ペルーを代表する蒸留酒「ピスコ」。
その中でもプレミアムブランドの象徴として知られるのが「ピスコ・ポルトン(Pisco Portón)」
ピスコ・ポルトンは、ペルー最古の蒸留所で造らる高級ピスコの代名詞です。
とはいえ、
「ピスコ・ポルトンってどんな味?」
「カクテルにも使えるの?」
「チリ産のピスコと何が違う?」
……と疑問に思う方も多いはずです。
この記事では、
- ピスコ・ポルトンの特徴から種類の違い
- 実際に飲んだレビュー
- チリ産ピスコとの比較
- おすすめのカクテルレシピ
、と幅広く網羅しています!
ぜひ最後までご覧ください!
この記事を書いているのはこんな人↓
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先に結論|ピスコ・ポルトンの魅力と“買うべきポイント”をチェック!

ピスコ・ポルトン・アチョラードは、
ピスコ初心者にもお勧めできる王道のプレミアラインのピスコです。
ピスコ・ポルトンは、
- 重厚で複雑なアロマ
→複数品種をブレンドするアチョラードだからこそ感じられる奥行き - 厚みのある味わい
→モスト・ヴェルデ製法で残糖由来のまろやかさ・厚みが加わり、43%でも滑らか - ストレートでもカクテルでも映える
→高級ピスコならではの存在感で、ピスコ・サワーにも上質感が出る
このような点が、この商品も魅力的なポイントです。
数あるピスコの中で迷ったとき、選ぶべきなのはこんな人です↓
こんな人におすすめ:
- ブランデーのような重厚な味わいが好き
- ペルーのピスコの王道を知りたい
- ストレートでもカクテルでも使える万能なピスコを探している
生産量が少ない商品ですので、品切れになることが良くあります。
手に入るうちに購入しておきましょう!
日本限定デザインもあります↓
ピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラードとは?

「ピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラード(Pisco Portón Acholado)」は、
ペルー最古の蒸留所 ラ・カラベド(La Caravedo, 1684年創業) で造られるプレミアム・ピスコです。
アチョラードは、
ブランド「ポルトン(Portón)」の代表的な商品であり、世界的にも高い評価を受けています。
発酵が完全に終わる前に蒸留する製法により、
糖分が一部残り、通常のピスコよりもまろやかでリッチな口当たりに仕上がります。
さらに、アチョラードは、
複数のブドウ品種をブレンドして造られるのが特徴で、重厚で複雑なアロマが生まれます。
アルコール度数は43%。
高めながらもアルコールの角は立たず、厚みのある味わいと滑らかな飲み心地が魅力です。
ストレートでもカクテルでも映え、
特にピスコサワーに使うと、フルーティーさとリッチさが際立ちます。
↓カラベド社の公式HP(外国語)
ピスコとは?

ピスコとは、
南米ペルーとチリで造られているブドウを原料にした蒸留酒です。
ワインを発酵させた後に一度だけ蒸留して造られるため、ブランデーに近いお酒ですが、
樽熟成を行わず無色透明なのが大きな特徴です。
ペルーでは法律(原産地呼称制度/DO)によって、
- プロ
=単一品種で作ったピスコ - アチョラード
=複数品種で作ったピスコ - モストヴェルデ
=発酵途中のマスト蒸留で作ったピスコ
というカテゴリーが定められています。
プロとアチョラードは原料の規定で、モストヴェルデは製法の規定です。
そのため、
モストヴェルデ・アチョラードの様に組み合わせて用いられることもあります。
代表的な品種は、ケブランタ(Quebranta)で、
素朴で力強い味わいから“ペルーピスコの顔”とも呼ばれています。
商品名に「ケブランタ」と付くものも多く存在します。
ペルーピスコとチリピスコの違いは?

ピスコはペルーとチリの両国で造られていますが、その法律や製法、分類の考え方は大きく異なります。
ペルーのピスコ
ペルーでは、
蒸留後に加水することは禁じられ、木樽での熟成も行わないため、必ず無色透明です。
分類は国家規格に基づき、
単一品種の「Puro」、複数品種ブレンドの「Acholado」、発酵途中で蒸留する「Mosto Verde」の3つに分類わけされるのが特徴です。
チリのピスコ
一方チリでは、蒸留後の加水や樽熟成も可能です。
分類は品種ではなく度数と熟成年数によって区分され、
30〜35度前後の「Corriente」、35度以上の「Especial」、38度以上で熟成させた「Reserva」、43度以上の「Gran Pisco」といったカテゴリーがあります。
項目 | ペルーピスコ | チリピスコ |
---|---|---|
DO地域 | リマ・イカなど5地域 | アタカマ州・コキンボ州 |
加水 | ❌禁止 | ✅可能 |
樽熟成 | ❌禁止(透明) | ✅可能(琥珀色もあり) |
主分類 | Puro / Acholado / Mosto Verde | 度数・熟成年数で分類(Especial, Reserva, Gran Piscoなど) |
代表品種 | ケブランタ、イタリア、トロンテルなど | マスカット系が中心 |
味わいの傾向 | 芳醇でブドウの個性が強い | 軽快で度数・熟成によるバリエーション |
ピスコポルトンアチョラードを実際に飲んでみた!(レビュー/評判)

