ブルーキュラソーが手元になくて、カクテルが作れない…。
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、家でも意外と簡単に“自家製ブルーキュラソー”が作れるんです!
この記事では、
初心者の方でもすぐに試せる
「自家製ブルーキュラソー」の作り方
を、手順付きでわかりやすくご紹介。
さらに、市販で手に入る人気のブルーキュラソーや、ノンアルシロップタイプのおすすめ銘柄も掲載しています。
「自分で作る」も「買って楽しむ」も、
どちらもOK!
ぜひこの記事を参考にして、
あなただけの「青くて美しいカクテル」を楽しんでみてください!
自家製ブルーキュラソーの作り方をすぐに知りたい方は、
こちらでジャンプできます
書いているのはこんな人↓
ブルーキュラソーとは?基本の味・色・度数を解説

ブルーキュラソーとは、
オレンジの果皮のリキュールに、青い着色料を加えたものです。
※オレンジの果皮のリキュール:キュラソー
鮮やかな青色と柑橘の香りが特徴で、見た目にも爽やかなカクテルによく使われます。
味わいは、
ほんのりとした甘さにオレンジのフルーティな香りが感じられます。
アルコール度数は20〜25%程度。
ノンアルコールタイプのブルーキュラソーシロップもあり、色鮮やかなノンアルドリンクにも活用されています。
カクテルの彩りを添えるリキュールとして、ブルーキュラソーはとても人気が高い一本です
ブルーキュラソーの「キュラソー」とは?

「キュラソー」とは、
オレンジの果皮を使って作られる柑橘系リキュール全般のことです。
キュラソーは色の違いによって名前が分かれており、
無色透明のものは「ホワイトキュラソー」
琥珀色のものは「オレンジキュラソー」
と呼ばれます。
そして、ホワイトキュラソーに青い着色料を加えたものが
「ブルーキュラソー」となります。
どれも基本的な風味は似ていて、オレンジの香りと甘さが特徴。
用途や見た目に応じて使い分けられています。
中でもホワイトキュラソーは、カクテルでよく使われる汎用性の高いアイテムです。
ホワイトキュラソーのおすすめ銘柄を実飲して徹底比較した記事もあります
迷った時のご参考に↓
ブルーキュラソーの種類と銘柄の紹介
ブルーキュラソーには、主に2つの種類があります。
1. アルコール入りのブルーキュラソー(リキュール)
→ オレンジの皮を使ったキュラソーに、
青色の着色料を加えたリキュールです。
アルコール度数は20〜25%程度。
有名ブランド:ボルス、ジファールなど。
2. ノンアルコールタイプ(ブルーキュラソーシロップ)
→ アルコールを含まないシロップタイプで、
甘いシロップにオレンジ風味と着色を加えたものです。
ノンアルカクテルやデザートに使えます。
有名ブランド:モナン、メゾン・ルータン など。
ボルス
ボルスのブルーキュラソーは、
鮮やかで深みのあるブルーと、安定したオレンジの風味が魅力です。
オレンジピール由来のほんのりビターな香りと、
バランスのとれた甘さで、どんなカクテルにも合わせやすく、見た目も味も華やかに仕上がります。
モナン
モナンのブルーキュラソーシロップは、
ノンアルコールでブルーキュラソーの雰囲気を楽しめる、万能シロップです。
このシロップの魅力は、
アルコールが入っていないのに、ブルーキュラソーらしい柑橘の香りと美しいブルーがしっかり楽しめることです。
ジュースや炭酸水などと合わせるだけで、
ノンアルカクテルやカフェ風ドリンクが簡単に作れます。
お子様やお酒が苦手な方でも気軽に使えるので、一家に一本あると重宝するシロップです。
ブルーキュラソーを使った人気カクテル一覧
「ブルーキュラソーって、どんなカクテルに使えるの?」
そんな疑問を持つ方のために、
ここからはブルーキュラソーを使った人気カクテルをご紹介します。
ブルーキュラソーを使うカクテルは、どれも爽やかで美しく、まさに“映える”一杯ばかり。
見た目のインパクトはもちろん、味わいも軽やかで飲みやすいのが魅力です。
ブルーハワイ

☆ホワイトラム30ml
☆ブルーキュラソー15ml
☆パイナップル30ml
☆レモン15ml
●カットパイナップル1かけら
●マラスキーノチェリー1個
☆をシェークしてグラスに注ぐ。残りの飾りを添えて完成!
グラスに顔を近づけると、
ふわっと立ちのぼるのは、オレンジとレモンのフレッシュな柑橘の香り。
ひと口飲めば、
すっきりとした味わいが広がり、飲み疲れすることなく、最後まで心地よく楽しめます。
海が見えるテラスで、潮風を感じながら、ブルーハワイを飲んだら最高な気分ですね~。
もちろん、
おうちでブルーハワイを手にするだけでも、気分がぐっと明るくなります(私は!)。

