甘くて濃厚、まるで大人のチョコレートミルク
アレキサンダー
名前は聞いたことがあっても、
「どんな味?」
「どうやって作るの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 初心者でも失敗しない基本のレシピ
- 材料のおすすめ銘柄の紹介
- 【保存版】美味しく作る4つのポイント
- マーテルとアブエロ、エスプレッソを使った極上の大人アレンジ
まで、余すことなく丁寧に解説しています。
幅広く網羅しています!
バレンタインや特別な夜、自宅でちょっと贅沢したいときにぴったりの一杯などにぜひ!
書いているのはこんな人↓
アレキサンダーとは?|甘くて濃厚な大人のデザートカクテル

アレキサンダーは、
ブランデー・カカオリキュール・生クリームを使って作られる、
甘くて濃厚なショートカクテルです。
見た目はクリーミーで優しい印象ですが、しっかりとお酒が効いており、
「デザートのように楽しめる一杯」
として世界中で親しまれています。
口に含むと、カカオのほろ苦さと生クリームのまろやかさがふんわりと広がり、
そこにブランデーの芳醇なコクが余韻が続きます。
甘口ですが決して子どもっぽくなく、大人の贅沢感が漂う味わいなんです!
アレキサンダーは分類として、
アフターディナー・カクテル(食後酒)
にあたり、デザートと一緒に楽しむのも良いです。
レトロでクラシックな雰囲気を持ちながら、今なお愛され続けている有名なデザートカクテルです。
レディーキラーとしてのアレキサンダー|“甘さ”に潜む大人の誘惑
アレキサンダーはいわゆる、
レディーキラー系カクテル
としても知られています。
この「レディーキラー」という言葉、少し古風な響きがありますが、意味はとてもシンプル。
一見すると飲みやすくて甘く、アルコール感をあまり感じさせない。
でも実は度数が高く、気づかないうちに酔ってしまうようなカクテルのこと。
アレキサンダーがレディーキラーと呼ばれる理由は、
- ミルキーでスイーツのような味わい
→ アルコールの刺激がほとんどなく、
ついゴクゴク飲んでしまう。 - リキュール+クリームで濃厚だけど口当たりは軽やか
→ ジュースのような飲みやすさの裏に、
実は20%前後のアルコール度数。 - お酒に不慣れな人でも「美味しい!」と感じやすい構成
→ とくに甘口好き・スイーツ好きにはストライクな味。

その結果、
「気づけばけっこう酔ってた…」
ということが起こりやすいです!
もちろん、
「レディーキラー」という言葉はユーモラスな表現であり、アレキサンダーは女性にネガティブな印象を与えるものではありません。
大切なことは、自分が飲む時や相手に振舞う際、
「甘くて飲みやすく、でも酔いやすい」という性質に注意しながら楽しむべきカクテル
ということです。
自分や相手の飲める量に合わせて、
素敵なカクテルライフを楽しんでいきましょう!
アレキサンダーはこんな人におすすめ!

アレキサンダーは、まるで飲むスイーツのようなカクテル。
甘くてまろやかな味わいは、カクテル初心者にもぴったりです。
特にこんな方におすすめです↓
- 甘口のカクテルが好きな方
→ マリブやカルーアミルクなどが好きな人なら、
きっと気に入る味わいです。 - デザート感覚でお酒を楽しみたい方
→ 食後のひとときに、スイーツ代わりの一杯としても◎。 - おしゃれでクラシックなカクテルを試したい方
→ アレキサンダーは、1920〜30年代に人気を博したクラシック・カクテルのひとつ。
上品で落ち着いた雰囲気も魅力です。 - バレンタインや特別な夜に!ロマンチックな一杯を探している方
→ チョコレートや生クリームを使っているので、
イベントシーンにも映えます。
甘さの中にほんのりビターな大人の余韻。飲みやすく、それでいてしっかり満足感がある。
そんなカクテルを探している方に、アレキサンダーは間違いなくおすすめです。
アレキサンダーの基本レシピ(ブランデー×カカオ×生クリーム)

