寒い季節にぴったりのカクテル、それが、
「アイリッシュコーヒー」です。
「アイリッシュコーヒーって、そもそも何?」
「本当に美味しいの?」
「作るの大変そう、、」
この記事では、
- アイリッシュコーヒーの基本レシピと作り方
- 相性の良い おすすめウイスキー
- ここだけのアレンジレシピ
- グラスの選び方
まで”幅広く網羅”して紹介しています。
初心者でも失敗しにくいコツを押さえれば、自宅でも本格的な味わいを再現できますよ。
書いてるのはこんな人
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アイリッシュコーヒーとは?
アイリッシュコーヒーとは、アイルランド生まれのホットカクテル。
温かいコーヒーにアイリッシュウイスキーと砂糖を加え、生クリームを浮かべて仕上げます。
コーヒーの苦味とウイスキーの香り、クリームのまろやかさが合わさり、寒い日に体を温めてくれる大人の一杯です。
よく混同されがちな「ウィンナーコーヒー」とは違い、アルコール度数は10〜15%前後としっかりお酒。
世界中で親しまれているホットカクテルです。
起源と歴史
アイリッシュコーヒーは、1940年代にアイルランド西部の空港で誕生しました。
寒い夜に飛行機の乗客を温めるため、コーヒーにウイスキーを入れて提供したのが始まりと言われています。
その後アメリカへ伝わり、世界的に知られるカクテルとなりました。
アイリッシュコーヒーが飲める店と楽しめるシーン(カフェ/バー/自宅)
アイリッシュコーヒーは自宅で作るだけでなく、カフェやバーなど飲める店でも人気のカクテルです
ここでは、カフェ/バー/自宅 それぞれの楽しみ方を紹介し、シーンごとにどんな一杯が味わえるのかを解説します。
アイリッシュコーヒーをカフェで楽しむ
アイリッシュコーヒーは、冬季限定で提供するカフェも多く、コーヒードリンク感覚で気軽に楽しめるのが魅力です。
昼間に立ち寄れるカフェで味わえるのは、バーとは違ったリラックス感。
友人とのおしゃべりやデートの休憩など、カジュアルなシーンで気軽に試したい人におすすめです。
アイリッシュコーヒーをバーで楽しむ
アイリッシュコーヒーを本格的に味わいたいなら、やはりオーセンティックバーやホテルバーがおすすめです。
寒い季節に「おすすめカクテル」として登場することがあり、思わぬ名店の一杯に出会えることも。
バーテンダーが耐熱グラスを温め、生クリームを美しくフロートさせる一杯は、自宅ではなかなか再現できない特別な体験。
落ち着いた空間でグラスを傾ければ、映画のワンシーンのように大人な時間を過ごせます。
アイリッシュコーヒーを自宅で楽しむ
アイリッシュコーヒーは、自宅でも簡単に作れるホットカクテルです。必要なのは、
- アイリッシュウイスキー
- 熱いコーヒー
- 砂糖
- 生クリーム
・・・の4つだけ。
軽く泡立てたクリームをそっと浮かべれば、初心者でも本格的に仕上がりますよ。
アイリッシュコーヒーの基本レシピ・作り方
アイリッシュ ウィスキー 30ml
砂糖 10g
ホットコーヒー 適量
生クリーム 適量
ベース:
ウィスキー
手法:
ビルド
スタイル:
ロング
味わい:
芳醇で温か
度数:
約8%
言葉:
あたためて
誕生日:
–
- 準備グラスは熱湯を入れて温めておく。生クリームは冷蔵庫で冷やしておく。
- STEP1コーヒー・砂糖を入れて溶かしこむ
しっかりと溶解させるのがポイント!
- STEP2ウィスキーを入れて混ぜ合わせる
- STEP3生クリームを入れる
バースプーンの背を伝うように
入れると問題ない - これで完成!
