ギムレット レシピ|ギムレットにおすすめのジンを5種類紹介|おすすめレシピも紹介|ホームバーテンダー歴15年が解説

レシピ

この記事では

  • 一般的なカクテルレシピ
  • 好み別|ギムレットに合うジン5種類を紹介
  • バーテンダー歴15年が伝授のここでしか飲めないレシピ

を紹介して行きます

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他のレシピでは

  • 砂糖を1tsp(バースプーン1杯分)入れる
  • ライムの代わりにコーディアルライムを使用する(ライムに糖分を加えたもの)

があります。

フレッシュライムを使うとドライな印象に、糖分を加えるとまろやかで飲みやすいギムレットになります。

作り方は全ての材料をシェーカーに入れてシェークするだけなので簡単です。注ぐときに茶こし等を通してグラスに入れると、砕けた氷が入らないので水っぽいカクテルになることを防ぐことができます。

度数は25度と高めなので、お酒が弱い方はチェイサー(水)と一緒に飲むことをおすすめします。
味はジンのキレとライムの香り、甘味が融合してスッキリなのにまろやかなバランスの取れた味です。

カクテル言葉は「長いお別れ」です。レイモンド・チャンドラーのハードボイルド作品「長いお別れ」にて「ギムレットには早すぎる」と言うセリフが由来とされています。

ギムレットが向いている人は?

レシピを踏まえて、ギムレットが好きになりような人は以下の通りです。

  • ジンが好きな人
  • お酒がそこそこ強い人
  • 甘めのカクテルよりスッキリが好きな人
  • ハードボイルドに酔いしれたい人

お酒の弱い方はギムレットをソーダで割っても美味しいですよ(ギムレットハイボール)

色々なジンで検証(5種のジンとライムorコーディアルライム)

5種類のジンを使ってギムレットにすることでどのような味の変化があるのか検証しました

検証条件は以下の通りです

使用するジンビーフィーター40、ボンベイサファイア、タンカレー、プリマス、ヘンドリクス
使用するライムCasa Rinaldi 有機ライム果汁、モナン コーディアルライム(9倍希釈)
使用するシェーカーYUKIWA カクテルシェーカー B
レシピジン3/4 ライム(またはコーディアルライム)1/4
入れる氷の量シェーカーカップの8分目まで
シェーク回数15回
評価管理者の独断と偏見

↓検証に使用したライムジュースとコーディアルライムです

【結論】それぞれに向いている人を紹介

ビーフィーターに向いている人
辛口の味が好きな方はこちら。コーディアルでなくライムを使うことでよりドライに仕上がります

ボンベイサファイアに向いている人
ボンベイサファイアが好きな人はこちら。独特なハーブ香があります。ボンベイサファイアが好きな人はこのジンでしか出せない味を作り出すことができます。瓶もサファイアのようで綺麗ですのでオブジェにもなりますし作る時にテンションも上がります。ライム、コーディアルどちらを使ってもサファイア独特のハーブ香が強く立ちます。

タンカレードライジンに向いている人
辛口で柑橘感じたいのであればこちら。度数が他のジンより高い(47度ほど)ので作るカクテルもキリッとした味わいになります。コーディアルよりもライムを使うとより酸味が立ちますので柑橘を感じるフレイバーになります。

プリマスジンに向いている人
ジュースのように柑橘を楽しみたい方はこちら。ジンの辛口感はほとんどありません。プリマスは柑橘が感じられる人です。ギムレットにした時、その柑橘香がライムと合わさってより芳醇になります。辛口が苦手な女性にも勧めやすいカクテルになるジンです。

ヘンドリクスに向いている人
上品かつ複雑で他とは違う味わいを求める方はこちらがおすすめ。先ほどまで紹介していたジンとは毛色が違います。柑橘よりはハーブや木といったウッディ系の香りが複雑に絡みます。それはライムを入れることでさらに複雑さは増します。なのにヘンドリクスのボディがしっかりしていることで、一本真の通ってかつ上品な複雑さを感じられる一杯になります。

ビーフィーターに向いている人

ビーフィーターがおすすめの人はこちら

  • とにかく辛口が好き!
  • ハードボイルドに酔いしれたい!
  • オーソドックスな味を覚えたい!

ビーフィーターで作るギムレットはどちらもドライに仕上がります。
柑橘系の香りやハーブの香りもありますが、お酒の辛口を感じられるジンです。
辛口が好きならこれ一択でしょう

ビーフィーター×ライム

かなりドライな仕上がりになります。お酒が苦手な方には飲みにくいと感じるかもしれません。
お酒を強く感じたい方、ドライなギムレットを飲みたい方はコーディアルでないライムがおすすめです。

ビーフィーター×コーディアルライム

上記のライムよりまろやかに仕上がり、甘みが足されて飲みやすくなっています。
しかし、いずれにしてもドライには変わりありません。
ライム同様、辛口好きにおすすめです。

ボンベイサファイアに向いている人

ボンベイサファイアが向いている人はこちら

  • 元々ボンベイサファイアが好き!
  • 瓶の色や形がおしゃれ!オブジェとして置いておきたい!
  • ハーブ系のお酒が好きだ!