●ブランデー 30ml
●カカオリキュール 15ml
●生クリーム 15ml
●ナツメグ 適量
ナツメグ以外をシェークしてグラスに注ぎ、ナツメグを軽く一振りしたら完成!
アレキサンダーは、
ブランデーを使用するデザートカクテルの代表格。
口当たりはまろやかで、
チョコレートのような甘さとブランデーの芳醇さが、まるでリッチなスイーツを食べているかのような幸福感を演出します。
このカクテルの魅力は優雅でなめらかな飲み心地。
デザート代わりの一杯、特別な夜に自分へのご褒美として飲むのにもぴったりです。
用意する材料とおすすめ銘柄
アレキサンダーは、
ブランデー・カカオリキュール・生クリーム
の3つをシェイクして作る、クラシックなショートカクテルです。
シンプルなレシピだからこそ、使うお酒やクリームの質が味を大きく左右します。
ここでは、
これからアレキサンダーを作ってみたい人のために、
必要な材料と、初心者にもおすすめの銘柄をわかりやすく紹介します。
ブランデー
アレキサンダーには軽やかなタイプよりも、
重厚でコクのあるブランデーの方がよく合います。
グラスを口に近づけた瞬間、
ブランデーの奥行きある香りがふわっと立ちのぼり、
単なる甘いデザートカクテルではなく、上質なクラシックカクテルとしての品格
を与えてくれます。
おすすめは、レミーマルタンのVSOP。

このブランデーは、
芳醇なコクとフルーティーさのバランスが絶妙です。
生クリームやカカオリキュールの甘さとしっかり調和し、香りでも負けないので、全体が上品にまとまります。
また、
レミーマルタンはクラシックレシピにもよく登場する王道銘柄。
プロの現場でも使われるスタンダードなので、「まずは定番から」という方にも安心してすすめられます。
さらに、
価格も5,000円前後と手が届きやすく、流通も安定しているため、実際に購入しやすいのも魅力のひとつ。
アレキサンダーにおいて、
味わいに一番影響する材料はブランデーです。
しかし、ブランデーは、
選び方を間違えると美味しくなかったり、入手しづらかったりします。
失敗しないためには、
- 一般的な原料を使ったものを選び、
- 産地と熟成年数に注目し、
- 安定して流通している
銘柄を選ぶことが大切です。
その点、レミーマルタンVSOPは、
味・信頼性・入手性のバランスが良く、家庭でのアレキサンダー作りにぴったりの一本です。
もっと色々な銘柄を見て選びたい!
という方は、選び方から銘柄まで詳細に比較検証しています↓
ヘネシー等の重厚な銘柄と相性が良いです!
カカオリキュール
アレキサンダーに使うカカオリキュールには、
「ブラウン(茶色)」と「ホワイト(透明)」
の2種類があります。
色は違いますが、味わいの差はほとんどなく、
どちらを使っても美味しく仕上がります。見た目の印象や好みに合わせて選んでOKです。

私は、カクテルの色味に影響を与えず、汎用性が高いたホワイトを良く使っています!
有名どころは「ボルス」か「エギュベル」
カカオリキュールの選択肢はそれほど多くなく、よく使われるのは次の2ブランドです:
- ボルス:
入手しやすく、価格も手ごろ。
しっかりしたロースト感があり、初心者にも扱いやすい。 - エギュベル:
やや高級感があり、
しっかりしたロースト、上品でなめらかな甘さが特徴。
ボルスはスーパーやネットでも手に入りやすく、コスパも抜群。
ロースト感と甘みのバランスも良く、アレキサンダーを美味しく作るには十分なクオリティです。
「どれを買えばいいか迷う…」という方には、
まずボルスをおすすめします。
手軽に本格的な味が楽しめる“エントリーモデル”として非常に優秀です。
エギュベルも見てみたい!
という方はこちらをご参考に↓
他にも初心者が揃えるべきリキュールについてまとめています
生クリーム