アイリッシュコーヒーは、まず口に触れた瞬間に生クリームのまろやかさとコクが広った後、甘さと苦味がバランスよく続いていきます。
一杯の中で「まろやか → 香ばしい → 甘苦い余韻」と味わいが変化していくデザートのように楽しめる大人のカクテルです。
家で作るときのコツ(クリームの浮かせ方)
家庭で作ると「クリームが沈む・混ざる」という失敗が多いですが、次の3つを意識すれば成功率がぐっと上がります。
- 生クリームは冷蔵庫から出したてを七分立てに
冷たいまま軽く泡立てると空気を含み、浮きやすくなります。 - コーヒーは熱々+砂糖をしっかり溶かす
コーヒー層が重くなり、クリームが沈みにくくなります。 - スプーンの背を伝わせて静かに注ぐ
スプーンの背を使ってそっと広げるのがポイントです。
これだけで
「アイリッシュコーヒー 生クリーム 浮かない、、」、
と悩む人でも、お店のような二層が再現できますよ。
なぜ浮くのか?について詳しく知りたい方はこちら
アイリッシュコーヒーに合うアイリッシュウイスキー・コーヒー・生クリーム
アイリッシュコーヒーはシンプルなレシピですが、材料選びで仕上がりが大きく変わります。
ここではアイリッシュコーヒーで使う材料のおすすめを紹介していきます。
- アイリッシュウィスキー
- コーヒー
- 生クリーム
定番ウイスキー(ジェムソン/ブッシュミルズ/バスカー)
おすすめアイリッシュウィスキーは「バスカー」。
アイリッシュコーヒーに使うアイリッシュウィスキーは、
- ジェムソン
- ブッシュミルズ
- バスカー
・・が定番。
どれもクセが少なく、コーヒーや砂糖と調和しやすいのが魅力です。
なかでもおすすめはバスカー。
バニラの甘い香りとまろやかな味わいが際立ち、砂糖と生クリームを合わせるアイリッシュコーヒーと抜群に相性が良い一本です。
ジェムソン(Jameson)
フルーティーさとバニラのような甘みがバランス良く、もっとも定番と言える一本。
アイリッシュコーヒー初心者にもおすすめです。
ブッシュミルズ(Bushmills)
ウイスキーらしい力強さがありつつ、ほんのりバニラやフルーティーさも感じられます。
3つの中ではもっとも「ウイスキー感」が強く、しっかりした味わいを求める人にぴったり。
バスカー(The Busker)
3本の中で一番バニラ香が際立ち、甘い香りが豊か。
まろやかな甘い味わいを楽しみたい人に最適です。
アイリッシュコーヒーにおすすめなコーヒー
おすすめのコーヒーは「深煎り」の商品。
アイリッシュコーヒーには、コーヒー選びも重要です。
そんな時のおすすめは焙煎度合いで選ぶこと。
その中でおすすめは深入りの焙煎度合いのコーヒー。
深入りのコクがウイスキーや生クリームと調和し、アイリッシュコーヒーらしい深みを引き立ててくれます。
焙煎強め(深煎り):
深煎りコーヒーは焙煎由来のコクとビター感が強く、ウイスキーや生クリームと相性抜群。
酸味よりも苦味が前に出ることで、アイリッシュコーヒーの味わいに立体感と奥行きを与えてくれます。
焙煎弱め(浅煎り〜中煎り):
一方で浅煎り〜中煎りは、軽やかな酸味とフレッシュな印象が特徴。
深煎りほどのコクはないものの、あっさりとしたアイリッシュコーヒーを楽しみたい人にはおすすめです。
アイリッシュコーヒーにおすすめな生クリーム
生クリームのおすすめは「動物性の生クリーム」。
アイリッシュコーヒーは、上にフローとさせるクリームの種類でも味わいが変わってきます。
アイリッシュコーヒーに浮かせるなら、動物性の生クリームがおすすめです。
コクの強さが特徴で、コーヒーやウイスキーと抜群に調和します。
動物性生クリーム:
アイリッシュコーヒーに最もおすすめなのは動物性の生クリーム。
