アイリッシュコーヒーの作り方・基本レシピ|おすすめウイスキーと度数・グラスまで解説

レシピ

寒い季節にぴったりのカクテル、それが、

アイリッシュコーヒーです。

不安や悩み
不安や悩み

「アイリッシュコーヒーって、そもそも何?」

 

「本当に美味しいの?」

  

「作るの大変そう、、」

この記事では、

  • アイリッシュコーヒーの基本レシピと作り方
  • 相性の良い おすすめウイスキー
  • ここだけのアレンジレシピ
  • グラスの選び方

まで”幅広く網羅”して紹介しています。
初心者でも失敗しにくいコツを押さえれば、自宅でも本格的な味わいを再現できますよ。

書いてるのはこんな人

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きゅいにん

ホームバーテンダー歴16年

「初心者がおうちカクテルを本格的に楽しむためのブログ」
ホームバーテンダーLABOを運営しています。

アイリッシュコーヒー とは 写真

アイリッシュコーヒーとは、アイルランド生まれのホットカクテル

温かいコーヒーにアイリッシュウイスキーと砂糖を加え、生クリームを浮かべて仕上げます。

コーヒーの苦味とウイスキーの香り、クリームのまろやかさが合わさり、寒い日に体を温めてくれる大人の一杯です。

よく混同されがちな「ウィンナーコーヒー」とは違い、アルコール度数は10〜15%前後としっかりお酒。

世界中で親しまれているホットカクテルです。

アイリッシュコーヒーは、1940年代にアイルランド西部の空港で誕生しました。

寒い夜に飛行機の乗客を温めるため、コーヒーにウイスキーを入れて提供したのが始まりと言われています。

その後アメリカへ伝わり、世界的に知られるカクテルとなりました。

アイリッシュコーヒー 飲める店 シーン 写真

アイリッシュコーヒーは自宅で作るだけでなく、カフェやバーなど飲める店でも人気のカクテルです

ここでは、カフェ/バー/自宅 それぞれの楽しみ方を紹介し、シーンごとにどんな一杯が味わえるのかを解説します。

アイリッシュコーヒー 飲める場所 カフェ 写真

アイリッシュコーヒーは、冬季限定で提供するカフェも多く、コーヒードリンク感覚で気軽に楽しめるのが魅力です。

昼間に立ち寄れるカフェで味わえるのは、バーとは違ったリラックス感

友人とのおしゃべりやデートの休憩など、カジュアルなシーンで気軽に試したい人におすすめです。

アイリッシュコーヒー 飲める場所 バー 写真

アイリッシュコーヒーを本格的に味わいたいなら、やはりオーセンティックバーホテルバーがおすすめです。

寒い季節に「おすすめカクテル」として登場することがあり、思わぬ名店の一杯に出会えることも。

バーテンダーが耐熱グラスを温め、生クリームを美しくフロートさせる一杯は、自宅ではなかなか再現できない特別な体験

落ち着いた空間でグラスを傾ければ、映画のワンシーンのように大人な時間を過ごせます。

アイリッシュコーヒー 飲める場所 自宅 写真

アイリッシュコーヒーは、自宅でも簡単に作れるホットカクテルです。必要なのは、

  • アイリッシュウイスキー
  • 熱いコーヒー
  • 砂糖
  • 生クリーム

・・・の4つだけ

軽く泡立てたクリームをそっと浮かべれば、初心者でも本格的に仕上がりますよ。

アイリッシュコーヒー 作り方 基本レシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

アイリッシュ ウィスキー 30ml

砂糖 10g

ホットコーヒー 適量

生クリーム 適量

情報 味わいや度数

ベース: ウィスキー
手法: ビルド
スタイル: ロング
味わい: 芳醇で温か
度数: 約8%
言葉: あたためて
誕生日:

作り方の手順
  • 準備
    グラスは熱湯を入れて温めておく。生クリームは冷蔵庫で冷やしておく。

  • STEP1
    コーヒー・砂糖を入れて溶かしこむ

    しっかりと溶解させるのがポイント!

  • STEP2
    ウィスキーを入れて混ぜ合わせる
  • STEP3
    生クリームを入れる

    バースプーンの背を伝うように
    入れると問題ない

  • これで
    完成!

