ミキシンググラスとは「ステア」技法で作るカクテルに必須のアイテムです。
ミキシンググラスを買うときに思ことは、
「失敗した時に置物になってしまう、、」
「値段がそこそこするから失敗できない、、」
「ミキシンググラスを検証している記事や情報が少ない、、」ということですよね。
そこで数々のミキシンググラスを購入してきた歴16年の管理者があなたにぴったりのミキシンググラス選びをお手伝いいたします!
これを見れば、ミキシンググラスの良し悪しの見極め方がわかり、あなたにあう商品がきっと見つかります!
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先に結論|チャートを参照して自分にあう商品を見つけよう!
気になるミキシンググラスが見つかったら上の目次から検索してみましょう↑
ミキシンググラスはストレーナーと合わせて使う道具になります。初めて購入する場合はストレーナーも購入しましょう!
ミキシンググラスの失敗しない選び方
初めに|あなたが使っている氷はコンビニのカチ割り氷? 四角いキューブ氷?
コンビニのかち割り氷ならば素材を選ぶだけでOK!
ミキシンググラスへの氷の充填は空間が開かないように敷き詰めるのが一般的です。コンビニのかち割り氷は空間に合わせて氷の大きさを調整して充填できるため、どの形のミキシンググラスを選んでも大きな失敗はないでしょう。
かち割り氷でカクテルを作る際、完成度に影響するのは金属やガラス製といった「素材」です。自分に合った素材を選んで美味しいカクテルを作ってみましょう!
↓金属製は材料の急冷に適しガラス製は中身が見えるメリットがあります(詳細は下に記載あり)
キューブ氷を使うとよりプロっぽくなります!
バーの多くはキューブ氷を採用しています。お家でもプロっぽく作りたいならばキューブ氷で作るのがおすすめです。
プロっぽくキューブ氷でステアをするならミキシンググラスの種類も詳細に選定してみてはいかがでしょうか。細かく選べば選ぶほど自分に合ったミキシンググラスに出会えますよ!
素材を選ぶ|金属製orガラス製
ミキシンググラスは大きく分けて「金属製」「ガラス製」の2種類あります。どちらも一長一短ありますので自分に合った素材を選ぶと失敗を防ぐことができますよ
金属製|急冷の効率性を求めるならおすすめ!
◼️メリット
金属製はミキシンググラス自体が早く冷えるために材料も急冷されます。液体の冷却に時間がかかるとその分カクテルも薄まってしまうので急冷できるのは金属製の大きな利点です。また金属製のものは丈夫のなため落とした時に割ってしまう可能性は低いです。
◼️デメリット
金属製のデメリットは「混ぜているところが見えない」「金属が擦れ合う音がする」「氷がミキシンググラスにくっつく」ことです。
「混ぜているところが見えない」
カクテルがミキシンググラスの中で作られているところを見るのはステアの醍醐味という方もいるでしょう。金属製は全く見えませんので作っているところをみたい方はおすすめしません。逆に「出来上がりで見れればいい」「冷却効率を重視する」という方ならば気にするデメリットとは言えないでしょう。
「金属が擦れ合う音がする」
ステアにはバースプーンとミキシンググラスが必要です。バースプーンのほとんどは金属製なのでステア時にシャリシャリと金属が擦り合う音が気になることがあります。不安な方はYouTube等動画サイトで音を確認してからの購入がおすすめです。
「氷がミキシンググラスにくっつく」
金属製のミキシンググラスは壁面に氷がくっつきやすいです。くっついてしまうとステア可動域が狭くなってしまいます。くっついてしまった際は吸着部に材料を流し込んで氷を溶かすか、氷を入れてから時間を置かずにステアすると対策できます。
金属製ミキシンググラスのおすすめは「Birdy」です。このブランドは高価ではありますが、完成度が非常に高いです。「失敗したくないよ!」という方はこちらの商品を買っておけば間違いありません。
ガラス製|スタンダードなもの、中身が見えるものをお探しの方はおすすめ!