生クリームは、
市販のものには、動物性、植物性、混合タイプがありますが、
アレキサンダーには動物性がおすすめです。
植物性のクリームはサラッとしていて、
仕上がりが軽く、やや薄い印象になることもあるため注意が必要です。
一方で、
動物性のクリームは、植物性に比べてどっしりとしたコクがあり、
ブランデーの熟成香や、カカオリキュールのロースト感と非常によく合います。
中でも、乳脂肪分が高いもの(例:47%)は特におすすめです。
濃厚でまろやかな口当たりに仕上がり、
アレキサンダー特有の「飲むスイーツ」の魅力を最大限に引き出してくれます。
↓見本で載せておきます
アレキサンダーを作るのに必要な道具
これらのカクテルを作るには、シェーカーやバースプーンが必要になります。
ゆったりした夜に、
自分だけの優雅なバータイムを楽しんでみては?
でも、
いざ道具を揃えようとすると、その種類の多さに圧倒されて「どれを選べばいいの?」と、
立ち止まってしまうかもしれません。
ご安心ください!
カクテル作り初心者さんでも
「これさえあれば間違いない!」
と自信を持っておすすめできる、
「ハズレなしの必須アイテム」を厳選してご紹介します
これを読めば、あなたも今日から自宅バーのマスター!
シェーク

シェークは、カクテルを作る基本技法のひとつで、
シェーカーと呼ばれる専用の器具に材料と氷を入れ、勢いよく振って混ぜ合わせる方法です。
安価なシェーカーを買うと噛み合わせが悪かったり爆発したりすることがありますので、
大手のメーカーでメジャーなものを購入することをおすすめします。
バースプーンはシェークする前に軽く混ぜて味見をするときに重宝します。
長めのものが扱いやすいのでおすすめです。
■ シェークに必要な道具
シェークにはシェーカー・メジャーカップ・バースプーン(味見用)が必要です。
■おすすめシェーカーは、BIRDYの商品↓
プロも愛用者が多い信頼性の高いアイテムです。
値段が張りますが、その価値は十分にあります。
初心者が作っても一段階上のカクテルに仕上がります←これ本当
他にも選んで決めたい!
という方はこちらをご参考に
様々なタイプのシェーカーを紹介しています。
自分に合ったシェーカーを探すことができますよ↓
■バースプーン
バースプーンもBIRDYの商品が一番使いやすいです。
高価ですがその価値がある商品です!
BIRDYは高すぎる、他のも見て決めたい
という方はこちらで徹底比較している特設記事あります↓
■メジャーカップ
WOMLEXの商品は、カクテルでよく使われている目盛り線が刻まれているだけでなく、
メモリ数も彫ってくれているので、非常に使いやすいです↓
私は、使っているうちにどのメモリか忘れてしまうことがあるので、
このメモリ数の彫りこみは大変ありがたいです!
美味しく作るコツ|失敗しやすいポイントも解説

アレキサンダーは、シンプルな材料で作るクラシックカクテル。
ですが、
アレキサンダーは、
「それっぽく作る」のと「本当に美味しく作る」のとでは、味に大きな差が出る一杯だと思います。
ポイントは、以下の4つ。
- ブランデーと生クリームをしっかり選ぶこと
- 氷は純氷を使うこと
- ブレンダーで軽く乳化させること
- シェーク後はフレークをきちんと除くこと
どれも少しの工夫ですが、
たったこれだけで、プロが作るようななめらかで上質なアレキサンダーに仕上がります。
これから詳しく紹介していきますので、ぜひあなたもご自宅で「極上の一杯」を目指してみてください。
ブランデーと生クリームをしっかり選ぶこと

アレキサンダーを美味しく仕上げるうえで、
ブランデーと生クリームの選び方は最重要ポイントです。
極端に言えば、
ここを押さえられれば、完成度の7割は決まったようなもの!それほど、この2つの材料は味の印象を大きく左右します。
まず、ブランデーについて。
アレキサンダーには、軽やかなタイプよりも、重厚でコクのあるブランデーの方がよく合います。
おすすめのレミーマルタンのVSOPは、
芳醇なコクとフルーティーさのバランスがよく、アレキサンダーと非常に相性が良いです。
さらに重厚な味わいを求める方には、
ヘネシーVSOPも選択肢に入るでしょう。より深い香りとリッチな余韻が楽しめます。
次に、生クリームについて。
アレキサンダーには動物性がおすすめです。
動物性のクリームは、植物性に比べてどっしりとしたコクがあり、
ブランデーの熟成香や、カカオリキュールのロースト感と非常によく合います。
中でも、
乳脂肪分が高いもの(例:47%)は特におすすめです。
濃厚でまろやかな口当たりに仕上がり、
アレキサンダー特有の魅力を最大限に引き出してくれます。
このように、
ブランデーと生クリームをしっかり選び取るだけで、家庭でも本格的な味わいがグッと近づきます。