ピーチリキュールを入れてもおいしいですよ。
おうちにピーチリキュールがあれば、ぜひ試してみてください!
ラムベースのカクテルを紹介した特設記事があります
多くのレシピを載せていますので是非↓
ガルフストリーム

●ウォッカ30ml
●ピーチリキュール20ml
●グレープフルーツ50ml
●パイナップル10ml
●ブルーキュラソー10ml
全てをシェークして氷の入ったグラスに注いだら完成!(シェークに使った氷をグラスに入れてもよし)
南国の海風を感じるような爽やかでフルーティーなカクテル。
ブルーキュラソーの鮮やかな青と、
ピーチやパインの果実感が合わさり、見た目も味もリゾート気分を楽しめる一杯です。
ベースはウォッカでクセが少なく、飲みやすさ抜群。
甘くてまろやかなピーチリキュールと、
ほんのり酸味のあるジュースのバランスが絶妙で、お酒が苦手な人にも人気。
まるでトロピカルジュースのような味わいなので、
夏のカクテルやパーティーシーンにぴったりです。

全ての材料をシェーカーに入れて振るだけなので、とっても簡単です!
ベースのウォッカにこだわれば、さらにおいしく仕上がります。
10種類を同時に実飲して徹底比較した特設記事があります
ご参考まで↓
「ガルフストリームをこだわって作りたい!」という方はぜひ↓
細かいコツ・アレンジレシピまで幅広く網羅しています
スカイダイビング

●ホワイトラム45ml
●ブルーキュラソー15ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
ラムのフルーティーな香りとオレンジの爽やかさの清涼感あふれるカクテルです。
その美しいブルーと軽やかな口当たりから、
思わずスイスイ飲んでしまいそうになりますが、
実はアルコール度数はしっかり高め。
パーティーシーンや気分を上げたいときにぴったりで、テンションアップ間違いなしのインパクトも魅力です。
スカイダイビングはラムの比率が多いカクテル。
ラムを変えれば雰囲気が変わりますよ
7種類を同時に実飲して徹底比較した特設記事があります
ご参考まで↓
生ライムがベストですが毎回は難しいですよね。
そんなときにストレートライム果汁がおすすめです。
選び方からおすすめ銘柄まで幅広く網羅しています↓
他にも知りたいならレシピ本がおすすめ
カクテルには今回ご紹介した以外にも、まだまだたくさんの種類があります。
本格的に楽しみたい方は、レシピ本を一冊持っておくのもおすすめです。
▼こちらはレシピ本の特設記事です
実際に10冊を手に取り、初心者にとって使いやすいものを厳選しています。
どれを選べばいいか迷ったときは、まずこちらをチェックしてみてください↓
カクテルの作り方・必要な道具

カクテルづくりは主に、
ビルド
シェーク
ステア
(今回はレシピを載せてないので省きます)
の3種類があります。
基本的にはこの3つを覚えればカクテルづくりで困ることはありません。
どの手法でも使う道具はメジャーカップ・バースプーン。これはカクテルで必須アイテムです。
本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓
■メジャーカップ
WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれているので、非常に使いやすいです。
私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!
■バースプーン
おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。
そのため、コスパを重視する方や迷ったときはこの記事を参考に↓
次のセクションから、ここの作り方の説明とそれに使う道具を紹介します。
ビルド

ビルドとは、
カクテルをグラスの中でそのまま作る方法です。
氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけ。
混ぜる場合も、軽くスプーンでひと混ぜするだけでOKです。
シェーカーなどの特別な道具は必要なく、
手軽で失敗しにくい作り方なので、カクテル初心者にぴったりです。
ジントニックハイボールなど、
よく知られたカクテルの多くはこの方法で作られます。
ビルドで必要なのは、バースプーンとメジャーカップだけでOKです。
おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです
他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に↓
選び方からおすすめ商品まで幅広く網羅しています
シェーク

