カクテル作りに欠かせない「ビターズ」
名前は聞いたことがあっても、
実際にどんな種類があるのか?
どう使えばいいのか?
ビターズがないときの代用方法まで詳しく知っている人は意外と少ないです。
この記事では、
ビターズの基本から種類の違い、使い方のポイント、
代用方法まで初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。
これを読めば、ビターズの魅力がぐっと身近になり、
自宅でのカクテル作りがもっと楽しくなること間違いなしです!
この記事を書いている人↓
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ビターズはなんで必要?

ビターズは、
例えるなら「料理における塩コショウ」。
それほどに、
カクテルにおいては非常に高い重要性があります。
ビターズを入れることで、
- 全体の輪郭をたたせて立体的な味わいになる
- カクテルに複雑性・奥行きを加える
このような印象をカクテルに加えることができます。
ビターズの役割を例えると、、
例えば、、
スイカに振る「塩」ような感じ!
スイカにほんの少し塩を振ると、より甘く感じられます。
ビターズもこれと似たような働きをしてくれて、
ビターズの持つ苦味やスパイスの風味が、
カクテルに含まれる甘味や果実味と対比されることで、
それらの輪郭をくっきりと際立たせる効果があります。
ただ甘いだけ、ただ酸っぱいだけ、
だった味に、苦味というアクセントが加わることで、
味の構成が立体的になり、
複雑で奥深い味わいだ、と感じられます。
これをカクテルで例えると、、
例:ラム+コーラ
- ビターズなし:
ラムの風味とコーラの甘さがストレートに感じる。
飲み進めると、少し甘さが口に残るかも。 - ビターズを数滴加えると:
ビターズの苦みで甘さが抑えられ「すっきり感」の輪郭がはっきりとします。
そのため、ラムの熟成感・コーラの甘さ・ビターズの苦みが粒立ち、
味わいに立体感があるように感じます。

そう意識すると、
入れる意味が感覚的にわかりやすくなり、味のコントロールもしやすくなると感じています!
ビターズとは?

ビターズとは、
ハーブやスパイスなどをアルコールに漬け込み、
香りや苦味を抽出したお酒です。
アルコール度数は40%前後と高めですが、カクテルに加える量は数滴とごくわずか。
その一滴は非常に濃縮されたフレーバーを持つため、
わずかな量でもカクテル全体の香りや味わいを引き締め、同時に奥行きと複雑さをもたらします。
ビターズとアロマティックビターズの違いは?

ビターズとは、
ハーブ・スパイスなどをアルコールに漬け込んで風味を抽出した高濃度の香味料酒です。
一方、
アロマティックビターズは、
ビターズの中でも特にハーブやスパイスの香りが豊かで、複雑な風味を持つタイプを指します。
ビターズの分類でいうと、
ビターズ > アロマティックビターズ
というイメージです
ちなみに|アロマティックビターズの分類について
アロマティックビターズの言葉上の意味では、アロマティック=「芳香性の」となります。
そのため、芳香性ビターズ全般を指すことになり、
アンゴスチュラ、ペイショーズ、オレンジビターズなども含まれる場合があります。
しかし実際のカクテル文脈では、
単に「アロマティックビターズ」と書かれた場合、
ほとんどの場合アンゴスチュラビターズを指します。
ペイショーズやオレンジビターズは、
それぞれの名前が明記されることが多いため、レシピでは注意して読み分ける必要があります。

とってもややこしいですね、、
私は基本アンゴスチュラビターズで作ってしまいます!
ビターズ選びのよくある失敗

ここからは、ビターズ選びでよくある失敗を紹介していきます。

私も過去にやらかした体験談も参考に書いています
とりあえず買っておく

「とりあえずビターズを買っておこう」と香りも調べずに買うと、失敗の原因になります。
ビターズには、
アロマティックビターズ、オレンジビターズ、ハーブビターズ、など種類があり、それぞれ香りや苦味の特徴が違います。
何も調べずに買うと、思っていた味と違って使いづらいことがあります。
また、マイナーなビターズはレシピ数が少ないことも多く、
「買ったのに使えるレシピがない、、」
と使い道に困ってしまうことも多いです。←私です。
そもそも売っているところが少ない