まずはこの2つの素材からこだわってみてください!
氷は純氷を使うこと

アレキサンダーの味を左右する重要な要素の一つが、
「氷」です。
家庭用の製氷機で作る氷は溶けやすく、カルキ臭(塩素臭)がカクテルに移ってしまうことも。
これではせっかくの素材の良さが台無しになってしまいます。
そこでおすすめなのが、
プロのバーテンダーも使う「純氷」です。
純氷は不純物や空気を取り除き、時間をかけてゆっくり凍らせて作られるため、
透明で美しく、溶けにくく、無味無臭という特徴があります。
これにより、カクテル本来の味や香りを損なわず、最後まで美味しく飲める理想的な氷になります。
本格的にアレキサンダーを楽しみたいなら、
氷屋さんで購入できる業務用と同品質の純氷がベスト。
グラスに入れた瞬間の美しさや溶けにくさは圧倒的で、多少値は張りますが十分価値があります。
私はいつもここから買っています↓

ただ、
「氷屋の純氷は高い」と感じる方は、
スーパーやコンビニで売っている袋入りの純氷でも十分代用できます。
製氷機の氷に比べて溶けにくくカルキ臭もなく、カクテル用として十分な品質です。
ただし、やや小さく割れていることが多く表面積が広いため、純氷に比べると多少溶けやすい点は覚えておきましょう。
氷へのこだわりはアレキサンダーだけでなく、
モヒートやダイキリ、ウイスキーソーダなどあらゆるカクテルに共通する重要ポイントです。
良質な氷はカクテルの「冷たさ」「香り」「味」を保ち、全体のクオリティを一段と引き上げる土台になります。
アレキサンダーをきっかけに純氷を揃えておくと、
他のカクテルも本格的な味わいで楽しめるようになりますよ!
ブレンダーで軽く乳化させること

アレキサンダーのようなミルク系カクテルは、
お酒(水分)と生クリーム(油分)をいかに細かく乳化させて均一に混ぜるかが味の決め手です。
アレキサンダーは生クリームを使う分、
シェークだけでは乳化が不完全になりやすく、油分と水分が分離してしまうことも。
そんな時に使えるテクニックが、
「ブレンダーで軽く混ぜてからシェークする」方法です。
ここでのポイントは、
完全に泡立てるのではなく、軽く混ぜてなじませる程度にとどめること。(大体10秒くらい)
これにより、シェーク時間を長くしすぎずにも済み、仕上がりの一体感が増しますよ!
実際、シェークだけで作った場合、飲み口が、
「水っぽいところ」と「油っぽいところ」に分かれてしまう
と感じることもあります。
そこで軽くブレンダーにかけることで、
口当たりのバラつきを抑え、最後までクリーミーな飲み心地が続きます。
ただし、
やりすぎると「もっさり」と重たくなることもあるので注意!
「ブレンダーは泡立て器ではなく、乳化をサポートする道具」
と考えると、ちょうどいい使い方ができます!

