アニゼットとは?飲み方・おすすめカクテル・パスティスとの違い・購入ガイド

リキュール

アニゼットは、フランスで生まれたアニスの香り豊かな甘口リキュールです。

不安や悩み
不安や悩み

「アニゼットって、そもそも何?」

 

「飲みにくいんじゃないの?」

  

「パスティスやアブサンと違うの?」

と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • アニゼットとは?
  • アニゼットがおすすめな人
  • アニゼットを使ったカクテルレシピ
  • アニゼットの購入場所

などなど、”幅広く網羅”しています。

初心者の方も、本格カクテルベースを探している方も、ぜひ見てみてください!

書いてるのはこんな人

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きゅいにん

ホームバーテンダー歴16年

「初心者がおうちカクテルを本格的に楽しむためのブログ」
ホームバーテンダーLABOを運営しています。

  1. 先に結論|アニゼットはこんな人におすすめ
  2. アニゼットとは?【基本情報】
    1. 起源と歴史(フランス発祥/アニスリキュールの一種)
    2. 「アニス」とは?香りの正体と文化的背景
  3. アニゼットの飲み方・楽しみ方
    1. ストレート・ロック・ソーダ割り(白濁=ウーゾ効果)
    2. カクテルベースとしての使い方
    3. 食前酒・食後酒としてのシーン別おすすめ
  4. カクテルレシピ
    1. ヨット・クラブ・パンチ(アニゼットver.)
    2. シャンハイ
    3. カフェ・ド・パリ
    4. ナイトキャップ
  5. カクテルを作るのに必要な道具
    1. ビルド
    2. シェーク
  6. 他にも本格的なカクテルをおうちで作っていきたいなら、、
      1. レシピだけ見たい方はこちら
  7. 類似リキュールとの違い【パスティス・ウーゾ・サンブーカ比較】
    1. アニゼット vs パスティス(甘さ・アルコール度数の違い)
    2. アニゼット vs サンブーカ(甘みと度数の違い)
    3. アニゼット vs アブサン(歴史・成分の違い)
    4. 【まとめ表】アニゼットと類似薬草酒の比較
  8. アニゼットの購入方法とおすすめ銘柄
    1. どこで買える?(スーパー/酒屋/通販)
    2. 初心者におすすめのブランド(実質マリーブリザール一択)
    3. 価格帯・相場感(ボトル1,500〜3,000円が中心)
  9. アニゼットの健康・効能や注意点
    1. 消化促進などの効能と文化的利用
    2. カロリー・糖質はどのくらい?
  10. アニゼットにまつわる文化とトリビア
    1. 文学・映画に登場するアニス系リキュール
    2. 世界最古のブランドは?
  11. まとめ|アニゼットは甘く華やかなアニスリキュール
アニゼット おすすめ 写真

アニゼットは、

「どんな人に向いているお酒なのか?」

を先にまとめると、以下のような方におすすめです↓

  • アニス系リキュールを”初めて”試したい人
    癖の無い穏やかなアニスの香りは初心者にピッタリ!
  • 甘口で優しいお酒が好きな人
    甘口で飲みやすいです。度数も低め!
  • カクテルに新しい香りを求める人
    アニゼットでないと出せない香り・味わいがあります!

以上の項目に1つでも当てはまれば、”買う価値アリ”。

アニゼットは実質マリーブリザール一択(流通銘柄がほぼない)。

華やかで甘い味わいを、ぜひ試してみてください!

アニゼット とは 写真

アニゼット(Anisette)とは、アニスの種子を使ったフランス発祥の甘口リキュールです。

透明感のある液体に、ハーブ由来の爽やかな香りと砂糖の甘みをあわせ持つのが特徴。

アルコール度数は一般的に 25〜30%前後 と比較的低め。

そのため、初心者でも飲みやすいリキュールとして知られています。

項目内容
原料グリーンアニスの種子、砂糖、ニュートラルスピリッツ
アルコール度数約25〜30度
味わいの特徴甘く柔らかい口当たり
香りアニス由来の爽やかな清涼感
余韻ハーブ由来のほのかなスパイシーさ
アニゼット 歴史 写真