ビターズは、そもそも店頭販売が少ないです。
なので、実物を手に取って確かめられないため、
「想像していた味や香りと違う」
「自分が欲しかった銘柄か分からない」
など、失敗や迷いが生じやすいのが難点です。
ビターズはカクテルでの用途が主なお酒なので、
家庭でカクテルを作る人以外にはあまり需要がありません。
そのため、
一般的なスーパーや酒屋では置かれていないことが多いのが現状です。
最初の一本目に個性派のビターズを選ぶ

考えなしに個性派のビターズを購入すると失敗の原因になりえます。
リカー専門店には、ラベンダー、チョコレート、柚子、カルダモンといった非常に魅力的で珍しいフレーバーの「クラフトビターズ」が並んでいることがあります。
個性が強いビターズは、
特定のカクテルには絶妙にマッチしますが、汎用性が低く、使いこなすのが難しい傾向にあります。
結果として、
「買ってみたけど、何に使えばいいのか、、」
と、なってしまうケースがあります。←私です。
初めてのビターズは「アンゴスチュラビターズ」を選ぼう!
せっかくビターズを買っても購入したのに、使い道がなければ、
「これは本当に買う必要があったのか…?」
と考えてしまうこともあります。
そんな失敗を防ぐために、
結論:アンゴスチュラビターズを買いましょう!
スタンダードカクテルでの使用頻度を星で表すと、
- アンゴスチュラビターズ ★★★★★
- オレンジビターズ ★★★☆☆
- ペイショーズビターズ ★☆☆☆☆
こんな具合に使えるレシピが大きく異なります(あくまで私の体感ですが)。
そのため、アンゴスチュラビターズを揃えることで、
ビターズを使うカクテルの大半はカバーできるようになります。
具体的な揃え方の手順としては、下記のような方法がおすすめです。
- STEP1まず「初心者」や「とりあえず揃えたい人」は、、
アンゴスチュラビターズ
- STEP2色々な味に挑戦したくなったら、、
オレンジビターズ
- STEP3さらに物足りなくなったら、、
ペイショーズビターズ
この揃え方が、一番に効率的で経済的だと思います!
もちろん、
「このビターズでカクテルを作りたい!」
という目的があれば、アンゴスチュラ以外のビターズを優先して買うのも大正解です。
ビターズは小さいボトルに移すと便利!メリット・デメリット紹介
カクテル作りで欠かせないビターズ。
使う量は1~2滴と少ないですが、元の瓶のままだと、
ドボドボッと沢山出てしまい、味わいが台無しになることも、、
そこでおすすめなのが、ビターズボトルに移して使う方法です。
ビターズボトルのメリット:
- 滴下を調整しやすい
先端が工夫されているので、適量をコントロールできます - 狙ったところに滴下できる
先端が細いため、滴下したいところに狙い撃ちできます - プロフェッショナルな見た目と雰囲気
美しいデザインで、おうちがオーセンティックバーに!
デメリットとして、
「長期で風味の劣化」や「ラベル情報が見えなくなる」ことがあるため、
長期保存や正確な情報管理を優先する場合は元の瓶のまま使うほうが安心です。
少量の調整や見た目の整理を重視するならビターズボトルがおすすめです!
ビターズを使ったカクテルレシピ
ここからは、ビターズを使うカクテルを紹介していきます。
どれも初心者が作っても美味しく作れるものばかりですので、
ぜひ試してみてください!
ビターズの使用表記:
- 1dash(ダッシュ):
一振りという意味。
1dash=約2〜3滴
1滴=0.05ml前後
一度に全量入れる必要はないので、
一滴ずつ味を見ながら滴下すると、安心して作れますよ!
オールドファッションド