サファイア独特のハーブ香は割材と混ぜたときにより強く感じました。なのでボンベイサファイアが元々好きな人はこれ一択でしょう。ボンベイサファイアでしか作ることのできないギムレットを味わえます。

ボンベイサファイア×ライム

ボンベイサファイア風味のギムレットを辛口で作りたいなら普通のライムで作るのがおすすめです。
後述しますが、ライムでもコーディアルでもボンベイの風味は変わらず、甘さによりカクテルが優しくなるかどうかの違いです。

ボンベイサファイア×コーディアルライム

ボンベイ風味のギムレットを甘めに作りたいならコーディアルで作るのがおすすめです。

タンカレーに向いている人

タンカレーに向いている人はこちら

  • ジンの辛口さも欲しいけど、柑橘の香りも欲しい!
  • 飲み口がキリッとスッキリするカクテルが好き!
  • 柑橘のお酒が好き!

タンカレー単体は「柑橘の香り」と「ジンのドライさ」がガツンとくる味が特徴です。ライムと混ぜることで更なる柑橘のフレイバーがより豊かになり飲む人を包み込みます。

タンカレー×ライム

タンカレーの持ち味のキレの良さと強い柑橘香がフレッシュライムの香りと融合しかなりスッキリした味わいになります。「キリッとした味で柑橘の香りを感じたい」ならタンカレー×ライムがおすすめです。

タンカレー×コーディアルライム

ライム同様、さまざまな柑橘のフレイバーとタンカレー独自のキレ味によりかなりスッキリな味に仕上がります。ライムと違うのはコーディアルライムの方が味わいがやさしくまろやかになることです。スッキリしたい中でも「今日はしっとり飲みたい」という時に向いています

プリマスに向いている人

プリマスに向いている人はこちら

  • お酒感が強いものが苦手
  • 柑橘の香りや味が好き!
  • 優しい味のカクテルが好き!

プリマスは他のジンと比べるとドライ感は弱いです。なのでその分柑橘の味がより味わえるギムレットに仕上がります。
「お酒のドライさではなく、柑橘のフレイバーをジュースのように感じたい」そういった方はこちらがおすすめです

プリマス×ライム

「柑橘を感じたいけどジンの味も少しは欲しい」という方はライムがおすすめ。

プリマス×コーディアルライム

今回紹介する中では1番飲みやすいギムレットになります。コーディアルライムの甘さでスムースに飲み進めることができます。

「お酒のドライさではなく、柑橘のフレイバーをジュースのように感じたい」そういった方はこちらがおすすめです

ヘンドリクスに向いている人

ヘンドリクスに向いている人はこちら

  • ジンの辛口さは感じたいが、そこまで強くなくていい!
  • ハーブや柑橘香のほかにアロマを感じたい!
  • 通向けの商品を探している!

ヘンドリクスは先ほど紹介していたものと毛色が違います。上品で複雑なハーブのほかに木のような風味を感じます。他のジンでは物足りない方やカクテル通になりたい方はこちらがおすすめです。
ジンのドライさや柑橘とハーブのフレイバー、ウッディな香りが複雑に絡み合っているジンです。ヘンドリクスを用いたカクテルは大人向けに感じます。お値段がはるジンですが、買う価値はあります。

ヘンドリクス×ライム

ジン単体は柑橘よりもハーブや木といったウッディ系の香りが複雑に絡みます。そこにライムで柑橘を補うことでまとまったギムレットになります。またヘンドリクスはボディがしっかりしているので上品な複雑な味わいなのに芯があるようなバランスの取れた一杯になります。

ヘンドリクス×コーディアルライム

ウッディなハーブ香りとコーディアルライムの柑橘香と甘みが融合し、かなり上品で複雑な味に仕上がりました。ライムよりコーディアルの方がウッディの香りが目立つためヘンドリクスを感じたい方はこちらがおすすめです。

ここでしか飲めないレシピ|ホームバーテンダー歴15年が伝授

他のレシピと違うところは、カルダモンと和三盆糖を使うことです。
ヘンドリクスにブラックカルダモンの香りをつけることで香りに奥行きが出ます。カルダモンにはグリーンとブラウンがありますが、香りの強さや複雑さからブラウンの方がおいしくできます。和三盆糖は他の砂糖には出せない繊細でいて上品な甘みを出すために使用しています。

具体的な作り方

  1. シェーカーでないコップにジンを45mL入れる①
  2. ブラウンカルダモンのホールを約2gほど①に入れる
  3. バースプーンでかき混ぜて香りをつける(やりすぎると強く出るので30秒ほど)
  4. 茶こしを活用して①からシェーカーにジンを移す
  5. ライム10ml、和三盆糖2tsp(小さじ2杯ほど)入れる(和三盆糖は溶けにくいのでよく混ぜる)
  6. 氷を入れてシェークし、グラスに注いだら完成

まとめ

ギムレットはジンによって味がかなり事なるカクテルです。あなたにぴったりのジンを見つけて作って見てください!あなたにも楽しいカクテルライフを!

↓ギムレット レシピ

↓ギムレットにおすすめなジン5種

↓ライム、コーディアルライムシロップ

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