメジャーカップだけでOKです。

おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです

他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に↓
選び方からおすすめ商品まで幅広く網羅しています

カクテル作り方 シェーク 写真

シェークとは、

材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。

氷と一緒に強く振ることで、よく冷えた、なめらかな口当たりのカクテルに仕上がります。

甘みや酸味のあるジュース系のカクテルや、卵・クリームを使うものに向いています。

■ シェークに必要な道具

シェークにはシェーカー・メジャーカップバースプーン(味見用)が必要です。

おすすめは、またもBIRDYの商品↓

プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当

他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に
様々なタイプのシェーカーを紹介しています。
自分に合ったシェーカーを探すことができますよ↓

ステアとは、

ミキシンググラスで氷と材料を静かに混ぜる方法です。

スプーンでゆっくり混ぜて、素材の風味を壊さずに冷やすのが特徴です。

おもにアルコールのみで作る、繊細な味のカクテルに使われます。

■ ステアに必要な道具

ステアにはミキシンググラスストレーナー・メジャーカップバースプーンが必要です。

おすすめのミキシンググラスは、

CRIZONのミキシンググラスです

この商品は、重さ・口径の広さ・底の厚さが絶妙なんです。
迷っている方は、CRIZONを買っておけば、失敗しませんよ

ミキシンググラスを買う時は、ストレーナーも一緒に買いましょう。

ストレーナーは、ミキシンググラスで混ぜ合わせた後、
カクテルグラスに注ぐときの蓋として使います。

他にも見て決めたい!
という方は、こちらの記事がおすすめです↓
ミキシンググラスを色々な角度から比較して
どれが扱いやすいか徹底的に検証した記事です

Q
アプリコットリキュールはストレートで飲んでも大丈夫?
A

はい、飲めます。ただし甘みが強いものが多いため、少量を食後酒として楽しんだり、ロックで飲むのがおすすめです。
アルコール度数は20〜30%前後とやや高めなので、飲みすぎには注意しましょう。

Q
製菓用とカクテル用でリキュールを分けたほうがいい?
A

基本的には同じものでも問題ありませんが、香りがしっかりしていて甘みが強いものは製菓向き
軽やかで香り高いものはカクテル向きです。目的に応じて風味を比べて選ぶのが理想です。

Q
カクテル初心者でもアプリコットリキュールを使いこなせますか?
A

はい、使いやすいリキュールです!
柑橘ジュースや炭酸水、紅茶などと割るだけでも美味しく楽しめますし、定番カクテルレシピも少ない材料で作れるものが多いです。

Q
アプリコットリキュールのカロリーは高いですか?
A

リキュールは基本的に糖分が多く、カロリーはやや高めです。
100mlあたり約250〜300kcal程度が目安ですが、銘柄によって異なります。カクテルに使う際は使用量を調整するとよいでしょう。

Q
「クレーム・ド・アプリコット」と書かれているものは何が違う?
A

「クレーム・ド〜」とは、糖度が非常に高いリキュールに使われる名称です。
より濃厚で甘口、粘性もあるため、カクテルでは少量でしっかり風味が出せます。濃い味を出したい人におすすめ。

Q
「アプリコットシードリキュール」とは何が違うのですか?
A

アプリコットの種(仁)を使用して作られたリキュールのことを指します。
代表的なのが「アマレット」や「クレーム・ド・ノワヨー」などで、フルーティというよりも「杏仁豆腐の香り」に近い、ナッツ系の風味になります。

アプリコットリキュールは、
19世紀ヨーロッパで蒸留技術とリキュール文化が発展する中で生まれました。

中東〜中央アジア原産のアプリコット(杏)が、
フランスやオランダに渡り、果実や種子をブランデーに浸漬・糖化する製法が広まります。

やがて「アプリコットブランデー」として定着していきます。

禁酒法時代(1920〜1933年)には入手困難になったことで、
逆に「特別感のあるリキュール」として扱われることもあり、その後も脇役として息の長い存在に。

近年では、
クラシックカクテルの再評価により高品質なリキュールへの注目が高まり、クラフト系ブランドがプロのバーテンダーから高く支持されています。

アプリコットリキュールは、
その華やかな香りとまろやかな甘さで、カクテルに繊細な奥行きを加えてくれる一本です。

今回の選び方を参考に、
あなたの好みや使い方に合わせて、ぜひ自分にぴったりの1本を見つけてみてください!

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