●ライorバーボンウィスキー 45ml
●アンゴスチュラビターズ 2dash
●角砂糖 2dash
☆スライスオレンジ 1枚
☆スライスレモン 1枚
☆マラスキーノチェリー 1個
- STEP1グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラビターズをかける
角砂糖にビターズを染み込ませます
- STEP2手順1に氷を入れてウィスキーを注ぐ
角砂糖は溶かさなくて大丈夫です
- STEP3☆を飾って、マドラーを添える
飾り方に決まりはありませんので、
お好みで! - 完成
適宜、角砂糖や☆を潰して、
味を調節しながら飲みましょう!
今回はライウィスキーで作ってみました。
オールドファッションドは、
ゆっくり時間をかけて楽しみたい一杯です。
ライウィスキーで作ると、最初はほぼウィスキーそのもの。
けれど、砂糖を崩したりフルーツを潰したりすることで風味が変化し、1杯でいくつもの味わいを楽しめます。
氷が自然に溶けていくことで、口にするたびに味が移ろっていくのも魅力。
ライウィスキーは、王道のこちらがおすすめ↓
マンハッタン

●ライウィスキー 50ml
●スイートベルモット 25ml
●アンゴスチュラビターズ 1dash
●マラスキーノチェリー 1個
- STEP1チェリー以外を小容器で混ぜ合わせ味を調整-★
この段階で、完成形の味を作っておきましょう!
- STEP2ミキシンググラスに氷を入れて冷やす
液体の冷却が早く済むように、
あらかじめミキシンググラスを冷やしておきます - STEP3★をミキシンググラスに入れてステアする
大体30回転くらい
回数は味見をしながら調整しましょう - STEP4ストレーナーをかぶせてグラスに注ぐ
- STEP5ピンで刺したマラスキーノチェリーを沈める
チェリーの漬け込み液を、
ウィスキーで洗ってから入れると、
甘さがカクテルにつきません - 完成
マンハッタンは、アメリカを代表するクラシックカクテル。
その洗練された大人の味わいから長年愛され続けています。
味わいは、深みのある香りと甘味、そしてほのかなスパイス感が絶妙に調和します。
落ち着いた空間でゆっくりと味わうのにふさわしい、まさに“大人のための一杯”です。
ホノルル

●ジン 50ml
●オレンジ 1tsp
●パイナップル 1tsp
●レモン 1tsp
●アンゴスチュラビターズ 1dash
●シロップ 1tsp
- STEP1全ての材料をシェーカーに入れる
- STEP2バースプーンで軽く混ぜて味見する
ここで味の最終確認をしましょう!
- STEP3シェークしフレークを除きながらグラスに注ぐ
ストレーナーで砕けた氷(フレーク)を
取り除くと水ぽくなりにくいです - 完成
ひと口でいくつものフルーツを感じられる、ドライながらもフルーティーな味わい。
オレンジ・パイナップル・レモンの爽やかな果実感に、
ビターズ由来のハーブやスパイスの複雑さとほろ苦さが加わり、全体をキリッと引き締めてくれます。
ジンの比率が多いカクテルなので、ジンを拘るとより本格的に作れますよ!
選び方からおすすめ銘柄まで徹底解説しています↓
ジンが余った時のためのレシピ集
実際作って美味しかったレシピのみを載せています↓
ネバダ

●ホワイトラム 40ml
●ライム 10ml
●グレープフルーツ 10ml
●シロップ 1tsp
●アンゴスチュラビターズ 1dash
- STEP1全ての材料をシェーカーに入れる
- STEP2バースプーンで軽く混ぜて味見する
ここで味の最終確認をしましょう!
- STEP3シェークしフレークを除きながらグラスに注ぐ
ストレーナーで砕けた氷(フレーク)を
取り除くと水ぽくなりにくいです - 完成
ダイキリのフルーツ版ともいえる一杯。
ラムの熟したフルーツ香にグレープフルーツが加わり、
さらにビターズの複雑な苦みが全体を引き締め、爽やかな飲み口に仕上がります。
ホワイトラムは銘柄により味わいがはっきり分かれます!
迷った時はご参考に↓
ライム果汁はカクテルで良ーく使うアイテムです。こちらも銘柄によって味わいがかなり違いますので、迷った時のご参考に↓
ラムが余った時のためのレシピ集
実際作って美味しかったレシピのみを載せています↓
サゼラック