◼️メリット
ガラス製は多くのバーテンダーが使っているミキシンググラスです。メリットは中身が見えるため作っているところを確認できることです。また金属製ミキシンググラスと比較して氷が壁面にくっつきにくいのもメリットの一つです。商品数が多く、装飾が施されているものなど様々な種類の商品がありますのでデザインを選べる楽しみもあります。
◼️デメリット
「金属製と比較して急冷度が低い」「割れやすい」ということです。
「金属製と比較して急冷度が低い」
金属製のものと比較すると急冷効果は弱いです。よって材料が冷える時間も遅くなるためカクテルが薄まる可能性があります。その際はあらかじめミキシンググラスを冷やしておくことで対策が可能です。
「割れやすい』
ふとした瞬間に落としてしまったり急冷や急熱を繰り返すと割れてしまう可能性があります。しかし多くのミキシンググラスはガラスに厚さがあるため「買ってすぐ割れる」という心配はほとんどありません。
ガラス製|ガラス製ミキシンググラスは3タイプある
ミキシンググラスは形が商品によって様々です。今回は大きく形を3つに分けタイプ別に特徴をご紹介します。タイプは「コップ型」「ゴブレット型」「標準型」の三つです。
コップ型
◼️メリット
コップ型のメリットは底が口径が小さいためステアを少量の氷で作ることができることです。商品の中にはコップにカクテルレシピが装飾されているものもありレシピ本を毎回確認する手間が省けるものもあります。
◼️デメリット
コップ型のデメリットはステアしている実感が少ないことです。見た目は普通のコップであるため自分がバーテンダーになったような実感は他のタイプと比較して少なく感じる場合があります。また底の口径が小さいのでバースプーンを小さくしか回せませないこともデメリットの一つです。
ゴブレット型
◼️メリット
ゴブレット型は口径が大きいためステアがしやすいことがメリットです。また冷却に影響しないガラスの足を抑えながらステアできるので手の温度で材料を温めることがないのも良い点です。大きいワイングラスのような形をしているため、デキャンタとしても使い道があります(管理者経験)。店頭での販売はほとんどありませんので人違うミキシンググラスをお探しの方はこちらがおすすめです。
◼️デメリット
デメリットは「商品ごとの形状差が大きい」「高級品が多い」ということです。
「商品ごとの形状差が大きい」
寸胴のような形であれば不自由なくステアできますが、中には形が歪でステアしにくいものもあります。購入を考えているならなるべく寸胴様のものを選んだほうがステアが楽になりますよ。
「高級品が多い」
掲載している「シームレス」は比較的安価ですが楽天には数万円するミキシンググラスが販売されています。コップや標準型と比較して高級品が多いので購入したとしてもステアで割ないか心配になってしまいます。高級品な分、上質な作りなので「また買い直せばいい」と思えるお金持ちの方はゴブレット型も良い選択肢になります。
標準型
◼️メリット
標準型は最も一般的なミキシンググラスのタイプです。標準型はステアがしやすいことがメリットです。寸胴様のため氷が引っかかるポイントも少なく充填しやすいです。プロのバーテンダーも使用しているためステアの仕方や氷の詰め方などバーで見たことを家で真似できるのもメリットです。
◼️デメリット
デメリットは「ミキシンググラス以外での用途がない」ことです。管理者はミルクウォッシュを作る時などによく使いますが用途はあまり多くありません。それ以外は特に大きなデメリットはありませんので1番普及しているタイプであることも頷けます。
【ここで標準型ミキシンググラスを3つ紹介】
◼️「矢来」 ーお手頃でステアもしやすいというバランスの良いエントリーモデル
◼️「HOSSJOY」ーどっしりとした重さのあるミキシンググラス
◼️「CRISON」 ー全てを兼ね備えた管理者ベスト商品の高級ミキシンググラス
ガラス製の【標準型】について|細かいポイントを押さえて失敗しない商品を選ぼう!
標準型はミキシンググラスの中でも1番普及しているタイプなので重さや口径の違いなど様々な商品があります。たくさんある商品から自分に合ったものを選び取るために、「ガラス製かつ標準型ミキシンググラスを選ぶポイント」を3つ紹介します。
↓(ちなみに)こちらが3つの項目を加味したベストな商品です
ポイントその①|重量は600g前後がいい!
ステアするにあたってミキシンググラスの「適度な重量」は大事な要素です。軽すぎると手で抑えるないと動いてしまうので手の温度でグラスが温まり冷却に影響が出てしまいます。重すぎると持ち上げる時や洗う時地味に大変です。作った際は毎回洗って棚に戻すことを考えると結構ストレスになります。
以上よりミキシンググラスは軽すぎず重すぎない「適度な重量」が必要です。お家カクテルならば一人分ずつ作ることが多いので、経験上重量600gがちょうど良いです。
重さ | 備考 | |
矢来 | 522g | 少しだけ軽めですが不自由なく使えます |
HOSSJOY | 690g | かなり重め。重量感が欲しい人向け |
CRISON | 630g | ちょうど良い重さ! |
ポイントその②|口径は広いものを選ぶ!