アイリッシュコーヒーは、まず口に触れた瞬間に生クリームのまろやかさとコクが広った後、甘さと苦味がバランスよく続いていきます。

一杯の中で「まろやか → 香ばしい → 甘苦い余韻」と味わいが変化していくデザートのように楽しめる大人のカクテルです。

アイリッシュコーヒー フロート ポイント 写真

家庭で作ると「クリームが沈む・混ざる」という失敗が多いですが、次の3つを意識すれば成功率がぐっと上がります。

  1. 生クリームは冷蔵庫から出したてを七分立てに
    冷たいまま軽く泡立てると空気を含み、浮きやすくなります。
  2. コーヒーは熱々+砂糖をしっかり溶かす
    コーヒー層が重くなり、クリームが沈みにくくなります。
  3. スプーンの背を伝わせて静かに注ぐ
    スプーンの背を使ってそっと広げるのがポイントです。

これだけで

「アイリッシュコーヒー 生クリーム 浮かない、、」

と悩む人でも、お店のような二層が再現できますよ。

なぜ浮くのか?について詳しく知りたい方はこちら

アイリッシュコーヒーはシンプルなレシピですが、材料選びで仕上がりが大きく変わります。

ここではアイリッシュコーヒーで使う材料のおすすめを紹介していきます。

  • アイリッシュウィスキー
  • コーヒー
  • 生クリーム
アイリッシュコーヒー おすすめ アイリッシュウィスキー 写真

おすすめアイリッシュウィスキーは「バスカー」。

アイリッシュコーヒーに使うアイリッシュウィスキーは、

  • ジェムソン
  • ブッシュミルズ
  • バスカー

・・が定番。

どれもクセが少なく、コーヒーや砂糖と調和しやすいのが魅力です。

なかでもおすすめはバスカー

バニラの甘い香りとまろやかな味わいが際立ち、砂糖と生クリームを合わせるアイリッシュコーヒーと抜群に相性が良い一本です。

\詳しく見たい方は↓をタップ/

ジェムソン(Jameson)
フルーティーさとバニラのような甘みがバランス良く、もっとも定番と言える一本
アイリッシュコーヒー初心者にもおすすめです。

ブッシュミルズ(Bushmills)
ウイスキーらしい力強さがありつつ、ほんのりバニラやフルーティーさも感じられます。
3つの中ではもっとも「ウイスキー感」が強く、しっかりした味わいを求める人にぴったり。

バスカー(The Busker)
3本の中で一番バニラ香が際立ち、甘い香りが豊か。
まろやかな甘い味わいを楽しみたい人に最適です。

アイリッシュコーヒー おすすめ コーヒー 写真

おすすめのコーヒーは「深煎りの商品。

アイリッシュコーヒーには、コーヒー選びも重要です。

そんな時のおすすめは焙煎度合いで選ぶこと。

その中でおすすめは深入りの焙煎度合いのコーヒー。

深入りのコクがウイスキーや生クリームと調和し、アイリッシュコーヒーらしい深みを引き立ててくれます。

\詳しく見たい方は↓をタップ/

焙煎強め(深煎り):
深煎りコーヒーは焙煎由来のコクビター感が強く、ウイスキーや生クリームと相性抜群。
酸味よりも苦味が前に出ることで、アイリッシュコーヒーの味わいに立体感と奥行きを与えてくれます。

焙煎弱め(浅煎り〜中煎り):
一方で浅煎り〜中煎りは、軽やかな酸味とフレッシュな印象が特徴。
深煎りほどのコクはないものの、あっさりとしたアイリッシュコーヒーを楽しみたい人にはおすすめです。

アイリッシュコーヒー おすすめ 生クリーム 写真

生クリームのおすすめは「動物性の生クリーム」。

アイリッシュコーヒーは、上にフローとさせるクリームの種類でも味わいが変わってきます。

アイリッシュコーヒーに浮かせるなら、動物性の生クリームがおすすめです。

コクの強さが特徴で、コーヒーやウイスキーと抜群に調和します。

\詳しく見たい方は↓をタップ/

動物性生クリーム
アイリッシュコーヒーに最もおすすめなのは動物性の生クリーム。
コクの強さが特徴で、コーヒーやウイスキーと抜群に調和します。
わずかに動物的な香りはありますが、下層の香りに隠れて気にならず、深いコクだけをプラスしてくれるのが魅力です。