●ブランデー 45ml
●角砂糖 1個
●レモンピール 1かけら
●ペイショーズ・ビターズ 1dash
※多少レシピはアレンジしています
- STEP1レモンピール以外の材料をグラスに注ぐ
- STEP2レモンピールを振りかける
グラスの縁に飾ってもいいし、
カクテルの中に入れても可! - 完成
世界最古のカクテルとも言われる伝統的な一杯。
その味わいは、一見シンプルながら、実に奥深いバランスで構成されています。
ベースは芳醇なブランデー。
そこにアニス系リキュールの香りがふわりと重なり、鼻を抜けるように香ります。
静かな夜にゆっくりと楽しみたい、大人のためのクラシックカクテルです。
ブランデーはどんな銘柄でも楽しめますが、
使う種類によって雰囲気ががらりと変わるのがこのカクテルの面白いところ。
自分の「推しブランデー」で試してみてください↓
アペロールサワー

●アペロール 50ml
●レモン 20ml
●シロップ 10ml
●オレンジビターズ 1dash
●スライスレモン 1枚
- STEP1スライスレモン以外の材料をシェーカーに入れる
- STEP2バースプーンで軽く混ぜて味見する
ここで味の最終確認をしましょう!
- STEP3シェークしフレークを除きながらグラスに注ぐ
ストレーナーで砕けた氷(フレーク)を
取り除くと水ぽくなりにくいです - STEP4スライスレモンを飾る
グラスの縁に飾っても、
カクテルの中に入れてもOK! - 完成
柑橘感たっぷりで、夏にピッタリの一杯。
アペロールの薬草とオレンジ香に、
レモンとオレンジビターが加わり、爽快でキリッとした柑橘の香りが広がります。
レモン果汁はカクテルで良ーく使います。銘柄によって味わいが全く異なりますので、迷った時はこちらをご参考に↓
ビターズを使ったアレンジレシピ
ここからは、ビターズを使ったアレンジレシピを紹介していきます。
ビターズアレンジのアイデア:
- 苦み系カクテルにプラスして、より深みを出す
- 普段使うビターズを別の種類に置き換えてみる
- 甘め・デザート系カクテルに少しだけ加えて味を引き締める
- 柑橘系カクテルにオレンジビターズをちょい足し
↑ただし、入れすぎるとバランスが崩れやすく、
ビターズの種類によっては香りが強く出すぎることもあります。まずは1~2滴から試してみましょう
ネグローニ|苦み系カクテルにビターズを入れる

●ジン 20ml
●スイートベルモット 20ml
●カンパリ 15ml
●オレンジピール 1かけら
●アンゴスチュラビターズ 1dash
- STEP1ピール以外を小容器で混ぜ合わせ味を調整-★
この段階で、完成形の味を作っておきましょう!
- STEP2ミキシンググラスに氷を入れて冷やす
液体の冷却が早く済むように、
あらかじめミキシンググラスを冷やしておきます - STEP3★をミキシンググラスに入れてステアする
大体30回転くらい
回数は味見をしながら調整しましょう - STEP4ストレーナーをつけてグラスに注ぐ
氷は入れても入れなくても可!
- STEP5オレンジピールを振りかける
個人的には、
軽くつけるくらいがちょうど良いです! - 完成
ネグローニにビターズを入れてみました。
カンパリを少し控えて、
ステアで仕上げることで苦みの角が取れ、よりまろやかに!
ネグローニ好きにはたまらない新しいバランスの一杯です!
ネグローニの特設記事
オリジナルレシピもいくつか紹介しています↓
マンハッタン|別のビターズに変える

●ライウィスキー 30ml
●スイートベルモット 20ml
●ボブズ リコリス 2滴
- STEP1全ての材料を小容器で混ぜ合わせ味を調整-★
この段階で、完成形の味を作っておきましょう!
- STEP2ミキシンググラスに氷を入れて冷やす
液体の冷却が早く済むように、
あらかじめミキシンググラスを冷やしておきます - STEP3★をミキシンググラスに入れてステアする
大体30回転くらい
回数は味見をしながら調整しましょう - STEP4ストレーナーをつけてグラスに注ぐ
- 完成
アンゴスチュラをボブズのリコリスに変更。
たった2滴でも深い苦みが加わり、通常よりも重厚で骨太なマンハッタンに。
落ち着いて味わいたい大人の一杯です。
グラスホッパー|デザートカクテルにビターズを入れる