アニゼットは、19世紀のフランスで誕生した甘口のアニス系リキュールです。

当時のフランスでは、ニガヨモギを使ったアブサンが流行していました。

しかし、その強いアルコール度数や苦味が敬遠される人も多くいました。

そんな時、アニゼットが穏やかな味わいを求める層に受け入れられ、人気を集めました。

アニゼットの地位を確立したのは、フランスの老舗ブランド”マリー・ブリザール(Marie Brizard)”です。

1755年創業の同社が製造したアニゼットは、その高品質な味わいから世界的な標準となりました。

正体は、アニスの種子に含まれるアネトール(anethole)という成分。

この成分は甘く爽やかで、どこか薬草を思わせる独特の香りを生み出します。

ヨーロッパでは古くから消化促進や薬効を目的に利用され、食後酒や薬草酒の原料として親しまれてきました。

イタリアではサンブーカ、ギリシャではウーゾなど、国ごとに独自のアニス系リキュール文化があるのも魅力です。

管理者
管理者

ちなみに、、
スターアニス(八角)とは全く別の植物です

項目アニス(Anise)スターアニス(Star Anise、八角)
植物の科セリ科の一年草シキミ科の植物の果実
形状小さな種子状星形の硬い果実
風味マイルドで繊細な甘さ強烈でスパイシーな甘さ
主な用途リキュール、洋菓子、パン中華料理(煮込み、五香粉など)

アニゼットはそのままでも、割っても、カクテルベースにしても楽しめる万能リキュールです。

ここでは、代表的な飲み方やシーンに合わせた楽しみ方を紹介します。

アニゼット 飲み方 写真

アニゼットはストレートでも、割っても飲むことができるリキュールです。

飲み方を変えることで味わいの印象が変わります。

  • ストレート
    華やかなアニスの香りと甘い口当たり
  • ロック
    味わいの変化:まったり→爽快へ
  • ソーダ割り
    すっきり爽快な香りと味わい

初めて飲む場合は「ロック」がおすすめです。

時間とともに氷が解け、味わいはストレート様→水割り様に代わっていきます。

そのため、加水したときの味わいの変化を把握することができますよ。

アニゼット カクテル 写真

アニゼットは、カクテルベースとしても活躍。

  • アニゼット × ジンラム
  • アニゼット × ザクロ
  • アニゼット × オレンジ

といった組み合わせがよくある組み合わせです。

シンプルな割り方でも独特のアニス香が際立つため、アレンジ次第で幅広い楽しみ方が可能ですよ。

カクテルレシピはこちらから

ヨーロッパではアニゼットは、

  • 食前酒(アペリティフ)
  • 食後酒(ディジェスティフ)

としても広く親しまれています。

料理との相性も幅広く、スパイシーな料理からデザートまで好相性。

特に食後のリラックスタイムデザートワイン代わりに取り入れるのがおすすめです。

ヨットクラブパンチ カクテルレシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

ホワイトラム 30ml

アニゼット 10ml

レモン 10ml

グレナデンシロップ 15ml

炭酸水 適量

スライスレモン 1枚

情報 味わいや度数

ベース: ラム
手法: ビルド
スタイル: ロング
味わい: 甘酸アニス
度数: 約10%
言葉:
誕生日:

作り方の手順
  • STEP1
    氷が入ったグラスに炭酸水以外を入れてステアする

    馴染ませて香りを引き出します。
    この後の炭酸水と混ざりやすくします。

  • STEP2
    炭酸水を抜けないようにそそぐ

    スプーンの背に沿わせ、
    グラスの壁を伝わせて注ぐのが
    おすすめです

  • STEP3
    スライスレモンを飾る
  • これで
    完成!