口径の広さはステアのしやすさと氷の充填のしやすさに影響を与えます。実際、ステアのしやすさは直径0.5cmの違うだけでも結構変わりますのでなるべく大きな口径がおすすめです。
口径 | 備考 | |
矢来 | 7.5cm | 不自由なく使えます |
HOSSJOY | 7.5cm | 不自由なく使えます |
CRISON | 8cm | よりステアしやすい口径です |
ポイントその③|底が厚いものを選ぶ!
ミキシンググラスの底が厚ければ手を添えて安定させることができます。液体が入っている部分に触れてしまうとその分温度が上がってしまいますが底のガラスだけの部分に触れれば材料を温めることなくステアが可能です。そのため底が厚いものを選ぶとより快適にステアができるミキシンググラスを選べます。
底の厚さ | 備考 | |
矢来 | 2cm | 約指1本分。 指先で押さえることができます |
HOSSJOY | 2cm | 約指1本分。 指先で押さえることができます |
CRISON | 3cm | 約指2本分。 手でしっかり抑えることができます |
以上、3つの条件を満たしたベスト商品はこちら↓
重さも600g付近でちょうどいい!口径も大きい!底の厚みもしっかりあってステアしやすい!この記事の中でもっとものすすめの商品は「CRISON」です。高価ですがとにかく失敗したくないという方はこちらを購入しておけば間違いありません。
ミキシンググラスを使う時は「ストレーナー」も必要
ミキシンググラスを用いてカクテルを作るステア技法ではミキシンググラスにて材料を撹拌した後、氷が出ないように穴の空いた蓋をしてカクテルグラスへ注ぎます。その蓋のことを「ストレーナー」といいミキシンググラスとセットのような必須アイテムです。そのためミキシンググラスを購入するときはストレーナーも一緒に購入しましょう。
↓バーディのミキシングティンを購入するならこちらのカクテルストレーナーがおすすめです。
ステア技法にはバースプーンも必要です。長いマドラーでも代用は可能ですが、せっかくミキシンググラスを買うならバースプーンも検討しましょう。プロも使うアイテムでカクテル創作すると気分も上がりますよ!
↓ミスタースリムはお手頃なのに使いやすい商品です。
↓これ以上なく使いやすいバーススプーンです。これを買えば間違いありません。
バースプーン購入で失敗したくない方へ↓
バースプーンは何回も買い替えるものではありませんので、購入してから「失敗した!」と思う前に自分に合ったバースプーンを調べてみましょう↓
ミキシンググラスを使うカクテルを3つご紹介!
マティーニ
カクテルの王様。誰もが知ってるスタンダードカクテルです。このカクテルもミキシンググラスを使って作ります。
ジンのドライさをベルモットが包み込むとても上品で強い味わいです。
●ジン90ml
●ドライベルモット30ml
●オリーブ1つ
オリーブ以外をステアしてグラスに注ぐ。最後にオリーブを沈めたら完成!
カクテルの王様であるマティーニ。作り方はかなりシンプルで難しいカクテルでもあります。マティーニはジンの割合が多くアルコール度数が高いのでジンのジュニパーベリー感を感じることができます。
他にもジンベースでおすすめのカクテルレシピを紹介しています↓
ジンベースのカクテルは多くの種類があります。中でもおすすめのレシピを載せています↓
ツアリーヌ
お酒の味わいを存分に感じられる上品なカクテルです。ビターズの苦味で味わいがキリッと大人味に仕上がります。
ウォッカにハーブとアプリコットの香りが乗った上品で落ち着いた味わいのカクテルです
●ウォッカ30ml
●ドライベルモット15ml
●アプリコットリキュール15ml
●アンゴスチュラビターズ1dash
ステアしてグラスに注いで完成!