●ミントリキュール 20ml
●ホワイトカカオリキュール 20ml
●生クリーム 20ml
●ペイショーズビターズ 2dash
- STEP1全ての材料をシェーカーに入れる
- STEP2バースプーンで軽く混ぜて味見する
ここで味の最終確認をしましょう!
- STEP3シェークする
通常より長めのシェークがおすすめ
- STEP4シェークしフレークを除きながらグラスに注ぐ
ストレーナーで砕けた氷(フレーク)を
取り除くと水ぽくなりにくいです - 完成
グラスホッパーにペイショーズを入れてみました。
ミントの爽快感に、
ペイショーズのアニスやフローラルな香りが加わり、チョコミントがぐっと大人の味わいに。
まさに“これぞカクテル”という複雑さを楽しめます。
未体験ならぜひ試してみてください!
ダイキリ|柑橘系にオレンジビターズ

●ホワイトラム 45ml
●ライム 15ml
●シロップ 1tsp
●オレンジビターズ 2dash
- 手順1全ての材料をシェーカーに入れる
- 手順2バースプーンで軽く混ぜて味見する
ここで味の最終確認をしましょう!
- 手順3シェークしフレークを除きながらグラスに注ぐ
ストレーナーで砕けた氷(フレーク)を
取り除くと水ぽくなりにくいです - 完成
ダイキリにオレンジビターズを加えてみました。
普段のダイキリよりも柑橘の果皮の印象が強まり、飲みやすく感じました。
味わいもオレンジの風味が加わり、最後にきりっと苦みが味を引き締めてくれます
ダイキリの特設記事があります。
オリジナルレシピも紹介しています↓
他にも探したいならレシピ本がおすすめ
カクテルには今回ご紹介した以外にも、まだまだたくさんの種類があります。
本格的に楽しみたい方は、レシピ本を一冊持っておくのもおすすめです。
▼こちらはレシピ本の特設記事です
実際に10冊を手に取り、初心者にとって使いやすいものを厳選しています。
どれを選べばいいか迷ったときは、まずこちらをチェックしてみてください↓
カクテルを作るために必要な道具

カクテルづくりは主に、
ビルド
シェーク
ステア
の3種類があります。
基本的には、
この3つを覚えればカクテルづくりで困ることはありません。
どの手法でも使う道具はメジャーカップ・バースプーン。
これはカクテルで必須アイテムです。
本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓
■メジャーカップ
WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれているので、非常に使いやすいです。
私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!
■バースプーン
おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。
そのため、コスパを重視する方や迷ったときはこの記事を参考に↓
次のセクションから、ここの作り方の説明とそれに使う道具を紹介します。
ビルド

ビルドとは、
カクテルをグラスの中でそのまま作る方法です。
氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけ。
混ぜる場合も、軽くスプーンでひと混ぜするだけでOKです。
ビルドで必要なのは、バースプーンとメジャーカップだけでOKです。
おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです
他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に↓
選び方からおすすめ商品まで幅広く網羅しています
シェーク

シェークとは、
材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。
氷と一緒に強く振ることで、よく冷えた、なめらかな口当たりのカクテルに仕上がります。
甘みや酸味のあるジュース系のカクテルや、卵・クリームを使うものに向いています。
■ シェークに必要な道具
シェークにはシェーカー・メジャーカップ・バースプーン(味見用)が必要です。
おすすめは、またもBIRDYの商品↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当
他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に
様々なタイプのシェーカーを紹介しています。
自分に合ったシェーカーを探すことができますよ↓
ステア