飲み口の均一さや滑らかさを重視したい人には、
向いている手法です!
シェーク後はフレークをきちんと除くこと

グラスに注ぐ際に、氷の破片(フレーク)は取り除きましょう。
前章でもあったように、
アレキサンダーは、いかに細かく乳化させて均一に混ぜるかが味の決め手です。
しかし、シェーク後に氷のフレークがグラスに入ると、
それが溶けて水分の層ができてしまい、乳化がくずれたような薄い飲み口になります。
せっかくの濃厚な味わいを損なわないためにも、フレークは取り除くのがおすすめです。
具体的な方法としては、
グラスに注ぐ際にストレーナーを使い、氷のフレークをしっかり除去する方法があります。
これにより、最後までまろやかで一体感のある味わいが楽しめますよ!
アレキサンダーにおすすめなグラス
アレキサンダーは、見た目も味わいもデザートのように楽しむカクテル。
その魅力を最大限に引き出すに、グラス選びと盛り付けにもこだわってみませんか?
一般的なグラスは「マティーニグラス」
アレキサンダーは、
クラシックな逆三角形のカクテルグラス(マティーニグラス)が定番。
アレキサンダーはショートカクテルなので、
容量150〜180mlほどの小ぶりなグラスがちょうど良く、濃厚な味を少量で楽しむのにぴったりです。
マティーニグラスは、
縁が外側に広がっているため、香りがすっきりと広がります。
甘いカクテルながらもさっぱり飲みたい方は、マティーニグラスをおすすめします!
まったり香りを楽しみたいなら「クープグラス」
アレキサンダーをまったり飲みたいときは、
クープグラスがおすすめです。
クープグラスは、
縁が内側になっているので、香りがこもりやすいです。
そのため、顔を近づけた時にふわっと甘い香りが長く続きますよ!
クープグラスの標準的な容量(120ml前後)はサイズ的にも◎です。
アレキサンダーと相性抜群のおつまみ
おうちカクテルでも簡単に作れるアレキサンダー。
せっかくなら、家にあるおつまみと合わせてみませんか?
ここからは、
おうちによくあるおつまみで相性が良いものを探してみました

■ナッツ
ヘーゼルナッツやクルミなど、やや香ばしいナッツ類がおすすめ。
カクテルの甘みに対して「締める役」として機能し、味にメリハリをつけてくれます。
塩がないほうが、カクテルの味わいを邪魔せず、良い相性に感じました!
■ドライフルーツ
噛むほどに甘みと香りが広がるドライフルーツは、ブランデー由来の深みと好相性。
甘さがアレキサンダーとは系統が違うため、案外甘味が強く感じませんよ!
■生ハムやチーズ
甘い、しょっぱい、が好きな人は非常に好みな味。
ですが、アレキサンダーの味わいを壊しかねない注意が必要な組み合わせです。
アレキサンダーのアレンジレシピ
ここからは、
マーテルとアブエロ、エスプレッソを使った極上の大人アレンジ
のレシピを紹介します。とっても美味しいのでぜひ作ってみてください↓