シェークとは、
材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。
氷と一緒に強く振ることで、よく冷えた、なめらかな口当たりのカクテルに仕上がります。
甘みや酸味のあるジュース系のカクテルや、卵・クリームを使うものに向いています。
たとえば「サイドカー」や「ホワイトレディ」などが代表的です。
■ シェークに必要な道具
シェークにはシェーカー・メジャーカップ・バースプーン(味見用)が必要です。
おすすめは、またもBIRDYの商品↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当
他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に
様々なタイプのシェーカーを紹介しています。
自分に合ったシェーカーを探すことができますよ↓
他にも「ステア」「ブレンド」という手法も
カクテルの作り方には「シェイク」や「ビルド」だけでなく、
「ステア(かき混ぜる)」
「ブレンド(ミキサーで混ぜる)」
という手法もあります。
たとえば、
「ステア」は、マティーニなど繊細なカクテルに使われます。
一方、
生フルーツを使うスタイルのカクテルなどは「ブレンド」が定番です。
ここでは詳しい手順や使い分けまでは解説しませんが、より深く知りたい方は以下の記事で詳しく紹介しています↓
自分でもブルーキュラソーは作れる!メリットを解説

ここからは、いよいよ「自家製ブルーキュラソー」の作り方をご紹介していきます。
…と、その前に。
まずは、
「自分でブルーキュラソーを作ると、どんないいことがあるのか?」
をご紹介していきます。
メリットは大きく分けて、以下の3つです:
- 必要なのはたった2つの材料だけ
- 使いたい分だけ、少量から作れる
- 市販されていない、自分だけの銘柄を生み出せる
この3つのポイントについて、次から詳しく解説していきます ↓
必要なのは「ホワイトキュラソー」と「着色料」だけでOK

実は、ブルーキュラソーは、
着色料さえあれば意外と簡単に作ることができます。
というのも、
ブルーキュラソーは基本的に「ホワイトキュラソーに青い着色料を加えたもの」。
つまり、市販されているブルーキュラソーも、
その多くは「ホワイトキュラソーに青色1号などを加えたもの」なのです。
色だけを真似した“なんちゃって商品”ではなく、もともとそういう製法。
だから、
家庭でもベースとなるホワイトキュラソー(たとえばコアントロー)と、
食品用着色料さえあれば、本格的なブルーキュラソー風リキュールを再現できます。
特別な道具もいらず、分量も自分好みに調整できるのが、自家製の魅力です!
好きな量だけ作れる(市販は多い)

ブルーキュラソーを自作する最大の利点は、
「必要な分だけ作れること」。
市販のブルーキュラソーは一般的に700mlボトルが主流ですが、
実際のカクテルでは色付けが主な役割で、1杯あたりに使うのはせいぜい15ml程度。
そのため、1本使い切るのにかなりの時間がかかってしまいます。
一方、
自家製なら100mlや200mlなど、自分の使用量に合わせて少量から作ることが可能。使い切れずに余らせる心配がありません。
さらに、必要なのはホワイトキュラソーと青色の着色料だけ。
ホワイトキュラソー(コアントローなど)は、
カクテルでも頻繁に使うため、家に常備していることも多く、その延長で気軽に作れるのも大きな魅力です。
「欲しいときに、欲しい分だけ」
これこそ、自家製ブルーキュラソーの最大のメリットです!
世の中に出回っていないブルーキュラソーを作れる

自家製ブルーキュラソーの魅力は、
「世の中にない一杯」を自分で作り出せることです。
市販のブルーキュラソーは意外と銘柄が少なく、選択肢も限られがち。
一方で、ホワイトキュラソーには、
コアントロー、エギュベル、ジファールなど多彩な銘柄が存在し、それぞれが異なる香りや甘さ、口当たりを持っています。
つまり、
ホワイトキュラソーにしか存在しない個性を、着色によって“ブルー化”すれば、
唯一無二のブルーキュラソーが作れるのです。
たとえば、香り高くドライなホワイトキュラソーを使えば、
甘さ控えめでキリッとしたブルーキュラソーに仕上がり、見た目は同じでも味わいはまったく別物になります。
実際にジファールのように、
同じメーカーから出ているホワイトキュラソーとブルーキュラソーを比べてみても、ブルーキュラソーのほうが“お菓子っぽい甘さ”が強めというケースも多いです。そのため、
「色だけつけたいのに、甘さまでついてきてしまった…」
ということも。
そんなとき、好みのホワイトキュラソーに着色料を加えて自作すれば、香りはそのままに、味を邪魔しないブルーのカクテルが作れます。
見た目の鮮やかさと、香り高く引き締まった味わい。どちらも妥協せずに楽しめるのが、自家製ならではの醍醐味です!
■キュラソー・トリプルセック(ホワイトキュラソー)
カクテルクリエーションには欠かせない、
スイートオレンジとビターオレンジの皮を、
アルコールに浸漬して作られたリキュール。
オレンジ特有のフレッシュさに加え、
砂糖漬けオレンジのような甘い香りもあり、
口当たりは滑らかです。
繊細で心地良い甘さの背後に、
フレッシュな柑橘類とオレンジとグレープフルーツの皮にある、
わずかな苦味も感じられます。
氷と混ざることで、甘みが抑えられ、
ユーカリやオレンジの花のニュアンスを感じる、よりクリアな味わいになります。
アルコール度数40%
容量700ml
■ブルーキュラソー
カリブ海の深く鮮やかなブルーが印象的な、
スイート&ビターオレンジの⾵味が広がるリキュール。
フレッシュで爽快な⾹りと、キャンディのような⽢さが特徴です。
色は深いブルー。
香りは砂糖漬けオレンジの⽢さとほろ苦さが調和し、
フローラルな⾹りが⼼地よく広がるベルベットのようになめらかな⾹り。
味わいはまろやかでなめらかな味わい。シトラスノートの豊かな⾵味
容量700ml
アルコール度数25%
おすすめのホワイトキュラソーは「コアントロー」