ここからは、
実際にストレートでピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラードを飲んでみました。忖度なしに感じたままを紹介していきます。
実際に飲んでみた感想
結論、
熟された濃厚な味わいが好きな方には、
大変おすすめです。
グラスに近づけるとまず感じるのは、重厚で複雑なアロマ。
フレッシュなブドウの香り、というよりは、
濡れた土や焦がしたニュアンスを思わせるような深みがあり、透明なお酒でありながら熟成感を思わせるほどの厚みを感じます。
口に含むと、ブドウ由来の風味はしっかりありますが、
それは「爽やかな果実味」というより、熟れたブドウの濃厚な甘さに近い印象。
鼻を抜ける余韻の中に、
ナッツやドライフルーツのようなニュアンスも漂います。
結果として「まるでブドウをそのまま食べている」というよりは、
ブドウを発酵・蒸留することで生まれる深みと複雑さを体現したようなピスコです。
総じて、この商品でしか味わえないフレイバー。重厚で濃厚な味わいが好きな方はハマりますよ!
↓日本限定エディション
ペルー vs チリ ピスコの違い

ここでは、
ペルーを代表するピスコポルトンとチリピスコを代表するワカーを比べて、味わいの違いを見てみました。
以下が味わいの比較したレーダーチャートです↓

チリピスコのワカーは、
全体的にはすっきりとしたピスコで、フレッシュなフルーティーさが印象的に感じました。
ブランデーの芳醇さを取り除いて、フルーティーだけ残した。というように感じました。
ペルーピスコのポルトンは、
どっしりと重厚な味わいでフルーティーさはあるものの熟成感のあるような濡れた果実のような焦がしたワインのような味わい。
ボディの厚みがあるため、
に感じました。プレミアムラインというのもうなずける味わいです。
ピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラードはこんな人におすすめ!

ピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラードは、
ペルーを代表するピスコを知りたい方に最適な一本です。
グラスから立ちのぼる香りは、
熟れた果実や土を思わせるような重厚さの中に、ブドウが熟しきったような濃厚で香ばしいニュアンスが感じられます。
味わいは驚くほどなめらかで、ほのかな甘みと厚みのあるボディが調和。
ストレートでじっくり楽しめるのはもちろん、
ピスコサワーなどのカクテルにしても存在感を失わず、万能に活躍するプレミアム・ピスコです。
こんな人におすすめ:
- ブランデーのような重厚な味わいが好き
- ペルーのピスコの王道を知りたい
- ストレートでもカクテルでも使える万能なピスコを探している
↓日本版限定エディション
ちなみに、、
こんな人はチリピスコのほうが向いているかも:
- 軽くて飲みやすいピスコを探している
- フレッシュな味わいのものを探している
- 安価なものから始めてみたい
↓おすすめのチリピスコ ワカーです。チリを代表するピスコ
ピスコを使ったカクテルレシピ
ピスコ・サワー

ピスコ 30ml
ライム 15ml
シロップ 15ml
卵白 1個分
アンゴスチュラビターズ 数滴
ベース:
ピスコ
手法:
シェーク
スタイル:
ショート
味わい:
甘く爽快
度数:
約20%
言葉:
あなたを忘れない
誕生日:
2月8日
- STEP1卵白をハンドブレンダーで泡立てる
最終的にきめの細かい泡が立ちます
- STEP2ビターズ以外の材料も入れてまとめてシェーク
- STEP3グラスに注いでビターズを数滴垂らす
ストレーナーで濾しながら注ぐと、
きめの細かい泡が立ちやすくなります - これで完成!
ピスコサワーは、
まろやかで濃厚な味わいながらもすっきり味わえるカクテル。
ブドウ由来の蒸留酒ピスコの香りに、
ライムの爽やかな酸味とシロップの甘みが重なり、卵白の泡がクリーミーな口当たりを与えるカクテルです。
仕上げのビターズがほのかなスパイス感を添え、
フルーティーでありながら奥行きのある味わいが楽しめます。
ピスコ・ネグローニ