植物性クリーム
一方で植物性クリームはさらっとしていてクセがなく、匂いもほとんどありません。
ただし動物性に比べるとコクが弱いため、アイリッシュコーヒーなら動物性を選ぶのが基本です。

アイリッシュコーヒー おすすめ 砂糖 写真

おすすめな砂糖は「中ザラメ

アイリッシュコーヒーでは、砂糖選びでも仕上がりが変わります。

おすすめは中ザラメ。普通の上白糖よりも甘さにコクがあり、黒糖や蜜のような香ばしい風味を感じられるのが特徴です。

これを加えることで、アイリッシュコーヒーに立体感や奥行きのある味わいが生まれます。

\詳しく見たい方は↓をタップ/

上白糖
甘さが強く、全体にまったりとした仕上がりに。
シンプルに甘くしたい場合には手軽ですが、奥行きは出にくいです。

中ザラメ
上白糖よりも甘さにコクがあり、黒糖や蜜のような香ばしさが特徴。
加えることで立体感と奥行きのある味わいに仕上がります。

グラニュー糖/白ザラメ
中ザラメより甘さがすっきりしていて、ややお菓子っぽい印象。
軽やかな甘みを求める人に向いています。

アイリッシュコーヒーらしい深みを出したいなら、中ザラメを選ぶのがおすすめです

アイリッシュコーヒー 作り方 アレンジレシピ 写真
材料 材料 (1杯分)

バスカー 30ml

中ザラメ 10g

深煎りホットコーヒー 適量

動物性生クリーム 適量

ガリアーノ 適量

情報 味わいや度数

ベース: ウィスキー
手法: ビルド
スタイル: ロング
味わい: 奥深い複雑
度数: 約8%
言葉:
誕生日:

作り方の手順
  • 準備1
    グラスは熱湯を入れて温めておく。生クリームは冷蔵庫で冷やしておく。

  • 準備2
    生クリームにガリアーノを入れてブレンダーで攪拌

    7分立てくらいまでにする。
    完成したら冷蔵庫に入れておく。

  • STEP1
    コーヒー・中ザラメを入れて溶かしこむ

    しっかりと溶解させるのがポイント!

  • STEP2
    ウィスキーを入れて混ぜ合わせる
  • STEP3
    生クリームを入れる

    バースプーンの背を伝うように
    入れると問題ない

  • これで
    完成!

王道のアイリッシュコーヒーに比べ、薬草の複雑さと二段階のバニラ香が重なり、味わいに立体感が生まれるアレンジ。

深煎りコーヒーの力強いコクに、中ザラメの黒糖のような甘みが全体を支え、奥行きある一杯に仕上がります。

\ガリアーノの特徴はこちらの記事/
アイリッシュコーヒー アルコール度数 写真

アイリッシュコーヒーのアルコール度数は、およそ8〜12%前後 が目安です。

ウイスキー自体は40度ほどありますが、熱いコーヒーや砂糖、生クリームで割ることで度数は大きく下がります。

たとえば:

ウイスキー30ml(40%)コーヒー100ml 計算上は約12% 実際は10%前後

「甘くて飲みやすいから大丈夫」と思って油断すると、想像以上に酔いやすい一杯です。

管理者
管理者

夜のリラックスタイムや、冬の食後にゆっくり楽しむのがベスト。

アイリッシュ コーヒー おすすめ グラス 写真

せっかくなら見た目の美しさも楽しみたいですよね。

ここでは、アイリッシュコーヒーにおすすめの映えるグラスを紹介します。

アイリッシュコーヒーは、脚付きの耐熱グラスに注ぐのが定番。

透明なグラスは二層の美しさを引き立て、耐熱性があるので安心して楽しめます。

専用でなくても、ホットワインやホットバタードラム用の耐熱グラスで代用可能。

さらにこだわるなら、専用アルコールランプでグラスを温めながら仕上げる方法もあり、自宅でオーセンティックバーの雰囲気を再現できます。

アイリッシュコーヒー アルコールランプ ヒーター 写真
アイリッシュコーヒー フロート 原理 写真

アイリッシュコーヒーの魅力は、浮かぶ美しい二層仕立て

その秘密は「密度」「温度差」「表面張力」といった科学的な原理にあります。

一般的に、

  • 密度低いほうが上層高いほうが下層
  • 比重軽いほうが上層重いほうが下層

になります。

アイリッシュコーヒー フロート 原理 生クリーム 写真

生クリームは脂肪分が多く水より比重が軽いため、基本的に浮きやすい液体です。

泡立てることで空気を含み、クリームの密度が下がり軽くなります。

さらに冷やして使うことで表面張力が高まり、境界線が安定

アイリッシュコーヒー フロート 原理 温度差 写真

熱いコーヒーの上に冷たいクリームを乗せると、界面で表面張力に差が生じ、弱いマランゴニ流と呼ばれる循環が発生します。

この作用はクリームを均一に広げ、境目をきれいに保つ安定効果をもたらします。

↓参考 一番わかりやすかったです!

物質科学実験 Marangoni:マランゴニ対流の基礎知識

アイリッシュコーヒー フロート 原理 コーヒー 写真

砂糖を加えると密度と粘度が上がり、上のクリームが沈みにくくなるという効果があります。

また、コーヒーを温めることで砂糖の溶解度が上がり、しっかり溶けきるため層が崩れにくい状態

アイリッシュコーヒーのフロートは、

  • 生クリームの脂肪分・泡立て・冷却 → 軽く安定する
  • 温度差による表面張力の勾配 → 境界をきれいに保つ
  • 砂糖入りコーヒーの密度と粘度 → 下層が“重く”安定する

この3つの要素が組み合わさることで実現することがわかりました。

管理者
管理者

フロートって非常に複雑な原理なんですね、、!

カクテル 写真 

「他にも本格的なカクテル作りに挑戦してみたい!」

そんな方は、

「カクテルの始め方」の特設記事

がおすすめです。

どこよりもわかりやく体系的に理解できる記事になっています。

必要な知識だけでなく、実際に作れるレシピも載せているので、すぐに実践できますよ↓

\おすすめのバー道具も紹介しています/
Q
簡単に作る方法はありますか?
A

基本は「熱いコーヒー+ウイスキー+砂糖+生クリーム」でOK。インスタントコーヒーでも代用可能なので、家でも手軽に作れます。

Q
ノンアルコールで作れますか?
A

可能です。ウイスキーの代わりにウイスキー風味のノンアルコール飲料やコーヒーリキュールシロップを使えば、雰囲気を楽しめます。

Q
アイリッシュコーヒーのカロリーはどのくらいですか?
A

ウイスキー、砂糖、生クリームを使うため、1杯あたり約200〜300kcalが目安。糖質・カロリーが気になる方は、砂糖を少なめにしたり、低脂肪の生クリームを使うのがおすすめです。

Q
アイスでも作れますか?
A

はい。冷たいコーヒーに泡立てた生クリームをのせればアイス・アイリッシュコーヒーとして楽しめます。ただし温度差が小さいので混ざりやすく、層を作るにはホイップしたクリームを使うのがコツです。

Q
アイリッシュコーヒーはいつ飲むのがおすすめ?
A

冬の寒い夜や食後の一杯にぴったり。カフェでは午後、バーではナイトキャップとして楽しまれることが多いです。

Q
アイリッシュコーヒーとウインナーコーヒーの違いは?
A

ウインナーコーヒーはホットコーヒーにホイップクリームをのせたもの。アルコールを使わない点で大きく異なります。アイリッシュコーヒーはウイスキー入りで、大人向けのカクテルです。

Q
どのくらい保存できますか?
A

作り置きはできません。クリームが分離してしまうため、作ったらすぐ飲むのが基本です。保存するなら下のコーヒー+ウイスキーの部分だけにして、飲む直前にクリームをのせましょう。

Q
フレーバーシロップでアレンジできますか?
A

可能です。バニラやキャラメルシロップを加えるとデザート感が増し、ヘーゼルナッツやアーモンドシロップを入れると香ばしさが加わります。

Q
アイリッシュコーヒーは食後酒(ディジェスティフ)ですか?
A

はい。アルコールとコーヒーの両方の効果があり、食後の消化を助ける飲み方としてバーでも提供されます。

ここでは、アイリッシュコーヒーの基本の作り方からアレンジレシピまで紹介してきました。

自宅で作れば、バーさながらの一杯を楽しむことができますし、寒い季節に飲めば、心も温まりますよ!

ぜひこの記事を参考に、おうちでも本格的なアイリッシュコーヒーを再現してみてください!

\必要な材料まとめ/

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