自家製ブルーキュラソーにおすすめのホワイトキュラソーは、
コアントローです。
コアントローは、その知名度と信頼性は非常に高く、
世界中で広く流通しているため、品質が安定しており入手も簡単。
また、大手ブランドならではの大量生産によるコストパフォーマンスの良さも魅力。
ハーフボトルやミニチュアサイズなど、
小容量で手軽に試せるラインナップも揃っており、初めてブルーキュラソー作りに挑戦する方にもぴったりです。
さらに、
コアントローはブルーキュラソーを販売していないことも重要なポイント。
だからこそ、
「あの香り高くドライなコアントローをブルーに染めたらどうなる?」
という、自分だけの発見が楽しめますよ!
通常のブルーキュラソーは甘みが強く、お菓子のような味わいがカクテル全体に影響を与えることがありますが、
コアントローをベースにすれば甘さに邪魔されず、柑橘の香りだけを際立たせた美しいカクテルが仕上がります。
だからこそ、
自家製ブルーキュラソーを作るなら、コアントローが最もおすすめのベースリキュールでおすすめ!
そうは言っても他のホワイトキュラソーで作ってみたい!
という方にはこちらの記事を
7種類を実飲して徹底解説した特設記事です↓
自家製ブルーキュラソーの作り方(本題)

ここからは実際に自家製ブルーキュラソーの作り方を紹介します。
用意するものは、
■コアントロー(ホワイトキュラソー)100ml
■食用着色料(SKY BLUE)
■空き瓶(おすすめはYAMAZAKIの瓶)
↑こちらの瓶はガラスでできていて、蓋もキャップ。
ラベルもシールではがしやすいのでおすすめです!
着色料は「青色1号」だけでも単品で販売されていますが、価格は1,500円前後とやや割高。
実は、着色料は、カクテルの飾りや色合いの調節などカクテルの色々な場面で使うことができます。
そのため、複数色がセットになったタイプのほうが、幅広く使えてコスパも◎です。
なので、たくさんの種類が入っている商品がおすすめです!
①空き瓶にコアントローを100ml入れる

まずは、
空き瓶に漏斗(ろうと)をセットし、コアントローを100ml注ぎ入れます。
計量カップなどを使って、こぼれないようにゆっくりと注ぎましょう!
注ぎ終わったら、漏斗は外して構いません。
※漏斗はなくてもOKですが、あると作業がスムーズです。
②食料着色料を1滴ずつ加えていく

食用の青色着色料を、
1滴ずつ加えてはよく混ぜる、
という作業を繰り返します。
少しずつ様子を見ながら、理想の色味になるまで調整していくのがポイントです。
目安としては、6滴〜10滴程度で鮮やかなブルーに仕上がります。
しかし、リキュールの色や種類によっても発色が異なるため、
「自分が美しいと感じる色合い」でストップするのがベストです!
③自家製ブルーキュラソーの完成!