スムースで飲みやすい、一体感を楽しめる大人のカクテル
●マーテル VSOP 20ml
●ロン・アブエロ 12年 10ml
●カカオリキュール 20ml
●生クリーム 15ml
●エスプレッソ 10ml
全ての材料をブレンダーで軽く拡販してからシェークしてグラスに注ぎ、グラスに注いだら完成!
ブランデー、ダークラム、カカオリキュールが、
まるでひとつに溶け合うようにスーッと広がります。
そこに加わるエスプレッソの香ばしさが、
全体をやさしく包み込み、最後に余韻としてふんわりと残る。
このビターな余韻が甘さに深みを加え、
ただのデザートカクテルではない「大人の一杯」に感じます。
材料 | こだわりポイント |
---|---|
ブランデーはマーテルVSOP | 芳醇で重厚なのにとってもクリアでスムースなブランデーです。 これにより「甘くて濃厚なんだけどクリア」という感じにしています。 |
ダークラムはロン・アブエロ12年 | このダークラムは、香りが非常に上品で豊か。 どこかブランデーを思わせる芳醇さがあります。 そのブランデー感はマーテルと似ているため、混ぜても統一が取れるのはロンアブエロでした! |
エスプレッソ | できれば淹れたてがいいなと思いました! 淹れたてだと香りが強いながらもスムースで、他の材料の邪魔をしなかったからです。 豆は、酸味よりもコクが強い深入りを使うと非常に相性が良かったです! |
アレキサンダーのカロリーって高い?ダイエット中は?
アレキサンダーは、生クリームとカカオリキュールを使った濃厚なカクテル。その分、
「カロリー高そう…」
「太らないかな?」
と気になる方も多いはずです。
甘い分、やっぱりカロリーは高め
アレキサンダーは、
カクテルの中では比較的カロリーが高く、ビール1缶(350ml)よりもやや高いくらいになります。
さらに、
糖分や脂肪分が含まれているため、毎日飲むのはダイエット中にはおすすめできません。
ダイエット中でも楽しむコツ
とはいえ、
「一口も飲んじゃダメ!」
というわけではありません。以下の工夫で、アレキサンダーを「少し軽め」に楽しめますよ↓
- 生クリームを低脂肪のものに変更(味は落ちるかも)
- 量をハーフサイズにする
- 3時のおやつの代わりとして置き換える
「特別な一杯」としてアレキサンダーを味わえば、心も満たされてダイエットのモチベーションも続くはずです!
よくある質問Q&A
- Qアレキサンダーってお酒に強くなくても飲めますか?
- A
はい、飲みやすいです。
アレキサンダーはアルコール度数がやや高め(約20%前後)ですが、
甘くてクリーミーなので口当たりがやさしく、
お酒に慣れていない方でも比較的飲みやすいカクテルです。
ただし、甘さに油断して飲みすぎには注意しましょう!
- Q生クリームがないと作れませんか?
- A
代用は可能ですが、口当たりは変わります。
生クリームの代わりに牛乳や豆乳でも作れますが、
コクや濃厚さは少し物足りなくなります。
ライトな仕上がりでよければ、
牛乳でも十分美味しく楽しめますよ!
- Qアレキサンダーってどの季節に合うカクテル?
- A
冬やバレンタインシーズンに特におすすめですが、年中楽しめます。
ホットカクテルではありませんが、濃厚で甘い口当たりは寒い季節にぴったり。
見た目も華やかなので、イベントや記念日の一杯にも人気です。
- Q作るための道具は代用できますか?
- A
はい。可能です
シェーカー :プロテインシェーカー
メジャーカップ:計量カップ
バースプーン :マドラー
継続して作るなら、専用の道具を揃えることをおすすめします
アレキサンダーの歴史
アレキサンダーは、
20世紀初頭に誕生したクラシックカクテル
で、今なお世界中のバーで愛され続けています。
そのルーツには諸説ありますが、
最も有力とされているのが、1910年代にアメリカ・ニューヨークで誕生したという説です。
誕生の背景:上流階級の社交場から
アレキサンダーは、もともとジン、カカオリキュール、生クリームを使ったレシピで登場し、上流階級の社交界やディナーの締めくくりに飲まれていたといわれています。
甘くて濃厚な味わいは、食後酒(アフターディナー・カクテル)として理想的で、特に女性からの人気が高かったとか。
1920年代以降には、ベースをジンからブランデーに変えた「ブランデー・アレキサンダー」が登場し、さらに人気を博します。
こちらはよりコクが深く、芳醇な香りが特徴で、映画や音楽などにもたびたび登場しています。
今ではこちらでは一般的なアレキサンダーになり、ジンベースのものはプリンセス・メアリーが有名になりました。
関連カクテル・姉妹カクテル
アレキサンダーには、ベースのお酒を変えたり、材料をアレンジした姉妹カクテル(バリエーション)がいくつか存在します。
どれも甘口でクリーミーな系統ですが、ベースが変わるだけで印象はガラリと変わります。
アレキサンダーズ・シスター
ジンをベースに、カカオリキュール、生クリーム、そこにミントリキュールを加えた一杯。
アレキサンダーに爽やかな風を吹き込んだような味わいで、クリームの甘さとミントの清涼感が絶妙にマッチします。
重たすぎない甘さなので、「甘いカクテルは苦手…」という方にもおすすめです。
プリンセス・メアリー
ベースのお酒には、コニャック(ブランデー)ではなくドライジンを使用します。
あとはアレキサンダーと同じように、カカオリキュールと生クリームを合わせてシェーク。
名前はイギリス王室のメアリー王女の結婚を祝って作られたと言われており、華やかさと上品さを兼ね備えたカクテルです。
このジンが加わることで、甘くてクリーミーな中に、ほんのりとスパイスのような爽やかさが感じられるのが特徴です。
バーバラ
ブランデーの代わりにウォッカを使用した、シンプルなアレンジカクテル。
クセのないウォッカがベースなので、カカオと生クリームのまろやかな甘みが素直に引き立ちます。
アレキサンダーよりも軽やかで、甘めのカクテルを気軽に楽しみたいときにぴったりです。
まとめ|夜に甘く酔いたいならアレキサンダー
アレキサンダーは、まるで「大人のデザート」のような濃厚カクテル。
「いつものお酒に飽きたな」
「甘いカクテルでほっと一息つきたい」
そんな気分のときは、ぜひアレキサンダーを試してみてください。
きっと、あなたのお気に入りの一杯になるはずです!
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