コクの強さが特徴で、コーヒーやウイスキーと抜群に調和します。
わずかに動物的な香りはありますが、下層の香りに隠れて気にならず、深いコクだけをプラスしてくれるのが魅力です。
植物性クリーム:
一方で植物性クリームはさらっとしていてクセがなく、匂いもほとんどありません。
ただし動物性に比べるとコクが弱いため、アイリッシュコーヒーなら動物性を選ぶのが基本です。
アイリッシュコーヒーにおすすめな砂糖
おすすめな砂糖は「中ザラメ」。
アイリッシュコーヒーでは、砂糖選びでも仕上がりが変わります。
おすすめは中ザラメ。普通の上白糖よりも甘さにコクがあり、黒糖や蜜のような香ばしい風味を感じられるのが特徴です。
これを加えることで、アイリッシュコーヒーに立体感や奥行きのある味わいが生まれます。
上白糖:
甘さが強く、全体にまったりとした仕上がりに。
シンプルに甘くしたい場合には手軽ですが、奥行きは出にくいです。
中ザラメ:
上白糖よりも甘さにコクがあり、黒糖や蜜のような香ばしさが特徴。
加えることで立体感と奥行きのある味わいに仕上がります。
グラニュー糖/白ザラメ:
中ザラメより甘さがすっきりしていて、ややお菓子っぽい印象。
軽やかな甘みを求める人に向いています。
アイリッシュコーヒーらしい深みを出したいなら、中ザラメを選ぶのがおすすめです
バリエーション・アレンジレシピ
自家製ガリアーノクリームのアイリッシュコーヒー
バスカー 30ml
中ザラメ 10g
深煎りホットコーヒー 適量
動物性生クリーム 適量
ガリアーノ 適量
ベース:
ウィスキー
手法:
ビルド
スタイル:
ロング
味わい:
奥深い複雑
度数:
約8%
言葉:
–
誕生日:
–
- 準備1グラスは熱湯を入れて温めておく。生クリームは冷蔵庫で冷やしておく。
- 準備2生クリームにガリアーノを入れてブレンダーで攪拌
7分立てくらいまでにする。
完成したら冷蔵庫に入れておく。 - STEP1コーヒー・中ザラメを入れて溶かしこむ
しっかりと溶解させるのがポイント!
- STEP2ウィスキーを入れて混ぜ合わせる
- STEP3生クリームを入れる
バースプーンの背を伝うように
入れると問題ない - これで完成!
王道のアイリッシュコーヒーに比べ、薬草の複雑さと二段階のバニラ香が重なり、味わいに立体感が生まれるアレンジ。
深煎りコーヒーの力強いコクに、中ザラメの黒糖のような甘みが全体を支え、奥行きある一杯に仕上がります。
アイリッシュコーヒーの度数はどのくらい?
アイリッシュコーヒーのアルコール度数は、およそ8〜12%前後 が目安です。
ウイスキー自体は40度ほどありますが、熱いコーヒーや砂糖、生クリームで割ることで度数は大きく下がります。
たとえば:
ウイスキー30ml(40%)+コーヒー100ml → 計算上は約12% → 実際は10%前後
「甘くて飲みやすいから大丈夫」と思って油断すると、想像以上に酔いやすい一杯です。
夜のリラックスタイムや、冬の食後にゆっくり楽しむのがベスト。
アイリッシュコーヒーにおすすめのグラス
せっかくなら見た目の美しさも楽しみたいですよね。
ここでは、アイリッシュコーヒーにおすすめの映えるグラスを紹介します。
専用グラスと代用品
アイリッシュコーヒーは、脚付きの耐熱グラスに注ぐのが定番。
透明なグラスは二層の美しさを引き立て、耐熱性があるので安心して楽しめます。
専用でなくても、ホットワインやホットバタードラム用の耐熱グラスで代用可能。
さらにこだわるなら、専用アルコールランプでグラスを温めながら仕上げる方法もあり、自宅でオーセンティックバーの雰囲気を再現できます。
アイリッシュコーヒーの生クリームが上に浮かぶのはなぜ?