以上で、自家製ブルーキュラソーの完成です!
思っていたよりも簡単だったのではないでしょうか?
保存は、直射日光を避けて常温でOK。
高温すぎる場所でなければ、特別な保管場所は必要ありません。
検証の細かい試行錯誤はこちら↓
ご興味ある方向け

色合いの目安として目指したのは、サントリーの「ザ・ブルー」の鮮やかな青。
まずは、その基準となるザ・ブルーを試験管に取り、色味を確認してからスタートしました。

次に、コアントローを10mlほど取り、そこに青色の着色料を少しずつ加えていきます。
ザ・ブルーの色合いに近づけるよう、1滴ずつ様子を見ながら丁寧に調整していきました。

上の写真は、着色料を1滴だけ加えた状態です。たった1滴でも、驚くほどザ・ブルーに近い色合いに。実際、目視で見比べてもほとんど同じ青に仕上がりました。

↑ためしにもう1滴加えてみたところ、青が一気に濃くなってしまいました。
この結果から、10mlあたり1滴がちょうどよい適正量だと判断できました。

今度は、別の青色着色料でも試してみました。上の図は、その比較結果をまとめたものです。
その中でもっともザ・ブルーに近い色合いになったのは、最初に検証した「SKY BLUE」を使用し、10mlあたり1滴で調整したもの。
発色・明度ともにバランスがよく、自然な青に仕上がりました。
④実際にカクテル作ってみた

●ホワイトラム45ml
●自家製ブルーキュラソー15ml
●ライム15ml
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
先ほどご紹介した「スカイダイビング」を、自家製ブルーキュラソーで作ってみました!
自家製のブルーキュラソーでも仕上がりにはまったく違和感なし!
コアントロー本来の味わいはそのままに、美しいブルーのカクテルが完成しました。
使用したラムは「エルドラド」。
ホワイトラムの中でも特にフルーティーで、爽やかな香りが特徴の銘柄です。
そのエルドラドに、柑橘の香りが豊かで精油のようなフレッシュさを持つコアントローを合わせることで、
繊細で香り高く、すっきりとしたスカイダイビングに仕上がりました。
とても爽やかでおいしい一杯になったので、ぜひお試しください!
着色料が余ったらこんな使い方も
ここからは、ブルーキュラソー作りで余った着色料の活用法をご紹介します。
実は、カクテルでは思った以上に着色料の出番が多いんです。
ブルームーンの色補正や赤いチュイルなど、色の演出で個性を出せるカクテルはたくさんあります。
せっかく手に入れた着色料、ブルーキュラソーだけで終わらせず、
いろいろ活用して楽しんでみてください!
赤色のチュイル

赤い着色料を使えば、カクテルの飾りとして「チュイル」を作ることも可能です。
このひと手間で、見た目がぐっと華やかになり、
まるでバーで出てくるような本格的でおしゃれなカクテルに仕上がります。
色鮮やかなチュイルが加わることで、味わいだけでなくビジュアルも楽しめる、ワンランク上の演出ができますよ。
↓参考書籍です
ブルームーン

●ジン45ml
●パルフェタムール15ml
●レモン15ml
●着色料 GRAPE PURPLE1~2滴
全てをシェークしてカクテルグラスに注いで完成!
最近のパルフェタムールは、
着色料無添加のタイプや自然由来の色味のものが増えており、ピンク色っぽく見えることが多くなっています。
これは特に高級品に多い傾向で、
味わいは非常に美味しいものの、見た目の色合いがピンク寄りになってしまうのが悩みどころです。
「本当は紫色にしたいのに…」
というときにも、自宅で青色や紫色の着色料を加えて調整できるのは大変便利。
お好みの色に仕上げて、見た目と味わいの両方を満足させることができますよ!
ちなみにもともとはこんな色です↓
シャルルバノー(右側)

よくある質問(FAQでキーワード回収)
- Qブルーキュラソーは何味ですか?
- A
味わいはオレンジの柑橘香る、爽やかな甘みが特徴です。
- Qブルーキュラソーのカクテル言葉はありますか?
- A
一般的には「気まぐれな恋」や「夢見る心」など、
幻想的でミステリアスなイメージの言葉が当てられることがあります。
ただし、公式な定義はありません。
- Q着色料って安全なんですか?
- A
日本国内で販売されている食品用の着色料は、
食品衛生法に基づいて安全性が確認されたものです。
ごく少量で使う分には、一般的な使用に問題はありません。
まとめ:オリジナルの青いカクテルを楽しもう!
ブルーキュラソーは、一見特別な存在に見えるかもしれませんが、
実はその正体は「ホワイトキュラソーに着色料を加えたもの」。
だからこそ、自宅でも意外と簡単に再現できるのです!
市販のブルーキュラソーは甘すぎたり、
使い切れなかったりすることもありますが、自家製なら自分の好みに合わせて、量も味も調整可能。
なかでも、香り高くドライなコアントローを使えば、
色だけでなく“味”にもこだわった、自分だけのブルーキュラソーが手に入ります。
使い方次第で、定番カクテルもひと味違う仕上がりに。
ぜひ今回ご紹介した方法で、自分だけの“青いカクテル体験”を楽しんでみてください!
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