甘酸っぱい果実の風味に、アニゼット由来のふわっとしたアニスの甘い香りが重なります。

一口飲むと、まるで豪華客船のデッキで潮風を感じながら飲むような開放感のある味わい

シャンハイ カクテルレシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

ジャマイカ ダークラム 30ml

アニゼット 10ml

レモン 20ml

グレナデンシロップ 1/2tsp

情報 味わいや度数

ベース: ラム
手法: シェーク
スタイル: ショート
味わい: 南国ドライ
度数: 約25%
言葉: 野心
誕生日: 10月3日

作り方の手順
  • STEP1
    シェーカーにすべての材料を入れてシェークする

    シェーク前に味見をして、
    味の最終調整をしましょう!

  • STEP2
    ストレーナーでフレークを除いてグラスに注ぐ

    砕けた氷(フレーク)を取り除くと、
    水っぽさを防げます

  • これで
    完成!

アニゼットのやさしい甘い香りに、ラムの南国を思わせる香ばしさが重なり、非常にバランスの良い一杯に仕上がります。

アニスの香りがラムの濃厚さを和らげることで、このカクテルならではの独特の味わいを楽しめるのが大きな特徴です。

カフェドパリ カクテルレシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

ジン 45ml

アニゼット 1tsp

生クリーム 1tsp

卵白 1個

情報 味わいや度数

ベース: ジン
手法: シェーク
スタイル: ショート
味わい: ドライアニス
度数: 約25%
言葉: 無邪気
誕生日: 4月24日

作り方の手順
  • STEP1
    シェーカーに卵白を入れ、ブレンダーで攪拌する

    やらなくてもOK。
    やったほうがまろやかできれいに仕上がりますよ!

  • STEP2
    シェーカーに残りの材料を入れてシェークする

    シェーク前に味見をして、
    味の最終調整をしましょう!

  • STEP3
    ストレーナーでフレークを除いてグラスに注ぐ

    砕けた氷(フレーク)を取り除くと、
    水っぽさを防げます

  • これで
    完成!

ドライな味わいの中に、アニゼットのすっと香るアニスの香りと、まろやかなコク。

甘さを抑えた大人の味わいで、ゆっくり楽しみたい一杯です。

ナイトキャップ カクテルレシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

ブランデー 30ml

ホワイトキュラソー 15ml

アニゼット 15ml

卵黄 1個

情報 味わいや度数

ベース: ブランデー
手法: シェーク
スタイル: ショート
味わい: まったり甘
度数: 約25%
言葉: 眠れぬ夜、あなたを想う
誕生日:

作り方の手順
  • STEP1
    シェーカーにすべての材料を入れてシェークする

    シェーク前に味見をして、
    味の最終調整をしましょう!

  • STEP2
    ストレーナーでフレークを除いてグラスに注ぐ

    砕けた氷(フレーク)を取り除くと、
    水っぽさを防げます

  • これで
    完成!

カフェ・ド・パリで卵黄が余ったら試したい一杯。

ブランデーの豊かな香りと卵黄のまろやかな甘みが重なり、まるでクッキーのようなやさしい味わい。

寝酒にぴったりの大人のカクテルです。

カクテル作り方 まとめ 写真

カクテルづくりは主に、

ビルド

シェーク

ステア
(今回は使用レシピ乗せていないので割愛)

の3種類があります。

基本的には、

この3つを覚えればカクテルづくりで困ることはありません。

どの手法でも使う道具は、

  1. バースプーン
  2. メジャーカップ

この2つの道具は、カクテルで必須アイテムです。

本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓

■バースプーン

■メジャーカップ

カクテル作り方 ビルド 写真

ビルドとは、

氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけの手法です。

ビルドで必要なのは

  1. バースプーン
  2. メジャーカップ

のみでOKです。

■バースプーン

おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです

しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。

そのため、
他にも見て決めたい!」という方は、この記事を参考に↓

■メジャーカップ(ジガー)

WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれている
ので、非常に使いやすいです。

私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!