甘いフレイバーの中にアンゴスチュラビターズの苦味が加わり味わいを引き締めている大人なカクテル。ゆっくりまったり飲みたい時におすすめのカクテルです。
他にもウォッカベースのカクテルはたくさんあります↓
ウォッカは雑味の少ないベース酒であるために飲む人を選びません!ウォッカベースのカクテルが作れる様になるとレシピの幅が広がりますよ↓
ネグローニ |ステアで作るバージョン
ネグローニは「Drinks International」が選出する「The World’s Best Selling Classic Cocktails」で2022年・2023年と2年連続で世界第1位。ネグローニは世界で飲まれているカクテルです。
食前でも食中でも食後でもオールマイティーに飲めるほろ甘苦いフレイバー
●ジン30ml
●スウィートベルモット30ml
●カンパリ30ml
全ての材料をステアしてグラスに注いで完成!
ネグローニは食前でも食中でも飲みやすいスタンダードカクテルでその作り方もシンプルなので飲みたい時にすぐ作れることも重宝する理由の一つです。
ここでしか見れないレシピを紹介しています↓
ネグローニはたくさんのアレンジレシピがあります。オリジナルのネグローニレシピを作ってみませんか?スパイスやプレミアムなリキュールを使ったレシピを紹介しています。ご参考まで↓
混ぜるだけでできてしまう優れものもあります!
カンパリ社が出している「カンパリ ネグローニ」は注ぐだけでネグローニができてしまうという優れものです。お手頃価格なのに味の完成度も高いのでお酒代を節約したい方はおすすめです↓
ポーラーショートカット
コペンハーゲンと東京を通る航空路線の開設を記念して作られたカクテルレシピです。
チェリーブランデーとダークラムのコクが上品に香りオレンジとハーブのニュアンスが複雑さを加えているフレイバーです
●ダークラム20ml
●ドライベルモット20ml
●チェリーブランデー20ml
●ホワイトキュラソー20ml
全てをステアしグラスに注いで完成
このカクテルで使う材料は比重が重いものが多く、難易度が高いカクテルレシピです。しかし何回も作っているとカクテルの味も良くなり成長実感を得られるますよ!とても極めがいのあるレシピです。
ホワイトキュラソーはジファール社もおすすめです!
ホワイトキュラソーはコアントローが有名ですがジファール社もとても美味しいリキュールです。ジファール社のプレミアムリキュールはカクテルでの使用に特化したフレイバーになっています。そのため出来上がるカクテルは格別ですよ!
他にも初心者におすすめのリキュールを比較して紹介しています↓
リキュールはとても多くの商品があり「どれを選べばいいの?」なってしまうことありますよね。この記事ではリキュールの選び方からおすすめの商品まで幅広く紹介しています。これを見ればリキュール選びで大きな失敗は無くなるでしょう↓
他にもこんなに種類がある!|ミキシンググラスのご紹介
他にもミキシンググラスはたくさんあります。自分に合った商品を探してみてください!
まだまだ知らないミキシンググラスがあります↓購入の都度レビューしていく予定です!
ポルトガル製 ミキシンググラス
こちらは大きめの750mlサイズのミキシンググラス。大勢の人に振る舞うことが多い場合はこの750mlサイズもおすすめです。
uxcell ステンレス製 ミキシンググラス
金属製のミキシンググラスは銀色がほとんどです。ゴールドやブロンズをお求めならこちらのミキシンググラスはいかがでしょうか。使うたびに気分が上がりますね!
ヴェトレリエ リユニティ ミキシンググラス
高級コップ型ミキシンググラスです。コップ型ではありますが底の口径が大きく見えますのでステアはしやすそうです。こんな雰囲気の良いミキシンググラスで作るカクテルは格別ですね!
Rengu ミキシンググラス
金属製で装飾が施されているタイプの商品です。お酒置き場などに置いておくだけでも見た目が綺麗でインテリアにもなりますね。
Barillio ミキシンググラス
ミキシンググラスへの装飾が美しい高級商品です。上品に施されたクリスタルのカットがカクテル作りの気分を向上させてくれますね。
ツヴィーゼル ミキシンググラス
ドイツの高級クリスタルメーカー「ツヴィーゼル」が展開するミキシンググラスです。非常に美しく高級感漂う商品です。重量は0.76kgと記載があるためかなりな重厚感があるでしょう。
まとめ
調べただけでもたくさんの種類があってどれを選んだらいいかわかりませんよね。今回ご紹介した方法を参考にすれば大きな失敗はなくなるでしょう。
自分に合ったミキシンググラスを選んで楽しいお家カクテルライフを送りましょう!
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