ステアとは、
ミキシンググラスで氷と材料を静かに混ぜる方法です。
スプーンでゆっくり混ぜて、素材の風味を壊さずに冷やすのが特徴です。
おもにアルコールのみで作る、繊細な味のカクテルに使われます。
■ ステアに必要な道具
ステアにはミキシンググラス・ストレーナー・メジャーカップ・バースプーンが必要です。
おすすめのミキシンググラスは、
CRIZONのミキシンググラスです
この商品は、重さ・口径の広さ・底の厚さが絶妙なんです。
迷っている方は、CRIZONを買っておけば、失敗しませんよ
ミキシンググラスを買う時は、ストレーナーも一緒に買いましょう。
ストレーナーは、ミキシンググラスで混ぜ合わせた後、
カクテルグラスに注ぐときの蓋として使います。
他にも見て決めたい!
という方は、こちらの記事がおすすめです↓
ミキシンググラスを色々な角度から比較して
どれが扱いやすいか徹底的に検証した記事です
ビターズの代用は?
ビターズが欲しいけど、手に入らない、、
という方のために、代用案をいくつかご紹介します。
注意点:
- ビターズの代用はあくまで応急措置的な方法で、味や香りの完成度は本物のビターズには及ばないことが多いです!
- カクテルの種類やレシピによって代用の可否は変わります。例えばオールドファッションドのようにビターズが味の核になるカクテルは代用が難しいです!
苦味の強いリキュールやスピリッツを少量使う
一つ目の代用法は、
苦味のあるリキュールやスピリッツを少量加える方法です。
しかし、
カンパリ、アマーロなどを使えば苦味は演出できますが、香りはビターズと異なります。
また、ビターズより量が多く必要になるため、カクテル全体の比率や味わいが変わる点に注意しましょう。
自家製ビターズを作ってみる
ビターズが手に入らないときは、自家製で作るという方法もあります。
スピリッツ(ウォッカやラムなど)にスパイスやハーブ、
柑橘の皮を漬け込み、数日〜数週間寝かせれば、簡易的なビターズが完成します。
市販品のような複雑さは出ませんが、香りや苦味を自分好みに調整できるのが魅力です。
自家製ビターズの作り方が初心者にもわかりやすく乗っているのでおすすめです↓
ビターズの歴史
ビターズは、もともと薬として誕生しました。古代から、ハーブや樹皮、スパイスをアルコールに漬け込んだ薬用酒は、胃腸の調子を整えたり、食欲を増進させるために飲まれてきました。
19世紀に入ると、ベネズエラで医師ヨハン・ジーガートが開発した「アンゴスチュラビターズ」が商業的に成功し、世界中に広まります。
やがてアメリカでカクテル文化が花開き、「オールドファッションド」や「マンハッタン」などのクラシックカクテルに欠かせない存在となりました。
近年では、オレンジやチョコレートなど多彩なフレーバーのクラフトビターズも登場し、カクテルだけでなく料理やデザートにも使われるようになっています。
質問コーナー
- Qビターズは料理にも使えますか?
- A
はい。肉料理のマリネやソース、チョコレートスイーツ、炭酸水やコーヒーの香り付けにも使えます。少量で香りと苦味が加わり、風味がぐっと引き締まります!
- Qビターズの保管方法は?
- A
直射日光と高温を避けて、常温で保存します。冷蔵庫に入れる必要はありません。
- Qビターズの賞味期限はどのくらいですか?
- A
ビターズは高いアルコール度数と糖分の少なさから、未開封であれば数年〜十数年持ちます。開封後も風味の劣化は緩やかで、直射日光を避けて常温保存すれば数年は使えます。
- Qビターズは賞味期限が切れたら使えない?
- A
香りが弱くなることはありますが、アルコール度数が高いため腐敗することはほとんどありません。風味が気にならなければ使用可能です。
- Qビターズはそのまま飲めますか?
- A
アルコール度数が高く、非常に苦いため、そのまま飲むことはほとんどありません。カクテルや料理に少量加えて使うのが基本です。
- Qビターズとアマーロはどう違うの?
- A
どちらも苦味を特徴とするお酒ですが、ビターズは「香味料」として少量使うのに対し、アマーロは「リキュール」としてそのまま飲むことができます。アルコール度数や甘味の有無も異なります。
まとめ
ビターズは、カクテルに深みと複雑さを与える重要な香味料であり、その種類や特徴を理解するとおうちカクテルも非常に楽しくなります!
代表的なアロマティックビターズはカクテルの定番であり、オレンジビターズなど他のタイプも用途に応じて使い分けると幅広い味わいが楽しめます。
ぜひこの記事を参考に、あなたのカクテルや料理にビターズの魅力を取り入れてみてください!
まずはアンゴスチュラビターズで試してみましょう!
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