ピスコ 30ml
カンパリ 30ml
スイートベルモット 30ml
オレンジピール 1かけら
ベース:
ピスコ
手法:
ビルド
スタイル:
ロング
味わい:
甘苦い
度数:
約20%
言葉:
–
誕生日:
–
- STEP1氷を入れたグラスにピール以外の材料を入れて混ぜる
- STEP2オレンジピールを振りかける
- これで完成!
ピスコ・ネグローニは、
ジンベースのネグローニをピスコに置き換えたアレンジカクテル。
カンパリとスイートベルモットの重厚な苦味がピスコのブドウの風味を引き立てています。
フルーティーでありながら甘酸っぱすぎず、熟した果実のような奥行きを感じられる一杯です。
他にもカラベド社の公式HPでレシピを見れますよ↓
カラベド ピスコ
■元々のネグローニの専門記事↓
カクテルづくりに必要な道具

カクテルづくりは主に、
ビルド
シェーク
ステア
(今回はレシピ載せてないので割愛)
の3種類があります。
基本的には、
この3つを覚えればカクテルづくりで困ることはありません。
どの手法でも使う道具は、
- バースプーン
- メジャーカップ
この2つの道具は、カクテルで必須アイテムです。
本格的に始めるなら、準備しておきましょう↓
■バースプーン
■メジャーカップ
ビルド

ビルドとは、
氷を入れたグラスに、お酒やジュースなどの材料を順番に注ぐだけの手法です。
ビルドで必要なのは、
- バースプーン
- メジャーカップ
のみでOKです。
■バースプーン
おすすめはBIRDYの40cm↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
バースプーンは何度も買い替えるものではないため、失敗しない1本を揃えるのがおすすめです
しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。
そのため、
「他にも見て決めたい!」という方は、この記事を参考に↓
■メジャーカップ(ジガー)
WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれているので、非常に使いやすいです。
私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!
シェーク

シェークとは、
材料をシェーカーに入れて振って混ぜる方法です。
シェークに必要な道具は、
- シェーカー
- バースプーン
- メジャーカップ
シェークには、この3つの材料が必要です。
■おすすめのシェーカー
おすすめは、またもBIRDYの商品↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当
しかし、
BIRDYの商品は非常に高品質ですが価格も高め。
そのため、
「他にも見て決めたい!」という方は、この記事を参考に↓
■バースプーン・メジャーカップ
どこで買える?(Amazon・楽天・専門店)
ピスコ・ポルトン・モストヴェルデ・アチョラードは、
主にAmazonや楽天市場等のネット通販で取引されています。
店頭ではあまり見かけることはありません。
それは、プレミアムピスコで価格も高めなため、大量流通に向かず、輸入量も限られていることが主な原因です。
しかし、ポルトンはペルーを代表する高品質なピスコであり、
一度味わえば“なぜ世界で評価されているのか”がきっとわかる特別な一本です。
店頭で手に入りにくいからこそ、入手する価値のある商品だと思います!
↓日本限定のマチュピチュエディション
よくある質問(FAQ)
- Q保存方法はどうすればいいですか?
- A
開封後は常温で暗所保存が基本です。アルコール度数が高いため傷みにくく、冷蔵庫や冷凍庫に入れる必要はありません。
- Qピスコ・ポルトンは初心者でも楽しめますか?
- A
はい。ピスコサワーやチルカーノのようなカクテルにすれば、初心者でも飲みやすいです。ストレートはアルコール度数が高いので、まずはカクテルから始めるのがおすすめです。
- Qピスコ・ポルトンはどんな料理に合いますか?
- A
ペルー料理(セビーチェなど)はもちろん、レモンやライムを使った料理、日本食では刺身や塩焼き魚とも相性が良いです。華やかでフルーティーな香りは、前菜や軽いおつまみとも合わせやすいです。
- Qギフトやプレゼントにも向いていますか?
- A
はい。高級感のあるボトルデザインと希少性から、ウイスキーやワイン好きへの贈り物にも喜ばれます。特に「Mosto Verde」という製法は特別感があるため、プレミアム感を演出できます。
- Qピスコ・ポルトンのカロリーは?
- A
アルコール度数43%の蒸留酒なので、100mlあたり約240〜260kcal前後が目安です。糖分は残りませんが、カクテルにすると甘味料分でカロリーが増えます。
- Qピスコ・ポルトンは賞を取ったことがありますか?
- A
はい。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションなど、複数の国際的コンペで受賞歴があります。
まとめ
ピスコ・ポルトンは、
ペルー最古の蒸留所から生まれたプレミアムピスコの代表格です。
なめらかで華やかな味わいは、ストレートでもカクテルでも楽しめます。
「本格的なピスコを体験したい」
「特別な1本を探している」
という方に、
ぜひおすすめしたい銘柄です!
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