カクテル作り方 シェーク 写真

シェークとは、

材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。

シェークに必要な道具は、

  1. シェーカー
  2. バースプーン
  3. メジャーカップ

シェークには、この3つの材料が必要です。

■おすすめのシェーカー

おすすめは、またもBIRDYの商品↓

プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。

初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←私です

しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。

そのため、
他にも見て決めたい!」という方は、この記事を参考に↓

■バースプーン・メジャーカップ

カクテル 写真 

「他にも本格的なカクテル作りに挑戦してみたい!」

そんな方は、

「カクテルの始め方」の特設記事

がおすすめです。

どこよりもわかりやく体系的に理解できる記事になっています。

必要な知識だけでなく、実際に作れるレシピも載せているので、すぐに実践できますよ↓

レシピだけ見たい方はこちら

アニゼット系のような同じアニス系のお酒は「パスティス」や「サンブーカ」など様々あります

いずれもアニス香を楽しむリキュールですが、甘さ・アルコール度数・産地や文化的背景が異なるため、個性がはっきり分かれています。

アニゼットは25〜30度前後の甘口リキュールで、しっとりとした甘みと軽やかで飲みやすいです。

一方、パスティスは40〜45度と度数が高く、複数のハーブをブレンドすることでスパイシーで複雑な香味が特徴。

同じフランス発祥ですが、甘口リキュールと力強いハーブ酒という違いがあります。

  • アニゼットは中度数の甘口なお酒
  • パスティスは高度数のシャープな強薬草香なお酒
項目アニゼットパスティス
発祥フランスフランス(マルセイユ)
度数25〜30度前後40〜45度前後
甘さ強めで飲みやすい控えめ、複雑でスパイシー
主な特徴砂糖を加えた甘口アニスリキュールリコリス+複数ハーブで力強い風味

アニゼットとサンブーカは、どちらも甘味が強いです。

大きな違いは、アルコール度数の違いで、アニゼットが25度程度であるのに対し、サンブーカは40度前後と度数が高いです。

  • アニゼットは中度数の甘口なお酒
  • サンブーカは高度数の強烈甘口なお酒
項目アニゼットサンブーカ
発祥フランスイタリア
度数25〜30度前後40度前後
甘さ強めだが軽やか非常に強い甘さ
特徴華やかで親しみやすいフローラル+濃厚で力強い

アニゼットは砂糖を加えた甘口リキュールで、アルコール度数も低め。

一方アブサンはアルコール度数50〜70度と非常に高く、ニガヨモギなど多様なハーブを使用し、複雑な薬草香が生まれます。

両者間は、甘口リキュールと力強い複雑なハーブ酒という違いがあります。

  • アニゼットは中度数の甘口なお酒
  • アブサンは高度数の複雑な薬草香なお酒
項目アニゼットアブサン
発祥フランスフランス/スイス
度数25〜30度前後50〜70度
甘さ強め甘さ控えめ(ハーブ苦味あり)
特徴軽やかで親しみやすい芸術家の酒/伝説的リキュール

以上が有名な薬草酒との比較になります。

アニス酒の中でのアニゼットはアニスの香りを優しく感じる甘口リキュールになります。

リキュール発祥度数甘さ特徴
アニゼットフランス25〜30度強め・軽やか親しみやすい甘口アニスリキュール
パスティスフランス40〜45度控えめスパイシーで複雑
サンブーカイタリア40度前後非常に強いフローラル+濃厚
アブサンフランス/スイス50〜70度控えめ〜苦味芸術家の酒、伝説的リキュール

アニゼットは日本ではまだ知名度が低いため、

不安や悩み
不安や悩み

「どこで買えるの?」

 

「どの銘柄を選べばいい?」

ここでは、購入方法とおすすめ銘柄をまとめます。

アニゼット 買える場所 写真

結論、アニゼットは一般的なスーパーやコンビニではほとんど取り扱いがありません。

そのため購入先は限られるのが現状です。

  • 大型酒販店→たまーに見かける
  • 輸入酒専門店→たまーに見かける
  • ネット通販常時見かける

特に確実なのは 通販(Amazon・楽天)