アイリッシュコーヒーの魅力は、浮かぶ美しい二層仕立て。
その秘密は「密度」「温度差」「表面張力」といった科学的な原理にあります。
一般的に、
- 密度が低いほうが上層、高いほうが下層
- 比重が軽いほうが上層、重いほうが下層
になります。
生クリームの特性
生クリームは脂肪分が多く水より比重が軽いため、基本的に浮きやすい液体です。
泡立てることで空気を含み、クリームの密度が下がり軽くなります。
さらに冷やして使うことで表面張力が高まり、境界線が安定。
生クリームとコーヒーの温度差
熱いコーヒーの上に冷たいクリームを乗せると、界面で表面張力に差が生じ、弱いマランゴニ流と呼ばれる循環が発生します。
この作用はクリームを均一に広げ、境目をきれいに保つ安定効果をもたらします。
砂糖入りコーヒーの特性
砂糖を加えると密度と粘度が上がり、上のクリームが沈みにくくなるという効果があります。
また、コーヒーを温めることで砂糖の溶解度が上がり、しっかり溶けきるため層が崩れにくい状態に
まとめると、、
アイリッシュコーヒーのフロートは、
- 生クリームの脂肪分・泡立て・冷却 → 軽く安定する
- 温度差による表面張力の勾配 → 境界をきれいに保つ
- 砂糖入りコーヒーの密度と粘度 → 下層が“重く”安定する
この3つの要素が組み合わさることで実現することがわかりました。
フロートって非常に複雑な原理なんですね、、!
他にも本格的なカクテルをおうちで作っていきたいなら、、
「他にも本格的なカクテル作りに挑戦してみたい!」
そんな方は、
「カクテルの始め方」の特設記事
がおすすめです。
どこよりもわかりやく体系的に理解できる記事になっています。
必要な知識だけでなく、実際に作れるレシピも載せているので、すぐに実践できますよ↓
よくある質問(FAQ)
- Q簡単に作る方法はありますか?
- A
基本は「熱いコーヒー+ウイスキー+砂糖+生クリーム」でOK。インスタントコーヒーでも代用可能なので、家でも手軽に作れます。
- Qノンアルコールで作れますか?
- A
可能です。ウイスキーの代わりにウイスキー風味のノンアルコール飲料やコーヒーリキュールシロップを使えば、雰囲気を楽しめます。
- Qアイリッシュコーヒーのカロリーはどのくらいですか?
- A
ウイスキー、砂糖、生クリームを使うため、1杯あたり約200〜300kcalが目安。糖質・カロリーが気になる方は、砂糖を少なめにしたり、低脂肪の生クリームを使うのがおすすめです。
- Qアイスでも作れますか?
- A
はい。冷たいコーヒーに泡立てた生クリームをのせればアイス・アイリッシュコーヒーとして楽しめます。ただし温度差が小さいので混ざりやすく、層を作るにはホイップしたクリームを使うのがコツです。
- Qアイリッシュコーヒーはいつ飲むのがおすすめ?
- A
冬の寒い夜や食後の一杯にぴったり。カフェでは午後、バーではナイトキャップとして楽しまれることが多いです。
- Qアイリッシュコーヒーとウインナーコーヒーの違いは?
- A
ウインナーコーヒーはホットコーヒーにホイップクリームをのせたもの。アルコールを使わない点で大きく異なります。アイリッシュコーヒーはウイスキー入りで、大人向けのカクテルです。
- Qどのくらい保存できますか?
- A
作り置きはできません。クリームが分離してしまうため、作ったらすぐ飲むのが基本です。保存するなら下のコーヒー+ウイスキーの部分だけにして、飲む直前にクリームをのせましょう。
- Qフレーバーシロップでアレンジできますか?
- A
可能です。バニラやキャラメルシロップを加えるとデザート感が増し、ヘーゼルナッツやアーモンドシロップを入れると香ばしさが加わります。
- Qアイリッシュコーヒーは食後酒(ディジェスティフ)ですか?
- A
はい。アルコールとコーヒーの両方の効果があり、食後の消化を助ける飲み方としてバーでも提供されます。
まとめ|おうちでも本格的なアイリッシュコーヒーを楽しもう
ここでは、アイリッシュコーヒーの基本の作り方からアレンジレシピまで紹介してきました。
自宅で作れば、バーさながらの一杯を楽しむことができますし、寒い季節に飲めば、心も温まりますよ!
ぜひこの記事を参考に、おうちでも本格的なアイリッシュコーヒーを再現してみてください!
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