在庫や銘柄の選択肢も豊富で、比較的価格も安定しています。

アニゼット おすすめ ブランド 写真

日本で流通しているアニゼットの代表的ブランドは大きく分けて2つあります。

  • マリー・ブリザール(Marie Brizard)
    王道。安定流通。
     
  • ボージュ(Beauge)/旧ギュイヨ(Guyot)
    ※流通は限定的

中でもマリー・ブリザールは「アニゼットといえば」で真っ先に挙がる定番ブランド。

日本でも流通が安定しており、甘さと香りのバランスに優れた初心者向けの1本です。

他ブランドはほぼ流通していないため、実質的にはマリー・ブリザール一択といえます。

アニゼット 価格 写真

アニゼットは手頃な価格帯も魅力です。

  • 700mlフルボトル: 1,500〜3,000円程度
  • 輸入状況や販売店によっては 3,500円前後 になることもあり
  • 一度に使う量も30ml程度なので長く持つ

高級リキュールと比べるとリーズナブルなので、気軽に購入して試せるのが嬉しいポイントです。

アニゼットはハーブ系リキュールとしての文化的背景から、

「アニゼットは、体に良いの?」

と気になる方も多いお酒です。

ここでは、効能として語られるポイントカロリー・糖質について紹介します。

アニゼット 効能 写真

アニゼットの主原料であるアニスは、古くからヨーロッパで 消化を助けるハーブ として利用されてきました。

そのためアニゼットも「食後酒」として胃を落ち着ける飲み物という文化的側面があります。

  • アニスの成分「アネトール」による消化促進・鎮静作用
  • 胃もたれや食後のリラックスに
  • ハーブ酒として薬効が期待された歴史

ただし、これはあくまで伝統的な利用法。

医薬品的な効能が科学的に保証されているわけではありません

健康目的ではなく、あくまで嗜好品として楽しむのが基本です。

アニゼット カロリー 糖質 写真

アニゼットはリキュールの中でも砂糖を多く含むため、カロリー・糖質はやや高めです。

  • エネルギー:100mlあたり 約300〜350kcal前後
  • 糖質量:100mlあたり 20〜25g程度

カロリー・糖質を気にする方は、ソーダで割ることで1杯あたりの摂取量を抑えるのがおすすめです。

アニゼットは単なる甘口リキュールとしてだけでなく、フランスの文化や芸術、ヨーロッパの酒文化の一部としても重要な存在です。

ここでは、ちょっとした雑学やトリビア的な情報を紹介します。

アニゼット 映画 写真

アニゼット単体での登場は少ないものの、同じアニス系リキュールである「アブサン」や「パスティス」と並び、しばしば文学や映画の中で言及されています。

  • 19世紀末の芸術家たち(ゴッホやロートレック)はアブサンを愛飲し、その代替品としてアニゼットやパスティスが広がった
  • フランス映画や小説の食卓シーンでは、水で割って白濁するリキュールが登場することが多く、それがアニゼットやパスティスを指す場合がある
  • ギリシャ文学や映画ではウーゾ、イタリア作品ではサンブーカが登場し、ヨーロッパ全体で「アニス香のお酒」が文化的に根付いていることがわかる

アニゼットは、直接的に登場しなくても「アニスリキュール文化」を語るうえで欠かせない存在。

アニゼット マリーブリザール おすすめ 写真

「最古のアニゼットブランド」として知られるのは、フランス・ボルドーの マリー・ブリザール(Marie Brizard)

1755年創業という長い歴史を持ち、アニゼットは同社の看板商品としてヨーロッパ中に広がりました。

  • マリー・ブリザールのアニゼットは、現在も最も有名で流通量が多い
  • 創業から260年以上の歴史を持つリキュールブランドは世界的にも稀少
  • 日本で手に入るアニゼットも、ほとんどがマリー・ブリザール製

つまり「アニゼットといえばマリー・ブリザール」と言えるほど、歴史的にも現代的にも代表的な存在となっています。

アニゼットは、甘口で華やかな香りを持つフランス生まれのアニスリキュールです。

ストレートやロック・ソーダ割り、さらにはカクテルにも使えて、初心者から上級者まで楽しめるお酒です。

  • アニスの香りを体験してみたい
  • 甘口リキュールが好き
  • 食後に軽やかな一杯を楽しみたい

という方は、その華やかな味わいをぜひ体験してみてください!

アニゼット おすすめ 写真

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